横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

歴史

内匠頭刃傷の理由考

浅野内匠頭が刃傷を起こした理由について考えた話です。 前回の話 はっきりしない理由 やはりいじめか 否定されている 一度やったからこそ 前回の話 前回は、『仮名手本忠臣蔵』の登場人物の名前について考えて見ました。 yokositu.hatenablog.com 実際の事…

仮名手本忠臣蔵考

『仮名手本忠臣蔵』について考えた話です。 季節外れですが 仮名手本忠臣蔵 大星由良助と高師直 高師直と高家 太平記から 季節外れですが 若干というか、かなり季節外れでうだるような暑さの中で、忠臣蔵です。 BSで関連の番組をやっていたので(日本の歴史…

最古の壁画考

最古の壁画について考えた話です。 言語能力の指標 最古の壁画 壁画を見てみると 言語能力は高かった? 言語能力の指標 前回の記事では、先史時代の壁画と言語能力について書きました。 yokositu.hatenablog.com 先史時代の壁画を、その描かれたと考えられる…

先史時代の壁画

先史時代の壁画についての話です。 洞窟壁画と似ている 言語能力による抑制 言語能力の発達が十分でない 見方を変えると 洞窟壁画と似ている ここしばらく考えている言語獲得による左脳優位の話ですが、その元ネタとなった番組「あなたの中に眠る天才脳」で…

人間は何を行ってきたのか

人間の行ってきたことについて考えた話です。 左脳優位と悟り 左脳優位と真の世界 宗教、芸術、哲学、そして科学 左脳優位と悟り 前回までの何回かの話で、左脳優位に関係する事柄について考えてきました。 先ず、サヴァン症候群に関する知見から、我々人間…

イデア考

イデアについて考えた話です。 イデア プラトン哲学 ここでも左脳と右脳が 右脳優位の人の見方から イデア 「イデア」と言えば、哲学用語の中で比較的よく知られているものの一つと言ってもいいでしょう。 普通使われる時には、あるもの、例えばリンゴだとし…

空海考

空海について考えた話です。 生涯 2年弱で 空白の10年間 「悟り」により 生涯 今回は、空海について考えるわけですが、先ずはその生涯について概略を見てみます。 774年(0才)讃岐国多度郡郡司佐伯田公の子として生まれる。788年(14才)平城京に上る792年…

色即是空、空即是色

「色即是空、空即是色」について考えた話です。 「色即是空、空即是色」 意味としては 音読みしてみると 「空(そら)」と「色(いろ)」 「色即是空、空即是色」 「色即是空、空即是色」とは、言わずと知れた『般若心経』にある(ほかにもいくつかの経にあ…

蝦夷の戦闘技術の謎

蝦夷の戦闘力について考えた話です。 平安武士と蝦夷 蝦夷の戦闘技術 なぜ東北の地に どこからやって来たのか 平安武士と蝦夷 「歴史探偵 平安武士と蝦夷」という番組を観ました。 大和朝廷をその戦闘力で苦しめた、東北地方の蝦夷ですが、坂上田村麻呂に敗…

海の民考

海の民について考えた話です。 海の民 謎の海の民 海の民の正体 部分的には正しいが 海の民 「古代文明 同時崩壊のミステリー」というTV番組を観ました。 紀元前1200年ごろに東地中海周辺で大規模な社会変動が発生し、ミケーネ文明、ヒッタイトなどの幾つか…

健児と武士

健児と武士について考えた話です。 軍団は廃止したが 軍団と健児 武士の起源 健児が起源だったのでは 軍団は廃止したが 律令制と共に導入された軍事組織である軍団制ですが、桓武天皇により廃止されることになります。 その理由については、それまでの天武系…

藤原氏の強み

藤原氏の強みについて考えた話です。 藤原の四家 その後の四家 争う四家 藤原氏の強みとしての四家 藤原の四家 藤原氏の強みを考えるにあたって、先ず奈良時代から平安時代にかけての、藤原氏と権力についてを極簡単に見てみます。 藤原不比等が権力の座に就…

平安時代の始まり

平安時代の始まりについて考えた話です。 軍団の廃止 廃止しなくても 廃止したのは桓武天皇 桓武天皇は天智系 軍団の廃止 前回の記事は、奈良時代の終わりに行なわれた、軍団の廃止についてでした。 yokositu.hatenablog.com 軍団は、律令制を全国的に導入す…

軍団廃止考

軍団の廃止について考えた話です。 軍団の成立 軍団の廃止 廃止されたという事は 軍団の成立 古代日本における軍団については、律令制の導入との関係から、その成立過程について書きました。 yokositu.hatenablog.com それまでの大和政権と各地の勢力との間…

軍団考

軍団について考えた話です。 大宝律令というフォーマット フォーマットを作っただけでは 軍団というシステム どうクリアしたのか 納得しない勢力も 大宝律令というフォーマット 以前の記事で、壬申の乱で権力を奪取した天武天皇の政策について書きました。 y…

前方後円墳と冊封的関係

前方後円墳と冊封的関係について考えた話です。 前方後円墳×可視化テクノロジー レーザーによる測量と言えば 今回の発見は 冊封的だったと考えれば 前方後円墳×可視化テクノロジー TVで「デジタル・アイ 新発見続々! 考古学×可視化テクノロジー」という番組…

天武天皇と日本書紀

天武天皇と日本書紀について考えた話です。 前回の記事と天武天皇 『日本書記』の記述 一過性の作業だった 何を定めたのか 前回の記事と天武天皇 前回の記事では、遣唐使と日本書紀編纂の関係について考えました。 yokositu.hatenablog.com 703年の遣唐使で…

遣唐使と日本書紀

遣唐使と日本書紀の関係について考えた話です。 信じてもらえなかった 「日本書紀」については 目的の一つではあったが 「史記」を手本に 信じてもらえなかった 前回の記事では、「大宝律令」後の遣唐使について考えて見ました。 yokositu.hatenablog.com 「…

大宝律令後の遣唐使

大宝律令制定後の遣唐使について考えた話です。 目次 前回の話 前回の記事では、壬申の乱後について考えてみました。 yokositu.hatenablog.com 壬申の乱で勝利した天武天皇が目指したのは、それまでの冊封的な各地の勢力との関係を、より中央集権的なものに…

壬申の乱後考

壬申の乱以降について考えた話です。 これまでの記事 権力は奪取したが 律令を目指すが 最終的には これまでの記事 少し前に、壬申の乱について記事を書きました。 yokositu.hatenablog.com 白村江の戦いで唐・新羅の連合軍に敗れた天智天皇が、その後の連合…

クフ王ピラミッドの新たに見つかった空間

クフ王ピラミッドの新たに見つかった空間について考えた話です。 ピラミッドの内部空間 新たに見つかった空間 この空間は何なのか 何も見つかっていない ピラミッドの内部空間 ギザのピラミッドの内部構造については、しばらく前から日本の研究機関などが、…

国造考

国造について考えた話です。 国造 大和政権による全国平定? 全国平定は無かった 国造とはなんだったのか 国造 『日本書紀』を見ていると、国造というものが出て来ます。 その実態は、はっきりと分かっているわけでは無いようですが、概ね地域の豪族が支配し…

壬申の乱背景考・後編

壬申の乱の背景について考えた話・後編です。 前編の話 恐怖から 9年経つ間に 前編の話 前編の記事では、壬申の乱の直前までの背景について考えました。 yokositu.hatenablog.com 乙巳の変で、渡来系を背景とした旧主派と考えられる蘇我氏を排した後の天智…

壬申の乱背景考・前編

壬申の乱の背景について考えた話・前編です。 前回の話から 乙巳の変から始まった 白村江の戦いで負けて 防衛体制に必要なもの 前回の話から 前回の記事では、壬申の乱の経過とその戦域について考えました。 yokositu.hatenablog.com 特に、その戦域が畿内と…

壬申の乱戦場考

壬申の乱の戦場について考えた話です。 前回の話 壬申の乱経過 意外と狭い範囲で どうして他の地域が出てこないのか 前回の話 前回の記事は、壬申の乱の開戦についての話でした。 リンク:壬申の乱開戦考 『日本書紀』における壬申の乱が開戦するまでの経緯…

壬申の乱開戦考

壬申の乱の開戦について考えた話です。 前回の話 開戦理由 反応が過敏ではないか 影法師に驚く やはり美談ではなかった 前回の話 前回は、壬申の乱前夜の大海人皇子の行動の疑問点についての記事でした。 yokositu.hatenablog.com 『日本書紀』によれば、天…

大海人皇子の行動の謎

大海人皇子の行動について考えた話です。 後継争い 後継指名を蹴った 皇太子なのに 大友皇子が後継だった これも『日本書記』だからか 後継争い 大海人皇子は、前回まで見て来た天智天皇の同母弟になります。 その大海人皇子は、天智天皇の亡き後に、その皇…

庚午年籍考

庚午年籍について考えた話です。 最初の戸籍 何が造られたのか 近江大津宮の戸籍? それなりのものが 前回の話と同じ なぜ永久保存? 最初の戸籍 「庚午年籍」は、古代日本で最初に造られた戸籍とされています。 『日本書紀』の天智9年(670年)二月に「戸籍…

天智天皇考

天智天皇について考えた話です。 乙巳の変の勝者 蘇我氏は穏健派 天智天皇は急進派? 白村江の戦いで敗れた後は 『日本書紀』の記述なので 乙巳の変の勝者 前々回は、乙巳の変の影響についての話でした。 yokositu.hatenablog.com 乙巳の変で蘇我氏の力が削…

乙巳の変の影響考

乙巳の変の影響について考えた話です。 乙巳の変もあった 乙巳の変と大化の改新 蘇我氏 蘇我氏が滅亡して 乙巳の変もあった ここしばらく、白村江の戦いの前後辺りの歴史について考えています。 九州にあった邪馬台国が、大陸の動乱(五胡十六国時代)を避け…