横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

いまさらながら、仏教について(2)

 仏教について考えてみた話(2)です。

 

 

「悟り」と修行
 

 前回の記事で、「悟り」とブラックホールの類似性から、各宗派で行われている修行について調べることに拠り、「悟り」について何らかの情報が得られるのではないかと考えました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

修行が「悟り」を目指しているのならば、これらから帰納的に考えれば、「悟り」そのものではないにしても、何か分かるかもしれないという訳です。

具体的にいくつか、見てみたいと思います。

静から動まで

 先ず、修行といっても色々ある訳ですが、最も知られているのは、でしょか。

禅では、これも良く知られているように、基本的に坐禅を行う事になります。

 

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引用元:坐禅 - Wikipedia

 

あくまでも、という事になります。

坐禅が静ならば、その対極とも言えるのが、天台宗の、千日回峰行でしょうか。
約1000日間に渡って、夜間に山中を、真言を唱えながら、毎日30キロ以上走るという、命がけの荒行です。
途中で断念するときは、持参の短刀で自害しなければならないのだそうです。

 

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引用元:比叡山の修行 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hieizan Enryakuji]


その中間という訳では無いですが、密教系の護摩というのも比較的知られているかと思います。
護摩に火を点じ、真言を唱えながら、火中に供物や、護摩を投じて行うものです。
動作としては、基本的に坐ったままで、専ら手を動かすという事になります。

 

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引用元:護摩 - Wikipedia

 

修行の共通点

 以上のように、静から動まで様々な修行の方法があることから、肉体的に鍛えることが必須では無さそうだという事が分かります。

そうなると、精神的な何かだという事でしょうか。

坐禅、特に曹洞系では、精神的な面から考えると、瞑想を同時に行うという点が挙げられます。
瞑想の入門編では、呼吸に集中するようにといった指導がなされます。
これについては、呼吸に集中することに拠り、その他の事を考えないようにすることを目指す、と言うような説明がなされます。

それに対して、臨済系では、坐禅と共に公案について考えるという事を行います。
公案は、論理的に答えを見出すことが困難な設問で、例えば代表的な「隻手の声」は
 「両手を叩くと音がする。では片手の音とはなんだろう。」
という、分かったような分からないようなものになります。
修行者は、このような公案を与えられ、それに関して考え続けることを求めらます。

これら二つの方法の共通点は、曹洞系では呼吸、臨済系では公案という、各々集中する対象を限定して、その他の事を考えないようにしている点であると考えられます。
加えて、肉体的には、結跏趺坐という姿勢を強いることに拠り、肉体的な事は考えなくても済むようにしているとも考えられます。

これを、千日回峰行護摩行に当てはめてみると、どうでしょうか。

先ず、肉体的には、千日回峰行では走ること、護摩行では護摩木を投じる事と、限定した動きを強いていると考える事が出来ます。
精神的には、いずれも、真言を唱えながら行う形になっており、その事に集中するようなっていると考えられます。

一見その有り様が大きく異なるように見える修行の間で、肉体的には、一定の行動に限定し、注意が向かうことを防ぎ、精神的には、一定の対象に集中することに拠り、思考を限定することが、共通点として浮かび上がってきました。

これで、「悟り」に至れるのでしょうか。


次回は、今回複数の修行から見出した共通点が、お釈迦様の示された教えとの間でどのような関係にあるのか、はたまた関係はないのかを、考えてみたいと思います。


ではでは

 

いまさらながら、仏教について(1)

 仏教について考えてみた話(1)です。

 

 

仏教が気になっています

 自分では、基本的には不可知論者に近いと思っているのですが、人生も残りの時間の方が少なくなってくると、若い頃は信じる気にならなかった宗教も、色々と気になってきました。

そうなると、常に身近にあることから、どうしても仏教に目が行き易いという事になります。

とは言っても、どうも身の回りにあるいわゆる大乗的と言っていいのか、日本的なと言っていいのかは分かりませんが、すべての衆生が救われるというのは、どうもという感じが拭えません。

お釈迦様が「悟り」を開かれてから、2500年程経っている訳ですが、私自身の日頃の行いもあってか、救われているようには思えないですからね。
まあ、これまでの事を差し置いて、救ってほしいというのも、虫が良すぎるという気もしますしね。

それでも、2500年も続いている訳で、そこには何かあるんじゃないかと思う訳です。

仏の教えは「悟り」

 そもそも、仏教は、仏(ほとけ)の教(おしえ)と書くように、元々は「悟り」を開いて仏になったお釈迦様の、「悟り」に至る方法に関する教えだと考えていいでしょう。

それが、2500年経つ間に様々な宗派に分かれていって今にいたっているのですが、全ての宗派に共通すると言ってもいい最終的な目標は、やはり、「悟り」だというところが、興味深いです。

ここで、一つお断りを。
「悟り」は不立文字だと言われるように、言葉で定義出来ない事になっているので、その指し示すものに関しては、様々な考えが有り、かつ争点となっています。
ここでは、お釈迦様が2500年前に到達したと伝えられている、境地、感覚といったもの(不立文字ということなので、考えではないと考えられます)を指して、「悟り」という表現を使いたいと思います。

その「悟り」ですが、不立文字と言われても、はいそうですかという訳にもいかず、本当にあるんですかね、と言うのが正直なところです。

しかし、何度も書きますが、2500年もの間、それも細々どころでは無く、続いてきたわけですから、何かあるかもしれないと考えざるを得ません。
過去「悟り」に至るべく取り組んだ多くの人達も、闇雲にそれが有ると信じた訳では無いと思うのです。

周辺から攻める

 これ、よく考えてみると、一応理論的には有るらしいことは分かってはいるけども、直接確認は出来ないという事から、ブラックホールのようなものだと思うんですよね。

で、ブラックホールの場合どうなっているかと言うと、近くにある星の動きとか、ブラックホールから出て来る電磁波とかの、そのものずばりでは無い、周辺の情報からその存在について考えている訳です。

では、「悟り」で、同じように周辺から攻めることは出来ないでしょうか。

色々調べている中で、ひとつ思いつきました。
それは、修行の方法です。

多様に分かれている各宗派には、これまた多様な修行方法が存在しています。
チョット考えただけも、座禅、護摩行、千日回峰行などバラエティに富んでいます。

全ての修行が「悟り」を目指しているのならば、これらから帰納的に考えれば、「悟り」そのものではないにしても、何か分かることが期待される、という事になりそうです。


という訳で、次回は、多様な修行方法から、帰納的に考えてみたいと思います。


ではでは

 

 

表計算ソフトは面白い

 表計算ソフトについて考えてみた話です

 

 
EXCELが使えると「リケ女」

 チョット前に、TVのバラエティ番組で、漫才コンビの女性マネージャーが、「高学歴リケ女」だと言う話をやっていました。
その紹介ビデオで、彼女が、EXCELのSUM関数を使っている場面が流れ、それにスタジオのメンバーが驚くといった事が有りありました。

スタジオのメンバーが本当に驚いたのか、台本通りなのかは、分かりませんし、EXCELが使えるから「リケ女」というのもどうかなとは思いますが、バラエティ番組の事なんで目くじら立てる程の事でもないと言えば無いのですが。

とは言え、この話、EXCELと言うか、いわゆる表計算ソフトの立ち位置のようなものを、反映しているように思えました。

というのも、表計算ソフトを使っているところを見ると、コンピューターを使わないで行うこれまでの作業からは想像出来ない、想定外の動きをしているように見える事があるのです。

多くのソフトは想定内

 一般的に、コンピューターを使うといった時に、思い浮かぶのは、ワーブロ、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトといったところでしょうか。
最近ではこれに加えて、ブラウザを使ったインターネット関係、メール、Twitter等のメッセージ系という事になるでしょうか。

これらの内、表計算ソフト以外は、意外と、想定の範囲内のものと言っても良いんじゃないかと思うのです。

例えば、ワープロ、プレゼンテーションソフトでは、確かに、文字の挿入、削除、言葉遣いの統一、英語でのスペルチェック、それに作図とかいった、コンピューターならではの便利な点は多くあります。
こんなものの無かった時代に、卒論と発表スライド用原稿を手書きで作成した身としては、作り直し地獄を思いだして、ため息ばかりだったりします。
ですが、あくまでも手作業に比べて便利というだけで、想定できない訳では無いと思うんです。

インターネット関係にしても、初めてみた時にも、すでにラジオやテレビという、どうして使えるのか分かったような分からないようなものが、日常に有るので、それほどの衝撃では無かったです。
確かにリンクをたどって、情報を得るとというのも便利ではあるんですけども、これとても、テキストの中の言葉を、辞書や参考文献で、さらに掘り下げるといった、従来の方法から、想定できない訳ではありません。
圧倒的に便利なことは否定しませんが。

メール、Twitter等のメッセージ系についても、電話や手紙との関係で、同じような事が言えると思います。

表計算ソフトの驚き

 それらに対して、表計算ソフトは、初めて見た時に(ちなみにEXCELではなく、Lotus-123でしたが)、かなり驚いたのを今でも覚えています。

確かに、形としては表を作成するソフトという事になりますが、「表作成」ではなく、「表計算」と言うのが、文字通り言い得て妙だと思ったものです。

セルという概念に加えて、関数や、リンクを設定しておけば、数値を入力するに従って、自動的に表やグラフが作成される様子は、それまでの経験にはないもので、いかにもコンピューターの凄さを感じさせるものでした。

コンピューターが得意でない人間から見れば、十分に不思議を感じさせるものではありますよね。
使いこなせば「リケ女」という捉え方も、非難出来ないのかもしれません。

プログラミング教育にも

 これ、最近義務教育に導入されるという事で話題の、「プログラミング教育」に使ったら良いのではないかと思うのですが。

使い方によっては、簡易的なデータベースとしても使えますし、マクロを使えば、プログラミングも行うことが出来ます。
EXCELでゲームを作っている猛者もいるようですし。

さすがに、小学校低学年では難しいかもしれませんが、高学年ぐらいになれば、面白さが分かるんじゃないかと思うんですが。

中学生ともなれば、ワープロやプレゼンテーションソフトと合わせて使いどころは色々ありそうです。
それに、表計算ソフトも含めて、これらのソフトが使えるようになれば、その後も何かと便利ではないかと。


 Libre Officeのようなソフトを使えば、ほぼ全てのプラットフォームで、勿論無償で使えるんですけど、どうでしょうね。
ネット上で相談出来るし、色々と手伝ってくれる人も沢山いると思うんですけど。


ではでは。

 

手洗い方法に理屈をこねる

 手洗い方法について考えてみた話です。

 

 

手洗いの方法に関して気になること

 最近は、手洗いについては、例の正しいが面倒くさいと思っていた方法で、特に考えることもなく出来るようになりました。

正しい手洗いの方法については、昔から知識としては有ったのですが、今回の事で、使える知識になったという事でしょうか。

その正しい手洗い方法に関しては、チョット気になっていることが有りました。

手を洗うために、ウィルスが付いているかもしれない手で、蛇口に触れることに拠って水を出しているわけで(センサータイプの蛇口は関係ないですけどね)、洗った後に、その蛇口に触れたら、またウィルスが付くんじゃないかと思っていたんですよね。

で、いくつかのサイトで紹介されている説明を見たりしていたんですが、手を洗う方法は有っても、水の止め方まで説明されているものは、見た限り有りませんでした。

TVで答が

 そう思っていたら、ちょっと前の事になりますが、どの番組かは忘れたんですけど、TVでコメンテーターが、医療系の専門家に手洗い方法に関して質問した場面がありました。

内容は次のような、そのものずばりのものでした

 「手を洗った後に、水を止めるのに、蛇口を触るけど、大丈夫か?」

それに対する専門家の答えは、

 「手を拭くための、ペーパータオルを使っています。」

というものでした。

その場では、なるほどと思いました。

やっぱり疑問が

 でもこれ、よく考えると、納得のいかない点があることに気が付きました。

ペーパータオルを使うということは、それでウィルスが手に付くことを防ぐと考えているという事になります。

もし防ぐ事が出来るのならば、マスクもペーパータオルの素材で作れば良いことになります。
でも、実際にはそうではありません。
その素材の隙間では、ウィルスを止めることが出来ないという事になっているはずです。

そこまで考えることは無いのかもしれませんが、理屈をこねるとそういう事になる訳です。

その後、ウィルスが通らない素材は何かとか、それをどうやって使うかとか、色々とこねくり回していました。

思いつきました

 最近になって、一応理屈の通る、かつシンプルな方法を思いつきました。

それは、手を洗った時に、ついでに蛇口のハンドル部分(水を出したり止めたりするための部分は、こう呼ぶようです)も洗うという方法です。

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引用元:蛇口の仕組み|水道蛇口の名称や部品の構造を徹底解説【交換できるくん】

 

セッケンで手を洗う事によりウィルスが除去できるのならば、蛇口についているウィルスも除去されるはずです。

後は、手をすすぐタイミングで、蛇口もすすげばいいわけです。

これで、水を止めるために蛇口のハンドルに触れても問題は無いことになります。


 という訳で、最近の我が家で最も清潔なのは、蛇口のハンドルという事になります。


ではでは

 

給付金交付の方法に関して

 給付金交付の方法に関して考えてみた話です

 

 

やっときました10万円申請書

 我が家にも、やっと10万円の申請書が送られてきました。

正式には、「特別定額給付金申請書」という名称のようです。

オンラインでの申請が、色々とトラブっているのが報じられていたので、さてどんなものかと思っていたのですが、特に問題も無く作成して、投函してきました。

記入例もついた説明書も、普通に分かり易かったです。

「給付金を希望しない」に間違ってチェックを入れてしまうような、変なフォーマットでもないと思いました。

添付書類がチョット面倒でしたが、何が必要かは明確でした。

公的な書類としては、懇切丁寧な方ではないでしょうか。
その分費用も掛かっていそうですけどね。

必要な情報は

 申請書を作成しながら、もうチョット素早く出来る方法は無いものかと思って考えてみました。

そもそも、今回の申請書の目的は、給付金を振り込む先が分からないので、知らせてほしい、という事につきる訳です。

添付書類も、結局は、確かに本人の口座で間違いないことを、確認するためのものなので、極端なことを言えば、給付金とは全く関係の無いものです。

口座番号と、申請書に前もって印刷されていた情報が有れば、事足りるという事になります。


住民台帳に登録すれば

 で、この申請書に前もって印刷されていた情報というのは、住民台帳を基にしているわけです。

という事は、今回のような事を、より迅速に行うには、住民台帳の各個人毎に、口座番号を登録しておけばいいという事になります。

作業的にも、住民台帳に、口座に関する項目を追加するだけなので、最小限で済むはずです。

こうしておけば、給付が決まったら、すぐにその口座に振り込めばいいわけですから、申請書などというものは、一切必要が無いことになります。
「給付金を希望しない」チェックは、確認しなくても何の問題も有りませんよね。

それよりも、この口座を使って、税金、国保、年金等の、公的な入出金に使えば、これまでは個別にやっていたことの一本化も可能でしょう。
日常的に、口座を使うシステムにすれば、給付金なども、最小限の業務で済むはずです。
通常の入出金に加えて、10万円を追加するだけですからね。

マイナンバーは必要無い

 ここまでの話でも分かるように、最近報道されている、マイナンバーと紐づけるなんていう事は、全く必要無いわけです。
今回の申請書でも、マイナンバーは何処にもないですよね。

とは言っても、住民台帳に口座を登録することにすれば、住民台帳にはマイナンバーが付いているわけで、自動的にマイナンバーと紐づけられる事になるんですけどね。

ただこれも、登録する口座を、各個人毎に一つにすれば問題は無いでしょう。
口座の番号を一つだけ知られても、資産状況などの情報を握られてしまう心配は無いでしょう。
他にも口座を作ればいいだけの話ですからね。


 せっかく口座情報を集めている訳ですから、行政の効率化にも使って、災い転じて福なんてことには、ならないですかね。


ではでは

第2波に備えて

 これまでの状況から、第2波への対応について考えてみた話です。

 

 

ロックアウトの効果

 前回の記事で、非常事態宣言は今回の感染者数の増減には影響が無かったと考えられ、第2波に備えるために、要因の解明をすべきだと書きました。

海外では、ロックアウトということになるのですが、当然この辺りは研究されている訳で、そのあたりの効果についての研究結果が出始めているようです。

雑誌サイトの記事なので、無くなるかもしれませんので、チョット長くなりますが、引用します。

研究チームは、欧州連合EU)の専門機関「欧州疫病予防管理センター(ECDC)」が毎日発表している各国の新型コロナウイルス感染症の感染者数および死亡者数と、休校、大規模集会の禁止、店舗の営業停止、外出禁止、マスクの着用といった各施策の各国での実施開始日をもとに、統計モデル「一般化加法混合モデル(GAMM)」で分析した。

感染拡大の抑制と最も高い相関が認められたのは休校だ。ただし、小学校、中学校、高校、大学のうち、いずれの教育機関での休校が感染抑制に最も寄与したのかは明らかになっていない。

大規模集会の禁止は、休校に次いで、感染拡大の抑制に高い効果が認められた。

(中略)

人々が集まるレストランやバー、レジャー施設、イベント会場の閉鎖も感染拡大の抑制に寄与した。その一方で、ハンター教授は「これら以外の業種における営業停止は、感染拡大の抑制にほとんど影響がなかったとみられる」と考察している。

また、外出禁止は、新型コロナウイルス感染症の発生率の減少との相関がなく、むしろ、外出禁止の日数が増えるほど、感染者数は増加した。

 引用元:ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑制と相関がない」と研究結果 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

これは、大まかに言うと、比較的多人数でいわゆる3密になるものを閉鎖することが、効果が大きかったという事になるでしょう。

特筆すべきは、最後に有る、外出禁止が感染者数を抑制するよりもむしろ増加させていたという分析です。

結局、一人住まいは別として、複数人の家族では、外出禁止により、むしろ3密状態を生じてしまったのではないかと想像されます。

我が国の対応

 以上の事は、わが国の対応の推移を見ても、当てはまる点がある様に思えます。

先ず、安倍首相が国内のスポーツ・文化イベントの自粛を呼び掛けたのは2月26日でした。

次に、いわゆる3密に関する勧告は、厚生労働省より2020年3月1日に出ています。

最後に、学校の閉鎖は、3月2日から始まりました。

以上のように、結果的に、記事で指摘された効果の見られた対策について、比較的早くから対応がなされていたことになります。

この辺りが、比較的抑え込みに成功した要因なのかもしれません。

かといって、第2波が到来したときに、同じことをもう一度行う事は、おそらく容認されないと思われます。
例えば、学校を、もう一度数か月に渡って休校にすることは、ほぼ不可能ですよね。

実際には、3密になることを出来る限り避け、感染者数を見ながら、現実的な解を探るという事にならざるを得ないでしょう。

少なくとも医療面は

ただ社会的な方策に関してはそういう事なんですが、少なくとも、検査を始めとする医療環境の整備に関しては、反対をするものは居ないと考えられます。

第一波に対しては、明らかに様々な面で不足、不備な面が有ったのは、否めないところだと思います。

当面はその改善に、最大限注力をすべきでしょう。

感染してしまった後の不安を、完全とは言わないまでも、ある程度限り取り除くことに拠り、社会生活をどう立て直していくかに注力できる形に成ればと思うのですが。


 結局これといった解決策は有りません。
新型コロナウィルスは、つくづく厄介な代物です。
それにしても、いまだにアベノマスクすら届かないというのは、どうしたものでしょうか。


ではでは

非常事態宣言の効果

 非常事態宣言の効果につて考えてみた話です。

 

 

日本モデル

 非常事態宣言が、全国で解除されることになりました。

安倍首相による表明のための記者会見で、次のような趣旨の発言が有りました。

「罰則を伴う強制的な外出規制などを実施できない日本ならではのやり方で、わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収束させることができ、『日本モデル』の力を示した。」

強制力を伴わない、「接触の8割減」を目指した自粛に拠って、収束に至ったという訳です。

あるかもしれない第2波に対する準備としても、いいタイミングだと思われるので、その効果について、確認してみましょう。

新規感染者数

 PCR検査が少なすぎるので、正確な感染者数を表していないといった話も有りますが、それを言い出したら、常に無いものねだりになってしまうので、ここでは、新規感染者数で考えてみたいと思います。

テレビ等でもよく見ますが、次のグラフが、全国の新規感染者数の推移になります。

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引用元:特設サイト 新型コロナウイルス 感染者数データ|NHK

 

チョット、個別の日付が分かり難くて申し訳ないですが、ピークは4月11日の720人であり、グラフ中にもある様に、最初に7都府県に緊急事態宣言が出された4日後になります。

ところで、良くテレビなどで解説されていて耳タコになった感も有りますが、ある日の新規感染者数は、約2週間前の感染の結果を示していると考えられる訳ですから、4月11日の新規感染者数は、3月27日頃の状況を示していることになります。
という事は、感染は、3月27日頃にピークを迎えていたことになる訳です。

緊急事態宣言の効果

 ところで、3月27日がピークだったという事は、4月7日から始まった、緊急事態宣言とは関係なく増減しているという事になりそうです。

最初の4月7日の2週間後の4月21日以降、全国に拡大された4月16日の2週間後の4月30日以降、いずれも急激に感染者数が減っているようには見えません。

ピークの4月11日から、ほぼ一貫して右肩下がりの傾向を示していると言えると思います。

今後あるかもしれないと考えられている第2波までに、何が増減に影響していたのか検討を早急に行い、次回は何を対策として行うのか、考えておくべきでしょう。

今回の結果をもとに、第2波が来た時に、もう一度同じ事を行うのは、意味ないとは言いませんが、理解を得難いと思うんですよね。

明らかに、非常事態宣言は、今回の感染者数の増減には影響が無かったという事ですからね。


 加えて、あれだけ騒がれた「接触の8割減」に関しては、何だったのか、ぜひ調べてほしいです。


ではでは

 

 

 

 

やはり、教育は動画ベースで

 教育を動画ベースで行ってはどうかという話です。

 

 

コロナとオンライン授業

 非常事態宣言が延長されることになって、さらに1か月続くことになってしまいました。

学校も、今のところ5月末まで休校というところが多いようです。

そうなると、ニュースなどでも、オンラインでの授業に関するものが見られるようになって来ました。

その形態も、新たに動画を作成して発信したり、民間のものを活用したりと、試行錯誤が続いているようです。

しかしながら、こういった事を行っているのは、自治体レベルで、導入割合は10%にとどまっているようです(4月16日時点。文部科学省調べ)。
特に、双方向型の授業を行っているのは、わずかに5%だそうです(同調査)。

まあ、これまでそんなこと考えた事が無かったところからと考えれば、頑張っているとも言えるのかもしれません。

次の機会に備えて

 残念ながら、現状を一気に改善するような、アイデアは今のところ思いつきません。

そこで、将来起こるであろう同様の状況にも対処する方法を、考えてみました。

以前の記事で2度、教育に動画を取り入れたらと言う話を書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

一つ目の話は、放送大学のようなものを、小中高向けにも出来ないかという話でしたが、放送は動画と考えても問題ないでしょう。

これらの流れで、学校での教育のベースに、全面的に動画を取り入れてはどうかと思うんですが。

動画の取り入れ方

 動画を取り入れる基本的な考え方としては、二つ目の記事で書いた、英語の授業に動画を取り入れる方法をベースに考えます。

1週間で習う内容を一本の動画に纏めるようにします。
細かいところまですべて詰め込むのではなく、全体像の説明を中心とします。
長さとしては、一回の授業に収まるように作ります。

そして、授業の流れとしては、各週の最初の授業で、その週の分の動画を視聴させ、残りの授業で、必要ならば細部への展開と、問題演習等により、内容の定着を図るという形を基本とします

こうすることに拠り、授業内容の最低限のレベルが、動画の内容という形で保障されることになります。

動画については、オンラインまたはDVD等のメディアにより、常に家庭で参照できるようにしておきます

こうすることに拠り、通常の予習、復習に活用出来ることになります。

教える側からしても、ベースとなる部分は動画に任すことが出来るので、その他の部分に注力出来る事になり、いいと思うんですが。

長期休校時には

 今回のような感染症だけでなく、地震等の他の災害による長期休校時においても、その休校期間中に学ぶはずであった動画を視聴することに拠り、最低限の教育を、それまでの授業に継続する形で、提供出来ることになります。

避難所等で、集合的な学習の場を考える時にも、何を勉強させればいいかという問題が、どの動画を視聴させればいいかという問題に置き換えられるので、取り組み易くなると考えられます。

親としても、各時点で学習すべき内容が明確になっている訳ですから、何をやらせたらいいのか分からないと言った、心配は無くなることになります。
もっとも、それをチャンとやらせるというのは、また別の問題ですけどね。
そのあたりを、教師がサポートするのが良いのかもしれません。


 以前の記事でも書きましたが、1セット作れば、全国で使える訳ですから、良いと思うんですけど。


ではでは

 

 

マスク!マスク!マスク!2

 マスク不足について再び考えてみた話です。

 

 

相変わらず有りませんねぇ

 以前、マスクの不足について記事を書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

その時に比べても、見事なまでに、相変わらずマスク有りませんね。

近所のドラッグストアでは、入荷がほぼなくなり、毎日開店前に有った行列すらなくなってから久しいです。

中国からの輸入も少しづつ回復してきているようですが、絶対数は相変わらず足らないようです。

それに加えて、全世界の人がマスクを使う日が来ようとは、文字通り、「事実は小説より奇なり」でしょうか。

その結果、世界中でマスクの争奪戦が起き、中国はマスクを外交の道具として使い始めるといった有様となっています。

再利用可能なマスク

 前述の記事では、使い捨てのマスクを必要量揃えることが、現実的ではないことから、再使用可能なマスクを考えてはどうかという話をしました。

ところが、現実には、多くの人や企業が、手作りの布マスクを作るようになる、という事になりました。

その極め付きとも言えるのが、「アベノマスク」でしょう。
まさか、全家庭に再利用できる布マスクを(でも2枚って!?)、配布するとは思いませんでした。
それにしても、形はもうチョットどうにかならなかったですかね。
昭和の時代の給食当番じゃないんだから。

布マスクの効果

 とはいっても、前の記事でも書いたんですが、使い捨ての不織布マスクにしても、再使用可能な布マスクにしても、いずれも、他の人にうつさないようには出来ても、自らの予防にはあまりならないという問題があります。

しかし、ここにきて面白い情報が出て来ました。

それは、異種素材を重ねた布マスクは、飛沫粒子の80%~99%をカットするというものです。
これは、医療現場で使われている、N95マスクと同様の効果という事になります。
もっとも効果の高かったのは、綿とシフォンを重ねたものだった様です。

nazology.net

これが本当ならば

 これが本当ならば(疑っている訳ではないですが、確認の必要はあるでしょう)、官民総力で、素材、デザイン、製造手順などを開発すべきでしょう。

特にデザインに関しては、布を二種類重ねることで性能が出るといっても、それだけでは、装着時の性能が保証される訳では無いので、いかに密着度を上げるか、検討の余地があると思われます。

そのあたりがクリアされれば、素材は布なので、特別な設備は必要なく、通常の衣服の製造と同様の設備でいいはずです。
これは、現在、色々な場所で布マスクが作られていることからも、裏付けられます。
そのため、ある程度緊急であっても、生産量を確保することは可能でしょうし、平時になって、需要が減っても、過剰設備を抱える事にはならないと思われます。

当然、複数回洗って使える事が想定できるので、使い捨てのマスクを使う必要が無くなるとともに、必要数も抑えられ、全国民にいきわたらせることも出来るはずです。
新しい種類の衣服が、一種類増えると考えれば良いわけです。

現状のマスク不足対策のみならず、流行の第二波対策にも有効でしょうし、常備することを、将来の新たな感染症に対する備えとしても考えるべきでしょう。

何よりも、国内で供給可能と考えられるところが最大の利点でしょう。


 アメリカでの死者は6万人!?を超えて、とうとうベトナム戦争での戦死者よりも多くなってしまいました。
当時ブレトンウッズ体制が終わりを迎えたように、我々は今、時代の転換点を生きているのかもしれません。


 ではでは

 

ひょっとしてコキンちゃんは

 コキンちゃんについて思いついた話です

 

 

アンパンマン

 ここ最近、朝のテレビは、ほとんどコロナ一色という感じで、いい加減食傷気味なんですよね。

そこで、チョット前から、ちょくちょくBSでアンパンマンを見るようになりました。

そんな中で、へえーと思ったのが、ばいきんまん(公式には、全てひらがなだそうです。知らなかった。)側に「コキンちゃん」というキャラクターが増えていたことでした。

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引用元:なかまのしょうかい|アンパンマンについて|アンパンマンポータルサイト

時代がずれていたので、それほど熱心に見ていたわけでは無いんですが、昔は居なかったと思って調べてみたら、テレビでは2007年に登場したようです。

ドキンちゃんの事を、「ドキンお姉ちゃん」と呼んでいるので、てっきり妹だと思ったら、公式HPによると妹分だそうです。

ウソ泣きの名人で、その青い涙がかかると、悲しくないのに涙が止まらなくなってしまうという特徴(特技?)が有ります。

なんていう設定を見ていたら、どうしてこんな設定になったのか、思いつきました。

それは、小金治が関係しているんじゃ無いかという事です。

小金治

 小金治というのは、桂小金治師匠の事です。

最近は、知らない人もいるかと思いますので、簡単に説明させてもらいます。

名前から分かるように落語家ですが、昭和30年代から、映画、テレビドラマ、バラエティ番組で活躍されました。

特に、1975年から始まった、『それは秘密です!!』での司会が有名でした。

その『それは秘密です!!』に、「ご対面コーナー」という人気コーナーが有りました。
視聴者が、何らかの理由で長年会う事の出来ないでいる肉親などを、番組で探して対面させるというものでした。

その中で、桂小金治師匠が、感動のあまりもらい泣きする姿が有名になり、「泣きの小金治」と呼ばれるようになりました。

コキンちゃん

 やなせたかし氏が、ドキンちゃんの妹分のキャラクターを考えた時に、その名前として、ドキンちゃんより小さいから「コキンちゃん」とするのは、自然な成り行きと言っても良いでしょう。

そして、その「コキンちゃん」の特徴を考える時に、「コキン」という名前の響きから、同時代を生きてきた(7歳差)やなせたかし氏が、桂小金治師匠を思い浮かべたのは、考えられることだと思います。

そして、その小金治師匠から、「泣きの小金治」への連想で、「泣く」という特徴を思いついたのです。

ただ、「泣く」だけでは子供向けのキャラクターとして弱いと考えたのか、「ウソ泣き」として、さらにその涙に触れると、悲しくないのに涙が流れてしまうという、ひとひねりを加えたのではないでしょうか。

ネットで調べた限りでは、そんなエピソードは見当たらないようですし、やなせたかし氏が亡くなった今となっては、確認のしようも無いのですが、スタッフか誰か、ご存知ないでしょうかね。


 ちなみに、現在の私の推しは、「ポッポちゃん」です。

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引用元:なかまのしょうかい|アンパンマンについて|アンパンマンポータルサイト



 ではでは

 

 

手と同時にメガネも

 手と同時に、メガネもきれいにした方がいいんじゃないかと言う話です。

 

 

花粉症

 私、ずっと花粉症なんですが、その程度が、若い頃に比べて軽くなってきているんですよね。

花粉症は、免疫系が花粉に過剰反応を起こすという病気なので、年と共に免疫系が弱くなったということかなと思っているんですが。

とにかく、ここ何年かは、外出時のマスクと、かゆみ止めの目薬でなんとか乗り切れるようになっています。

ところが、ワンシーズンに何回か、私は爆発と呼んでいるんですが、くしゃみ、鼻水が止まらなくなる時が有るんですね。
若い頃は、それが通常で、薬で抑えていたんですけど、最近は、たまにそうなるようになった訳です。

爆発対策

 有る時、その原因の一つではないかと言うものに思い至り、対処してから、かなり爆発の頻度が少なくなりました。

それは、外出から帰ったら、メガネを洗うという事です。

外から帰ったら、マスクは当然処分しますし、服ははたき、手を洗ったり、うがいしたりして、なるべく花粉を持ち込まないようにしているわけですが、意外とメガネが盲点でした。

メガネは、中学のころから使っていて、ほぼ存在を忘れているので、考えもしなかったんですね。

そのメガネについた花粉が、何かの拍子に取り込まれて、爆発を起こすと考えたわけです。

対処をし始めてから、明らかに爆発の回数が減っているので、間違ってはいなかったと思っています。

コロナ対策でも

 と、ここまでが長い前振りで、本論はここからです。

今回の感染対策として、マスク、手洗いが言われ始めた時に、花粉症対策で、日頃やってる事と変わらないなと思ったんですよね。
でも、その時にメガネに関しては、あまりにもルーチン化していて、気にもしませんでした。

ところで、今回の新型コロナは、目の粘膜からも感染する可能性が高いと言われています。

医療現場でも、ゴーグルや、フェイスプレートなどが必須になっているようですし、その不足も伝えられています。
メガネにより、完全ではないまでも、ある程度飛沫を防ぐ事が期待できる訳です。

しかし、防ぐという事は、メガネに飛沫が付着することも有ることになります。

そうなると、今回のコロナウィルスは、プラスチックや金属の表面に付着すると、しばらくは生きているようなので、メガネに触れることで、手にウィルスが付いてしまう事になる可能性も考えられます。

という事で、花粉症対策で行っているように、手を洗う前に、先ずメガネをきれいにすることも大事ではないかと。

結果的に意味が無いという事になっても、特に困ることも無いですしね。

注:私の場合は、金属フレームという事も有って、手を洗う洗剤で、そのまま洗っていますが、メガネの材質によっては気を付けた方がいいものも有るかと思いますので、方法については、ご注意下さい。


 ひょっとして、花粉症対策をしている人間がそれなりに居るというベースが有る事も、これまでで感染が爆発的な状態になっていないことの、原因のひとつだということは無いでしょうか。
もっとも、それだけで防げるわけで無いのは、勿論ですけど。


 ではでは

 

 

 

新型コロナ感染と気候区分

 新型コロナの感染と気候区分の関係に関する話です。

 

 

感染者数分布

 新型コロナによるパンデミックですが、もう想像のはるか上を行くようになった感が有ります。

全国民に対する外出禁止令などという、小説や映画でそんなシーンがあったら、いくら何でもそれはリアリティーが無さ過ぎるだろうと言われそうな事が、現実になったりしている訳ですから。

そんな中で、毎日のニュースを見ていると、世界中でコロナウィルスが猛威を振るっているような感じがしてしまいますが、次の感染者数をマップ化されたものを見て下さい。

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引用元:新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

 

どうですか、確かに世界的に広がっていますが、現時点で、結構感染者数の分布が偏っているのが分かると思います。

明らかに、北半球の中緯度のあたりの国に、多くの感染者が発生しているように見えます。

ケッペンの気候区分

 ところで、この中緯度での発生数の多い分布を見て、チョット引っかかるところが有ったので調べてみたら、やはり思った通りでした。

次のマップを見て下さい。

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引用元:地理-気候区分

 

どうですか、黄緑色で示されている北半球での温帯の分布が、感染者数の多い国の分布に、かなり一致していると思いませんか。

このマップは、「ケッペンの気候区分」というものです。
その名の通りに、ドイツのケッペンという学者が、植生の分布を基に考案した気候分布になります。
有る地域の植生は、その地域の気候によって左右されると考えられることから、植生の分布から気候分布を作ったというものです。

その温帯の分布と、よく一致するという事は、新型コロナの感染も、気候に影響されていると考えることが出来るのではないでしょうか。

気候との関係

 この場合、その気候としては、年が明けてから爆発的に広がり始めたことを考えると、冬であったために、気温が新型コロナにとって程よく低かったのではないかという事が考えられます。

その他の気候の地域は、暑いか、寒すぎるかの、どちらかだったという事です。

これにより、華僑が多い東南アジア、巨大な人口を抱えるインド、それに、ヨーロッパと中国に隣接しているロシアで、感染爆発が起きていないことも説明が付きそうです。

また、南半球では、温帯も含めて感染爆発が起きていませんが、これも、同地域が夏であったことで、説明出来そうです。

ただ、いずれの地域でも、爆発こそ起きていませんが、感染はしているじゃないかという反論も有るかと思います。

これに関しては、国外からの渡航者が持ち込んだものが、エアコンの効いた環境で、小規模な感染を起こしていると考えることが出来るのではないでしょうか。
そのため、屋外の環境では、感染が広がらず、感染爆発に至っていないのではないかという訳です。
まあ、この辺りに関しては、全く根拠は無いんですけどね。

日本も温帯だが 

 そうなると、温帯に分類されている日本で、感染爆発が起きていないのはなぜかというのも気になるところです。

これに関しては、年が明けてからの、インフルエンザの患者数が、予想をはるかに下回る数で推移していることから考えて、マスクや手洗いなどの感染対策が、個人レベルでかなり徹底されるようになった事と自粛ムードが、効果を発揮していると考えていいのではないでしょうか。

しかし、もしそうであるなばら、この先感染爆発が、起きないとは言えないことになります。

このまま、何とか爆発しないで行ってほしいものです。


 事が事だけに、軽々な事は言えないのですが、今回の話から考えると、流行の初期のころに言われたように、暖かくなることに拠り、ある程度収まって来る可能性もあると思うのですが。(逆に、南半球はこれからが怖いという事になるんですけどね)
少なくとも、次の冬にまた有るかもしれない流行が来るまで、時間的余裕が出来るという状況になって欲しいものです。

 
 ではでは

 

全球凍結と温暖化

 全球凍結と温暖化について考えた話です。

 

 

全球凍結

 全球凍結と言う仮説が有ります。

地質学的な状況証拠から、20数億年前と、6~7億年前の2回、地球全体をがすっぽりと1000m!?程の氷で覆われたことが有ったとする仮説です。

そんな事になった経緯は、概ね次のように考えられているようです。

何らかの理由で、大気中の二酸化炭素の濃度が低下する。
それにより、気温が低下する。
気温の低下により、極地から氷床が広がり始める。
広がった氷床の白さにより、太陽光が反射され、さらに気温が低下する。
それによりさらに氷床が成長する、という正のフィードバックが働き、最終的に全球凍結に至った。

太陽光の反射

 氷床による太陽光の反射により、気温が低下するのならば、人工的に地表レベルの反射率を上げることに拠っても、気温を下げる事が出来るという事になります。

という事は、二酸化炭素を取り除くわけでは無いので、根本的な解決策とはならないかもしれませんが、温暖化を遅らせることが出来るのではないでしょうか。
二酸化炭素に対する対策を行う、時間的余裕を作り出すことが出来るかもしれません。

とは言っても、氷床を人工的に作ることは現実的ではありません。
そもそも、温暖化が問題なわけですから。

さらに、地面を白くする事も困難だと考えられます。

結局、我々人間が作ってきた、またはこれから作る建造物の上から見える部分を、白くすればなんとかならないでしょうか。

白くする効果

 効果を見積もろうと、関連の情報を調べようとしたら、それ以前に、そのものずばりの話が有りました。

ノーベル物理学賞の受賞者で、オバマ政権時代に、エネルギー長官を務めた、チュー博士によると、道路や屋根を白っぽい色にすることにより、11年間地球上から自動車が消えるのと同じ効果が得られるという趣旨の話をしているようです(2009年時点)。

道路に関しては、真っ白にするわけでは無く、コンクリート舗装のようなものを考えているようです。

加えて、屋根を白くすることで、建築物を涼しく保って、エアコンによるエネルギー消費を抑えることが出来ることに拠り、二酸化炭素排出量を削減出来ると言う利点もあるようです。

ノーベル賞学者が唱えているから正しいという訳では無いですが、少なくとも理屈の上では有りだという事です。

道路はともかく、屋根に関しては技術的な問題は無いと考えられますし(白く塗るだけですから)、何らかの悪影響が見られたら、他の色に塗り替えればいいだけなので、導入のハードルは低いと思うのですが。


 経済的にも、悪影響どころか、新たな需要が創出されるわけなので、やってみる価値は有るんじゃないかなと思うのですが。


 ではでは

 

二酸化炭素そのものの対策に関してはこちらで 

yokositu.hatenablog.com

 


 

 

接触者特定の方法

 感染拡大防止のための接触者特定の方法について考えた話です。

 

 

パンデミック

  とうとう、パンデミックが宣言されてしまいました。

明らかに近所でも、日中に外に出ている人が、減ったように思います。
特に、休日でも、子供が遊んでいません。

そんな中で、最近クラスターと言う言葉を、よく聞くようになりました。

水際での阻止が失敗に終わり、現状はクラスターを対象に、接触者の特定と経過観察を行う事により、クラスターレベルで封じ込めようとしているようです。
もっとも、クラスター以外にも、感染者は出ているのは事実で、心配なところではありますが。

これまでは、クラスターと言われて思い浮かぶのは、原子の塊とか、星団とか、ハードディスクの記憶領域だとかだったのですが、感染者集団(専門的には、単純な集団を指すのではないようですが)という意味が追加されてしまいました。

こういった事も含めて、以前にも書いたように、感染症について、日頃から、関連する情報を常識のレベルにしておく必要があると、改めて思いますね。

 

yokositu.hatenablog.com

 

接触者特定

 水際にしろ、クラスターにしろ、それ以外にしても、その拡散防止対策の方法は、感染者の特定と、その人との接触者の特定が、基本的な手段となります。

感染者の特定に関しては、今のところ、PCR検査によるしかないので、その体制を整えるのを、頑張ってもらうのに尽きると思います。

それに対して、接触者の特定に関しては、ニュースなどを見聞きする限りでは、感染者から、直近の行動を聞き取って、その立ち回り先を中心に調査するという方法で行われているようです。

まあ、普通に考えてそれ以外に方法が無いと言えば、無いわけですが。

何か、もうチョット効率的な方法が無いでしょうか。

GPS追跡アプリ

 結局のところ、接触者の特定と言うのは、感染者と接触者が、ある特定の時間と場所に、同時に居たことが有るかどうかを、確認するのが基本な訳です。

これに対して、現在、スマートホンのアプリとして、GPS追跡アプリという種類のアプリが、いくつか存在します。

スマートホンのGPS機能を使って、そのスマートホンの存在する場所を特定出来るというものです。

自分以外の人のスマホに、勝手にインストールして、その人の行動をチェックしようとして、問題になったりしているあれです。
ちなみに、勝手にアプリをインストールするのは、れっきとした違法行為ですので、気を付けましょう。

位置と時間を記録

 これを、位置だけでなく、時間も同時に記録しておくようにすれば、感染者のそれと突き合わせることに拠り、接触したかどうかが、チェック出来そうです。

勿論、普通これらのデータが全く一致する事は無いので、場所、時間共に、一定の範囲にあるかどうかをチェックする形に成るでしょう。

勝手にチェックされるのは怖いので、各自のデータは、スマホの中に保存する形として、外部からのアクセスは出来ないようにします。

後は、感染者のデータを公表することにして(どこまで公表するかは、検討の余地が有りそうです)、それに対して、各自がスマホ内のデータでチェックをする形とします。

その上で、チェックで可能性が出た人が、連絡をする形にすればいいのではないかと思います。

記憶に頼らなくても良いので、正確性も向上すると思うのですが。


 最後は、ネットで拾った話を。
イタリアでは、挨拶のハグやキスの習慣が、感染拡大の一因だと考えられているようで、ならば、代わりの挨拶は、これが良いんじゃないかと言う話です。
皆様にも、長寿と繁栄を!

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引用元:長寿と繁栄を〜iOS 8.3の隠し絵文字でバルカン式挨拶を入力する方法


ではでは

 


 

 

 

 

 

続々・英語と国際補助語

 英語と国際補助語について考えた話の続々編です。

 

 

前回までの話

 前回までの記事で、英語をベースに、英語よりも習得の容易な国際補助語を作ってみるべく、思いつくままに書いてきました。

前回までで、語彙、発音、語順がらみの文法について考えてみました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

今回は、文法についての修正点の残り、とその他(書いてる間に思いついた事です)について、考えてみたいと思います。

注:以下の話では、発音と綴りの一致を取り入れると、話がややこしくなるので、前回同様、通常の英語表記で話を進めます。

単数と複数

 単数と複数で表現を変えることはしません。

日本語で考えてみても、これらは無くても、特に問題は無いのではないかと思われます。

また単数、複数の表現を無くすことから、必然的に、数えられる、数えられないというのも必要無くなることになります。

それに付随して、「たくさん」を意味する単語は「many」だけとしても良いかもしれません。

冠詞

 冠詞についても、無くすことにします。

これも、無くても問題はないでしょう。

ここでも、微妙なニュアンスに関しては、見て見ぬふりをします。

動詞の変化

 動詞の変化に関しは不規則変化は無くすこととします。

例えば、be動詞は、人称による変化はさせずに、常に「be」を使うことにします。

有名な「三単現のs」も、無くてもいいでしょう。

動詞の変化としては、後ろに「ed」、「ing」を付けるだけとします。

例えば、「have」は「haveed」となる訳です。(語尾がeの時にどうするかは、検討の余地が有りそうです。)

従って、現在完了は、「has」を使わず全て「have」を、過去完了は「haveed」を前に、それぞれ置くことで表すことになります。

その他

 疑問文は、文型はそのままで、文末を上昇調で発音し、文末に「?」を付加することで表すことにします。
何を、文頭に出すか考えなくてもいいわけです。

否定文の作成は、「not」の使用に統一することにします。
be動詞に合わせて、一般動詞も、後ろに「not」を置くことにします。
一般動詞だけ、前に「don't」を出すのは、ややこしいだけですよね。

関係代名詞は、全て「that」にします。
所有格は、「that's」でどうでしょうか。
ついでに、関係副詞も、「that」にしてしまっても、意味は通じるのではないかと思います。
先行詞も含んだ用法は、例えば、「why」、に関しては、「that」にすると意味が取りにくいという事であれば、「reason that」とすればいいでしょう。
間接疑問文も、この方式で行けるのではないかと思います。

比較級、最上級は、全て「more」、「most」を付けることにして、原級を変化させないことにします。

まとめに変えて

 以上、思いつくままに書いてきましたが、大まかに言って、中学英語の範囲で、気になるところは網羅していると思います。

ただ、前回の、文法用語を取り入れて、語順を自由にするというのは、正直言って、細かいところまで考えたわけでは無いので、どこかで矛盾が出て来るかもしれません。

見直してみると、私が英語を学習するときに、覚えにくいなとか、理解しにくいなと思ったところを、こうなら簡単でいいのにと言うものの羅列になっているようです。

まあ、言い換えれば、不平不満ををぶちまけたものと言っていいかもしれません。

3回に渡って、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。


 一応、国際補助語をという事ですので、名前が有った方がいいかと思うので、国際補助語( international auxiliary language)から「Ialish」とでもしておきましょうか。


ではでは