英語と人工言語について考えた話です。
国際補助語
国際補助語とは、異なった言語を話す人々が意思疎通をするために考えられた言語のことを言います。
人工的に作られた国際補助語で、日本人に最も知られているのは、エスペラント語でしょう。
エスペラント語は、19世紀末にポーランド人により考案されました。
それ以降100年以上が経ちますが、現状は、世界で100万人程度の使用者にとどまっているようです。
その代わりに、現在国際補助語として使われているのは、英語と考えていいでしょう。
しかし、これが日本人には、チョット難しいわけです(まあ、個人的な感想が多分に影響しているのは認めます)。
そこで、より習得の簡単な国際補助語を考えてみたらどうかという訳です。
基本的な考え方
とは言っても、一から作り上げても、エスペラント語のように、なかなか普及しない可能性のほうが高いと考えられます。
何しろ、すでに英語がそれなりに普及しているので、それに加えて、新たなものを習得したいとは、思わないでしょうからね。
ということは、英語をベースにして、様々な母語を話す(もちろん英語も)人たちが習得し易い言語を考えれば、英語の使用者にも使用してもらい、普及することが期待出来るかもしれません。
英語の何を変更するのか
英語をベースにするとして、色々な点が考えられと思いますが、大きくは、以下のような点を、習得し易くする必要があるでしょう。
1.語彙
覚えるべき語彙数が多い。
2.発音
綴りと一対一で一致しない。
3.文法
語順が固定されている(日本語などから見ると、異なる)。
単数、複数。
動詞の変化。
冠詞。
どう変更するのか
1.語彙
基本的に、英語のアルファベット、単語をそのまま使います。
専門的な用語や、時事用語は別にして、基本的な最低限の語彙を選定します。
VOAのSpecial Englishの1500語のリストのようなイメージです。
ただし、見る、聞く、話すと言った基本的な単語は、それぞれ、see、hear、sayといったように、一つの単語で全ての場合に対応することにして、シンプルな語彙にすることにします。
look、watch、listen、speak、talkといった単語は使わないという事です。
場合によっては、英語に比べ、微妙なニュアンスは失われるかもしれませんが、意思疎通は出来るでしょう。
2.発音
発音はイギリス英語とします。(特に他意はなく、一つに決めたいだけです。)
綴りは、発音に合わせる事にします。
英英辞典の発音記号の表記を取り入れるのはどうでしょう。
いっそのこと、国際音声記号(IPA)で綴ることにしても良いかもしれません。
3.文法に関しては、チョット長くなりそうなので、稿を改めたいと思います。(思い付きで書いているので、破綻するかもしれませんが。)
ではでは