横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

歴史

庚午年籍考

庚午年籍について考えた話です。 最初の戸籍 何が造られたのか 近江大津宮の戸籍? それなりのものが 前回の話と同じ なぜ永久保存? 最初の戸籍 「庚午年籍」は、古代日本で最初に造られた戸籍とされています。 『日本書紀』の天智9年(670年)二月に「戸籍…

天智天皇考

天智天皇について考えた話です。 乙巳の変の勝者 蘇我氏は穏健派 天智天皇は急進派? 白村江の戦いで敗れた後は 『日本書紀』の記述なので 乙巳の変の勝者 前々回は、乙巳の変の影響についての話でした。 yokositu.hatenablog.com 乙巳の変で蘇我氏の力が削…

乙巳の変の影響考

乙巳の変の影響について考えた話です。 乙巳の変もあった 乙巳の変と大化の改新 蘇我氏 蘇我氏が滅亡して 乙巳の変もあった ここしばらく、白村江の戦いの前後辺りの歴史について考えています。 九州にあった邪馬台国が、大陸の動乱(五胡十六国時代)を避け…

白村江で敗れて

白村江の戦いで敗れた後の話です。 前回の話 大和政権の過剰反応? 敗れた後は 大宰と総領 2か所の大宰 前回の話 前回の話は、大和政権が九州の勢力に対して戦いを挑んだ背景についてでした。 yokositu.hatenablog.com 大和政権の勢力下にある勢力の関係は、…

大和政権と冊封的体制

大和政権と冊封的体制についての話です 前回の話 なぜ性急な行動をしたのか 冊封的な体制だから 冊封を受けた側からは 前回の話 前回は、邪馬台国から分かれたと考えている、畿内の大和政権と九州に残った勢力の関係についての話でした。 yokositu.hatenablo…

畿内の勢力と九州の勢力

畿内に東遷した勢力と九州に残った勢力の関係について考えた話です。 畿内に大陸からの人々が 九州にも大陸の人々が 2つの勢力の関係は 国内は見ていなかった 畿内に大陸からの人々が 前回まで数回に渡って、畿内に移って来た大和政権が、どのようにして勢力…

大和政権の勢力拡大と古墳

大和政権の勢力拡大と古墳の関係について考えた話です。 謎の四世紀だから 古墳時代 副葬品から 中期になると 謎の四世紀だから 前回の記事では、大和政権がどのように全国に勢力範囲を拡大したのか考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 大和政権の勢力…

大和政権の勢力拡大の実際

大和政権の勢力拡大の実際について考えた話です。 前回の話 武力によるものだったのか それに代わるものは 前回の話 前回の記事は、大和政権が最終的に全国に勢力範囲を拡大した要因についてでした。 yokositu.hatenablog.com 熊野の勢力の応援があったとは…

大和政権の勢力拡大の要因

大和政権の勢力拡大の要因について考えた話です。 前回までの話 東征(東遷)はしたが それ以前に 大陸の人間を採用したから 前回までの話 前回まで神武東征について考えてきました。 yokositu.hatenablog.com 本ブログでは、神武東征の話は邪馬台国の東遷を…

神武東征と邪馬台国東遷・後編

神武東征と邪馬台国東遷につい考えた話・後編です。 疑問と回答 吉備の時点で 紀伊半島は回らなかった 熊野を無視は出来なかった 疑問と回答 前編、中編と、邪馬台国東遷を基にしたと考えている『日本書紀』神武東征の疑問点についてみてきました。 yokositu…

神武東征と邪馬台国東遷・中編

神武東征と邪馬台国東遷につい考えた話・中編です。 少数で吉備を目指して 神武東征経路 色々と疑問が 紀伊半島を回る 東から攻めるということであれば 少数で吉備を目指して 前回の記事では、神武東征の話から、邪馬台国東遷の規模と目的地について考えまし…

神武東征と邪馬台国東遷・前編

神武東征と邪馬台国東遷につい考えた話・前編です。 神武東征と邪馬台国東遷 やはり一部の者だけが どこへ向かっていたのか 吉備の対応 神武東征と邪馬台国東遷 本ブログでは、九州宇佐にあった邪馬台国が、畿内に東遷して大和政権となったという立場をとっ…

前方後円墳再考

前方後円墳について改めて考えてみた話です。 全ては古墳時代の話 古墳時代と言えば前方後円墳だが 前方後円墳はオマージュ 九州で始まったかも 全ては古墳時代の話 前回までの記事で、九州にあった邪馬台国とそれを共立した国々が、畿内に東遷した勢力と球…

邪馬台国から白村江の戦いまで概要・後編

現状私の考える、邪馬台国から白村江の戦いまでの大まかな流れの話・後編です。 分かれた後 九州に残った勢力は 畿内の大和王朝は 遣隋使、遣唐使、そして白村江の戦いへ 分かれた後 前回は、九州の邪馬台国が、畿内と九州に2つの勢力に分かれるまでを考え…

邪馬台国から白村江の戦いまで概要・前編

現状私の考える、邪馬台国から白村江の戦いまでの大まかな流れの話・前編です。 白村江の戦いまでは 始まりは邪馬台国 邪馬台国はどうなったのか 全てが東遷したわけでは無い 白村江の戦いまでは ここしばらく、遣隋使から遣唐使、白村江の戦いまでの歴史に…

白村江の戦いへの道疑問考

白村江の戦いに至るまでの道に関する疑問について考えた話です。 前回の話 守るという選択肢も 何が急がせたのか 影響力は低かった 前回の話 前回は、白村江の戦いに至るまでの背景について考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 日本国-百済、倭国-新…

白村江の戦いへの道背景考

白村江の戦いに至るまでの背景について考えた話です。 前回の話 当時の朝鮮半島、日本 百済が滅亡して 前回の話 前回は、白村江の戦いに至るまでの経過について考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 白村江の戦いが、『日本書紀』にあるような単なる友…

白村江の戦いへの道考

白村江の戦いに至るまでについて考えた話です。 前回の話 白村江の戦い 斉明天皇は九州で亡くなった 九州には別勢力が 前回の話 前回は、遣唐使について考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 唐の歴史書『旧唐書』には、「倭国」と「日本国」という個別…

遣唐使考

遣唐使について考えた話です。 前回の話 小野妹子以降も 『旧唐書』には2つの国が 使節に関する記述 派遣の年号を見ると 前回の話 前回は、小野妹子について考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 遣隋使が大和政権に派遣されたのではなく、九州に拠点を…

小野妹子考

小野妹子について考えた話です 日本書紀の遣隋使は 裴世清が来たので 小野妹子は 日本書紀の遣隋使は 前回までの話は、中国の歴史書『隋書』の記述によると遣隋使は、一般に考えられているように時の大和朝廷が派遣したものではなく、九州の地の王が派遣した…

遣隋使再考(納得編)

遣隋使について考え直した話(納得編)です。 前回とその前の話 遣隋使は九州から来た 王は男性 聖徳太子が王なのか 阿蘇山も 前回とその前の話 前回は、遣隋使に関する中国側の記録である『隋書』「東夷傳俀國傳」(以下「俀國傳」)の「俀國」という名前に…

遣隋使再考(俀國編)

遣隋使について考え直した話(俀國編)です。 前回の話 「俀國」について 「俀國」と称していた? 「俀」の意味から考えると 前回の話 前回の話は、遣隋使について改めて考えてみたものでした。 yokositu.hatenablog.com 遣隋使に関する中国側の記録である、…

遣隋使再考

遣隋使について考え直した話です。 遣隋使とはなんだったのか 『隋書』の記述 畿内というには無理が 遣隋使を送ったのは 遣隋使とはなんだったのか 遣隋使については、以前の記事で一度考えています。 yokositu.hatenablog.com 仏教の効力に疑問を抱いた聖徳…

芸術としての写楽

芸術としての写楽について考えた話です。 前回の話 早かったのか 浮世絵のブーム 芸術ではあるが 前回の話 前回の記事では、写楽の謎について考えました。 yokositu.hatenablog.com その独特なインパクトの強い大首絵で有名な写楽ですが、10か月という短い活…

写楽の謎考

写楽の謎について考えた話です。 写楽の謎 4期の変遷 漫画家と編集者 売り出してはみたが 写楽の正体は 写楽の謎 写楽と聞くと、どうしてもその正体は誰なのかという話になりがちです。 それもこれも、写楽が約10か月の短い期間に役者絵その他の作品を版行し…

戦の無い世の中

「戦の無い世の中」について考えた話です。 今年は家康 信長の場合 秀吉の場合 家康の場合 「家」の存続が第一 今年は家康 今年の大河が家康の話なので(個人的には、第一話を見てドロップアウトしてしまいましたが)、NHKを中心に戦国時代が取り上げられ…

結局ピラミッドとは何なのか

ピラミッドとは何なのかを考えた話です。 ありがちなパターン ピラミッドと言えば 墓ではあるが では何だったのか ありがちなパターン 前回まで5回に渡って、「最古のパピルスから」というタイトルで書いて来ました。 途中からは「最古のパピルス」と直接の…

最古のパピルスから5

最古のパピルスの内容から考えた話5です。 三大ピラミッドはダミーだった 葬儀の時に 本物の墓室の場所 思うつぼ 三大ピラミッドはダミーだった 前回までの1~4の記事で、ギザの三大ピラミッドの作られた目的について考えました。 最古のパピルスから1 最…

最古のパピルスから4

最古のパピルスの内容から考えた話4です。 前回の記事 クフ王のピラミッドは? 地上部分は探さない 前回の記事 前回の記事では、ギザの三大ピラミッドの作られた目的ついて考えました。 yokositu.hatenablog.com 1、2までの記事で、クフ王のピラミッドの…

最古のパピルスから3

最古のパピルスの内容から考えた話3です。 前回の記事 間に合わなかったとすると ピラミッドという発想 盗掘という問題 木は森の中に隠せ 残り二つのピラミッドも 前回の記事 前回の記事は、最古のパピルスと呼ばれている発掘物の内容から、クフ王のピラミ…