マスク不足について再び考えてみた話です。
相変わらず有りませんねぇ
以前、マスクの不足について記事を書きました。
その時に比べても、見事なまでに、相変わらずマスク有りませんね。
近所のドラッグストアでは、入荷がほぼなくなり、毎日開店前に有った行列すらなくなってから久しいです。
中国からの輸入も少しづつ回復してきているようですが、絶対数は相変わらず足らないようです。
それに加えて、全世界の人がマスクを使う日が来ようとは、文字通り、「事実は小説より奇なり」でしょうか。
その結果、世界中でマスクの争奪戦が起き、中国はマスクを外交の道具として使い始めるといった有様となっています。
再利用可能なマスク
前述の記事では、使い捨てのマスクを必要量揃えることが、現実的ではないことから、再使用可能なマスクを考えてはどうかという話をしました。
ところが、現実には、多くの人や企業が、手作りの布マスクを作るようになる、という事になりました。
その極め付きとも言えるのが、「アベノマスク」でしょう。
まさか、全家庭に再利用できる布マスクを(でも2枚って!?)、配布するとは思いませんでした。
それにしても、形はもうチョットどうにかならなかったですかね。
昭和の時代の給食当番じゃないんだから。
布マスクの効果
とはいっても、前の記事でも書いたんですが、使い捨ての不織布マスクにしても、再使用可能な布マスクにしても、いずれも、他の人にうつさないようには出来ても、自らの予防にはあまりならないという問題があります。
しかし、ここにきて面白い情報が出て来ました。
それは、異種素材を重ねた布マスクは、飛沫粒子の80%~99%をカットするというものです。
これは、医療現場で使われている、N95マスクと同様の効果という事になります。
もっとも効果の高かったのは、綿とシフォンを重ねたものだった様です。
これが本当ならば
これが本当ならば(疑っている訳ではないですが、確認の必要はあるでしょう)、官民総力で、素材、デザイン、製造手順などを開発すべきでしょう。
特にデザインに関しては、布を二種類重ねることで性能が出るといっても、それだけでは、装着時の性能が保証される訳では無いので、いかに密着度を上げるか、検討の余地があると思われます。
そのあたりがクリアされれば、素材は布なので、特別な設備は必要なく、通常の衣服の製造と同様の設備でいいはずです。
これは、現在、色々な場所で布マスクが作られていることからも、裏付けられます。
そのため、ある程度緊急であっても、生産量を確保することは可能でしょうし、平時になって、需要が減っても、過剰設備を抱える事にはならないと思われます。
当然、複数回洗って使える事が想定できるので、使い捨てのマスクを使う必要が無くなるとともに、必要数も抑えられ、全国民にいきわたらせることも出来るはずです。
新しい種類の衣服が、一種類増えると考えれば良いわけです。
現状のマスク不足対策のみならず、流行の第二波対策にも有効でしょうし、常備することを、将来の新たな感染症に対する備えとしても考えるべきでしょう。
何よりも、国内で供給可能と考えられるところが最大の利点でしょう。
アメリカでの死者は6万人!?を超えて、とうとうベトナム戦争での戦死者よりも多くなってしまいました。
当時ブレトンウッズ体制が終わりを迎えたように、我々は今、時代の転換点を生きているのかもしれません。
ではでは