横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

続・英語と国際補助語

 英語と国際補助語について考えた話の続編です。

 

 

前回の話

 前回の記事で、英語をベースに、英語よりも習得の容易な国際補助語を作れば、英語が使える人にも取り組み易く、普及する可能性が高くなるのではないかと言う話をしました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

その中で、英語をベースにどう変更するかについて、主に修正すべき点として、1.語彙と、2.発音について考えてみました

今回は、3点目として文法を考えてみたいと思います。

前回の記事で、以下のような点が英語の習得を、難しくしているのではないかと書きました。

3.文法
  語順が固定されている(日本語などから見ると、異なる)。
  単数、複数。
  動詞の変化。
  冠詞。

この中で、先ずは、最も習得を難しくしていると思われる(あくまでも日本人から見てですが)、語順の問題を考えてみます。

注:以下の話では、前回に考えた、発音と綴りの一致を取り入れると、話がややこしくなるので、通常の英語表記で話を進めます。

語順が固定されている

 例えば、
 私は、彼に私の本をあげました。
は、
 I gave him my book.
ですが、
私は、私の本を彼にあげました。
と言えても、
 I gave my book him.
と言うと、意味が変わってしまいます。
 
これを、どんな語順でも良いという事にします。
と言っても、そのままでは、上の例のように、意味が違ってしまいます。
そこで、文法用の記号をそのまま文に入れてしまう事にします。
具体的には、主語:S、述語:V、直接目的語:D(DO)、間接目的語:O(IO)とします。

そうすると、例文は、
 S I  V gave  O him  D my book.
となりますし、
 S I  V gave  D my book  O him.  
でも意味が変わらないことになります。

また、もっと語順を変えても意味は通ります。
 S I  O him  D my book  V gave.
という、日本語と同じ語順でも大丈夫です。

あと、補語:C、修飾語:Mとします。

こうすることに拠り、母語がどんな語順をとるものであっても、母語と同じような感覚で文を組み立てればいいことになります。

日本語から見ると、助詞を前に出したような感じになる訳です。

冗長になるのは明らかですが、そこは意思の疎通を優先することにします。

代名詞の格変化

 これに伴って、代名詞の格変化も無くします。

所有格に関しては、名詞も含めて、全て’sにします。

例えば、上の文は
 S I  V gave  O he  D I's book.
とするわけです。


 語順のみで、予想外に長くなってしまいました。
文法の残りは、再び稿を改めることにします。


 ではでは

 

 

スバル360を知っていますか

 スバル360という車に関する話です。

 

 

スバル360

 スバル360という車が有りました。

こんな車です。

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画像引用元:スバル・360 - Wikipedia

 

富士重工業株式会社(現在の株式会社SUBARU)が、1958年に発売した車ですが、今でも現役のものが有るようです。

残念ながら、時代がチョットずれていたので、所有したことは無いのですが、気になった車でした。

概要

スバル360の360は、エンジンの排気量から来ています。
そう、360ccという、今から考えるとバイクのような排気量です。
排気量だけでなく、エンジンの形式も、2ストローク2気筒空冷という、バイクのようなエンジンでした。

車体の大きさも、全長×全幅×全高(mm)=2995×1295×1335とコンパクトなものでした。
一応4人乗りですけども、実用的には、両親と子供二人が乗る、ファミリーカーと言う感じだったと思います。

というか、当時の軽自動車の規格に入るように、この排気量、サイズだったのですけどね。
ただし、規格としての全高の上限は、2000mmだったようですけど。

ちなみに、現状の軽自動車の規格は、排気量660cc、全長×全幅×全高(mm)=3400×1480×2000と、一回り大きくなっています。

また、車両重量は385㎏しか有りませんでした。
この軽さには、車体の構造に、フルモノコック構造を採用していることが大きく貢献しています。
これは、富士重工業の前身である、中島飛行機が、七式や一式(隼)などの戦闘機を開発した経験を生かしたものとなています。

デザインを生かして

 と、好きに任せて、色々書いてきましたが、スバル360の最大の特徴は、何といっても、一度見たら忘れない、そのスタイルにとどめを刺すでしょう。

何とも言えない愛らしさから、当時は、VWの「ビートル(カブト虫)」に対して、「てんとう虫」とも呼ばれたようです。

とは言え、残念ながら、1970年の生産終了を最後に、その特徴的なデザインを継ぐ車は、出て来ていません。
ビートルやミニクーパーに、比肩出来るデザインだと思うんですけどねえ。

スバル360のデザインを復活してくれませんかね。
とは言っても、現状の軽自動車のジャンルでは、厳しいものが有ると思うので、もうすぐその時代がやって来そうな、電気自動車として蘇らせるというのはどうでしょう。

360は上記したように、排気量ですが、もうすでに「スバル360」自体が、名称として認知されていると思うので、名前は「スバル360E」で決まりでしょう。


 街乗りにはちょうどいいんじゃないかと思うんですが。


 ではでは

 

感染症対策も災害対策だ

 感染症対策について考えた話です。

 

 

大丈夫なんでしょうか

 最近、さすがにチョット怖くなってきました。

現状の国の対応を見ていると、状況に右往左往しながら、とりあえず対応しているようにしか見えないのが、怖い所です。

一部で言われているように、当初は、オリンピックへの影響を考えて、なるべく状況を矮小化して見せていた、と言うのならまだしも(それはそれで良いわけでは無いですけど)、どうしたらいいのか想定外だったのであれば、由々しき事です。

株式投資に例えると、明らかに、相場が反対に動いてしまって、対処法を決めていないために、損失を確定したくなくて損切り出来ずに、ずるずると損失が拡大するという、典型的な負けパターンにダブって見えるんですけど。

PCR検査

 例えば、何かと話題になっているPCR検査です。

現状、今回の新コロナウィルスのような、新たな感染性のウィルスによる感染症が出現したときに、検査方法としてはPCR検査しかないことは分かっていたはずです。

それが、中国での発生確認から月単位で経過しているのに、いまだに一日に3800件の検査しか出来ないというのは、理解出来ないだけでなく、恐ろしさを覚える程です。

こんなものは、当然、各県で今出来る以上に検査できる体制を立ち上げられるように、前もって平時に準備しておくことが出来た筈です。

これが、それほど厳しい見方でないことは、MERSでの経験をもとに体制を整備してきたらしい韓国での、ほぼ我が国の10倍の検査数という、現状での検査状況を見れば明らかでしょう。

事程左様に、現状の政府の対策は、お寒い状態と言わざるを得ません。

この経験を生かすには

 とは言え、こうなってしまった以上、現状はこれ以降何とか頑張ってもらうしかないので、ここは、今回の経験を踏まえて、次の感染症発生にどう対応するかを考えてみました。

肝は、ウィルス感染症という、ある意味特殊な出来事に引っ張られるのではなく、今回のような出来事を、大規模な災害だと捉える事が大事ではないかという事です。

結局、風水害や地震などと同じで、影響が多方面にわたり、個人では如何ともし難いという点では、同じだと思うんですよね。

という事で、やるべきことは、以前の記事で災害について書いたように、今回の事を検証した上での、徹底的な行動計画の作成とその公開だと思います。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

まあ、コンテストをやるかどうかは別にして、公開をして、広くレビューを受け、常に内容の更新をするようにすべきだと思います。

官僚システムは、PCR検査における、融通の利かない対応を見れば明らかなように、やるべきことが決まっていれば、その通りにきちんと実行する能力は高いので、前もって行動計画を明確にしておけば、今回のような事態は避けることが出来るでしょう。

そして、我々も、防災情報と同様に、感染症対策関連の情報も、常識になるように努力すべきでしょう。


 勿論、常に予想の上を行く災害が発生する事は有るので、その時には、今現在それが必要なように、政治判断が必要になるんですけどね。


 ではでは

 

 

 

 

マスク!マスク!マスク!

 マスク不足について考えた話です。

 

有りませんねぇ

 まあ見事なまでに、マスク有りませんね。

近所のドラッグストアでは、毎日開店前に行列が出来ているようです。

新型インフルエンザの時もそれなりに逼迫したとは思うんですけど、
医療機関まで不足しそうだというようなことは、無かったような気がするんですが。

やはり、最大の共有源である中国が、最悪の感染に見舞われて、日本に輸出する能力が無くなってしまったのが原因でしょうか。

マスクは必要なのか

 マスクの有効性に関しては、色々と言われていますが、今のところ概ね、ウィルスを完全に防げないものの、感染している人が、クシャミなどによるウイルスの飛散を防ぐ事により、うつすことを防げると考えられているようです。

しかし、今回のウィルスは、発症前にも感染させる可能性が有ると言われています。
そうなると、うつさないようにするにしても、自分が感染しているのかどうか分からない状態でも、人に移すかもしれないので、いつからマスクを使えばいいのか分からないということになります。

結局、理想的には、全ての人間がマスクをするのが、良いという事になりそうです。

現実問題として

 そうは言っても、全員がマスクをするとなると、毎日1億枚以上が必要になる訳です。

これは明らかに現実的ではないでしょう。

政府は、付焼刃的に、生産設備への補助金などを出すことに拠って、生産量を増やすように促しているようです.。
そうはいっても、メーカーとしても、事態が収束した後の過剰設備が怖いわけで、おいそれとは動かないでしょう。

使い捨てで無ければ

 何か解決法は無いでしょうか。

問題は、現状の普通のマスクが、使い捨てであるために、一日に1億枚と言う量が必要になるという事だと思います。

という事は、再利用可能なものを考えればいいことになります。

洗濯や、哺乳瓶のように煮沸や、次亜塩素酸で消毒が出来るような素材で作ればいいわけです。

もし、形状の保持が難しいという事であれば、次のようなものの内側に、口と鼻を覆う部分を取り付けるようにして、再利用するようにするのです。

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画像引用元:Amazon 【8連装空孔: 2層構造仕様】吸発汗&内側メッシュ 黒フェイスマスク2019モデル『蒸れない・息苦しくない』改CRAFT


このままでは、若干世紀末な感じが否めないですが、そこは色とデザインでどうにでもなると思うので、問題ないでしょう。

口と鼻を覆う部分を、あらかじめ複数用意しておいて、消毒しながら、ローテーションで使うようにするのです。
外側の部分も、アルコールや、次亜塩素酸で消毒するようにします。

当然花粉症にも対応できるはずなので、通常は花粉症用として展開すればいいと思います。

 

 画像を見ると、エーと思うかもしれませんが、黒いマスクにも慣れてきたように、すぐに慣れると思うんですけど。(慣れますよね?)


 ではでは

幸福度ランキング

 幸福度ランキングから考えてみた話です

 

 

幸福度ランキング

 幸福度ランキングというものが有ります。

国連の持続可能開発ソリューションネットワークという組織が毎年報告しているものです。
各国で幸福度に関してアンケート調査を行い、その平均値の集計結果をまとめたものになります。

ここでいう幸福度は、人生を最悪から最高まで10段階で考えたときの、その時点での自分の段階を答えてもらうというものです。
自分は、今現在幸せだと思うかどうかを、聞いているわけです。

2019年度結果

 昨年2019年度の日本ランキングは、58位でした。
この報告は、21012年から作成されており、日本の最初の順位は44位であり、その後多少の上下は有りますが、昨年の58位まで
概ね下がってきているという状態です。

では、幸福度の高かった国はというと、10位までが次のようになっています。

1. フィンランド
2. デンマーク 
3. ノルウェー 
4. アイスランド 
5. オランダ 
6. スイス 
7. スウェーデン 
8. ニュージランド 
9. カナダ 
10. オーストリア 

一見して分かるように、北欧の諸国が上位に来ています。

何か理由が有るのでしょうか。

北欧諸国の何が

 何をもって幸福と考えるかは、人に拠るので、それで正解がわかるという訳ではないかもしれませんが、それでも、北欧諸国が押しなべて上位に来ているという事実は有る訳で、理由を調べる意味は有るでしょう。

すぐに思い浮かぶのは、北欧諸国はノルディックモデルが採用され、高負担高福祉の福祉国家だという事です。
現在および将来の基本的な生活に、不安が少なければ、幸福感が高くなることも有りそうです。

その他にも、考えられる点は多くあるはずです。

こういう話をすると、良く出て来る議論に、「それは、国の規模が小さいから出来るんだ」と言うものが有ります。

そう、北欧諸国は、比較的小さな国なのです。

上位の国は、人口が比較的少ない

 実は、北欧諸国だけではなく、ランキングの上位の国は、いずれも比較的人口が少ないのです。

1. フィンランド   536万
2. デンマーク   555万
3. ノルウェー   488万
4. アイスランド  320万
5. オランダ    1661万
6. スイス      766万
7. スウェーデン  937万
8. ニュージランド 436万
9. カナダ      3401万
10. オーストリア  839万 

カナダが多いように思えますが、カナダは連邦制であり、英語圏とフランス語圏に分かれており、それぞれの地域を考えると、オランダとさほど違わない規模になります。

大国は幸福度ランキングが高くないというのは、面白い点だと思います。

社会には、適正な規模というものが有るのという事なのでしょうか。
あまり大きくなりすぎると、人間の想像力の範囲を超えるのかもしれません。

連邦制にしてみたら

 ランキングの上位国の状況に加えて、小さな国だから出来るということであるならば、連邦制を考えてみるというのはどうでしょう。

地理的な条件と、歴史的な背景も踏まえて、次のような地域の連邦制を考えます(色々意見は有るでしょうが、ここは一例という事で)。

 北海道
 東北
 関東
 東京
 北陸
 中部
 東海
 大阪
 近畿
 中国
 四国
 九州・沖縄

12地域ですので、単純平均で約1000万人となり、ランキング上位国と同程度となります。

それぞれの地域に分けると、産業がとか、財政がとか、色々と考えるべき点はあるとは思いますが、それは、ランキング上位の国でも同じ事な訳ですから。

それよりも、小さなことからくる機動性の良さで、色々と出来ることは有るはずです。


 人口の面からだけで連邦制を考えてみましたが、北から南まで変化に富んでいる日本では、全国一律の政策運用よりも、いいような気がするんですけど。


ではでは

 

 

 

防災コンテスト

 防災をコンテスト化してはどうかという話です。

 

 

防災関連の情報が多いが

 気が付くと、このブログで、結構多く防災関連の記事を書いています。

やはり、近頃の災害の発生状況が、これまでの常識では考えられない様相を呈して、衝撃的なのが原因でしょうか。

ネット上を見ても、結構多くのサイトで、防災関係の情報が見られます。

NHKも、一週間ぶち抜きの防災関連番組を放送したりしています。

が、その割に、世間で議論が活発になったという気配は有りません。

自分自身に降りかからないと

一つには、自ら被災しないと、どうしても他人事で、自分は大丈夫と言うバイアスがかかりやすいという事が有ると思います。

もう一つには、どうしても、防災関連のものは、現在の経済システムには乗り辛いと言う側面も大きいと思います。
天災のように不定期で起こるものを対象にして、儲かるかどうか分からないものを、率先して行い難いのは、致し方が無い訳で。

かといって、風水害、地震などの天災は何時か必ずやって来ることは明らかなわけです。

公的なコンテストを

 こういう時こそ、公的な力を発揮させる時ではないでしょうか。

もちろん、政府を始め、各レベルの公的機関でも、諮問会議等を含め、様々に検討をしているとは思いますが、全ての点に渡って、検討を尽くすことは、困難でしょう。

三人寄れば文殊の知恵ではないですが、もっと、国を挙げて、英知を結集出来ればと思うのですが。

そこで、防災に関する公的なコンテストを開くというのはどうでしょうか。

国の、防災担当大臣の主催で行う事にします。

洪水対策、防振対策、防火対策、非常食、避難所関連、等々あらゆることを対象に、大々的にアイデアを募るのです。
なるべく細分化された具体的なテーマにして、アイデアを出しやすい形態にします。

一度限りでは、すぐに忘れさられるので、毎年行います。

賞金も、奮発することにして、とにかく盛り上げます。

得られたアイデアを基に

 こうすることに拠り、個々のアイデアが、より広く知られることになり、国をはじめとする、現行の政策との優劣も議論されるようになるはずです。

その上で、政策の裏付けを持って、コンテストで得られたアイデアを実行に移すことを検討します。
政策の裏付けと言っても、全てに予算を付ける必要はなく、法制化、規格化するだけでも、民間で事業化し易くなるわけですから、様々な方策が考えられると思います。

さらに、国が行わなくても、民間で事業化出来るものも出て来ることが期待できます。


 コンテストをやれば、全てを確実に防げるという保証はないわけですが、出来る限りのことはしておきたいですからね。


ではでは

 

ドローンに載せれば

 消火にドローンを利用したらと言う話です。

 

 

災害時の消火は困難

 前回の記事で、災害時の防火対策として、炎の熱で割れて消火剤の出るタイプの消火器具を、全ての部屋に設置してはどうかと言う話をしました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

そうはいっても、100%設置が出来るわけでもないでしょうから、完全に出火を防ぐことは出来ないと思われるので、災害時の消火の困難な状況を、何とかしなければいけない事に変わりは有りません

インパルス消火銃

 関連する情報を調べているときに、興味深いものに行き当たりました。
それが、「インパルス消火銃」と言う消火用の機材です。

こんなものです。

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画像引用元:熊本市まなぼうさい 熊本県|サッシ・インプラスのご相談はLIXIL FC マドリエ

空気ボンベと水の容器と銃身(?)からなるもので、圧縮した空気の力で水の塊を噴霧状に発射し消火するというものです。
12回ほど、発射出来るようです。

こんな使い方をします。


消防・インパルス銃の訓練消火

なかなかすごいですよね。

これとバイクを組み合わせて、機動的に消火活動を行う、と言ったことも考えられているようです。

ドローンに載せれば

 これの水を、前回の話の消火剤と入れ替えて、ドローンに載せるというのはどうでしょうか。

「インパルス消火銃」の重量は水も含めて約25kgらしいですが、最近は、人を載せるドローンも開発されているので、問題ないでしょう。

人が乗る訳ではなく、遠隔操縦により、運用する形態を考えます。

発射時の反動が大きそうですが、アパッチ等の攻撃用ヘリコプターが、機関砲を撃ったりしているので、飛行制御によって何とかなりそうです。

ドローンに載せることに拠り、大規模災害時などに、消防車が近づけないような状況でも、空から接近が出来ることになります。

空気ボンベ、消火剤の容器、ドローンのバッテリーを交換可能な設計にすれば、これらを複数準備しておくことに拠り、多数の対象に対しても対応が可能になります。

また、はしご車では対応できない、高層建築での火災にも対応が出来ます。

遠隔操縦なので、危険物が有るような、消防士が入れないような現場にも、アプローチが可能でしょう。

設計によっては、消防署から飛び立って、現場に直行するというような運用も可能かもしれません。

コスト的にも、一台2~3000万円ぐらいらしい消防ポンプ車に比べ、安価に調達できることが期待できます。


 当然、このシステムだけで全てに対応出来るわけではないので、現状の装備も必要なことは言うまでも有りませんが、初動にはかなり威力を発揮するのではないでしょうか。


ではでは

 

 

災害時の防火対策

 地震等の災害時の防火に関する話です。

 

 

首都圏直下地震の火災被害

 NHKが、一週間ぶち抜きで、首都圏直下地震関連の番組をやっていましたが、なかなかに衝撃的な映像や情報が見られました。

前提となる、被害想定について、調べてみたら、結構すごいものとなっていました。

その中でも驚いたのが、約2万3,000人と想定される死者のうち、1万6,000人が火災によるものだという事です。
約7割が火災による死者ということになります。

出火件数は2000件と想定されており、風が強かったりする条件下で延焼する最悪の条件下では、41万棟が消失すると考えられているようです。
41万棟と言われても、全く想像が出来ません。

それに対して、消防の能力は、東京都でポンプ車が約700台程度だそうです。
そのポンプ車も、地震後の道路等の状態によっては、現場に着けるかどうかも怪しいわけで、状況は厳しいと言わざるを得ません。

やはり初期消火

 理想的には、全ての建物を耐火構造にすればいいわけですが、常識的に考えて、現実的ではありません。

となると、やはり2000件の出火地点での初期消火が重要となってきます。
最初の地点だけで消し止めれば、風が吹こうが延焼することは無く、2000件だけで済むわけですから。

そのために、防災訓練などでは、消火器の使い方の訓練などが行われています。
しかしそれも、地震直後にどこまで出来るか、自分が地震に有った時のことを思い返しても、甚だ心許ないと言わざるを得ません。

やはり、出来る限り人手に頼らない、初期消火の方法が必要だと思われます。

「ボンペット」って有りましたよね

 かなり前になると思うんですけど、「ボンペット」という、炎の熱で割れることにより消火剤が出て、それにより消火をするものを見た記憶があるんですが。

ネットで調べてみると、「ボンペット」はもう無く、「ボンブライト」になったようです。

紹介の動画が有りました。


ボンブライト|株式会社眞照

これ、なかなか良くないですか。
これを、理想的には、全ての部屋に一つずつ付けておけば、出火時点で消火できる確率が高くなるのではないでしょうか。

さらに、熱で自動的に割れるわけですから、避難して人がいなくなった後で出火しても、対応できる可能性が残ることになります。

動画で見る限り、構造的にも複雑ではなさそうですし、全ての部屋に設置することにすれば、数量も見込めるので、量産効果によりコストを下げることも可能ではないかと思われます。地震の衝撃で割れないようにする等の検討は必要でしょうが。

 消火器具として規格化をして、補助金を付けて、設置を促進するというのはどうでしょうか。


 これは、地震対策としてだけではなく、全ての住宅に普及させれば、通常の火災についても、当然威力を発揮するので、良いと思うのですけど。


 ではでは

 

 

 

逆走防止

 逆走防止に関する話です

 

 

毎日のように逆走が

 毎日のように、逆走のニュースが流れています。

多くは、高速道路や専用道路を逆走するというものですが、中には普通の道路を逆走する人もいるようで、おちおち走ってもいられないですよね。

逆走を起こしてしまう人の中には、認知能力が落ちてしまった人も少なからずいるので、完全に逆走を無くすには、自動運転を待たなければならないでしょうが、それまで出来ることは無いでしょうか。

高速道路や専用道路は

 高速道路や専用道路は、パーキングエリアなども含めて、入口と出口が決まっているので、そこで間違えると、逆走になってしまう訳です。

という事は、その入口と出口で、対策を行えば、逆走を防げることになります。

究極的には、全ての入口、出口に、ETCのゲートのようなものを設置して、反対方向からは入れないようにすればいいでしょう。

しかし、本線道路そのものはともかくとして、パーキングエリアなどの出入口すべてに設置するのは現実的ではないでしょう。

スマートインターチェンジ

 しばらく前から、一部の高速道路にスマートインターチェンジというものが設置されるようになりました。
スマートインターチェンジそのものは、パーキングエリアなどに設置される、ETC専用のインターチェンジで、従来のインターチェンジとは別に出入りが出来るというものです。

今回注目するのは、別の点です。
それは、一部のスマートインターチェンジで見られる、次のような路面塗装です。

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引用元:【祝開通】都内初のスマートIC「府中スマートIC」が3月7日15時にオープン - Car Watch

青地に白矢印で入口を示しています。
これを利用出来ないかと思うのです。

色分けすれば

 インターチェンジやパーキングエリアへの進入路の入口部分や、逆のインターチェンジやパーキングエリアから出るための取り付け道路の入口に、この青地に白矢印の舗装をすることにします。

そして、進入路や取り付け道路の出口部分には、白矢印のみの塗装をします。
矢印の方向は、入口の塗装の方向と同じにします。

その上で、矢印の方向に青地に白矢印から入って、白矢印から抜けるという事にします。
当然、白矢印の方向に逆らって入ることは禁止とします。

この塗装は、一般道路でも、間違って対向車線に入り込んでしまうような複雑な交差点などの、進行方向が分かりにくい箇所でも利用可能なはずです。
初めての場所でも、どう進んだらいいのか、迷う事が少なくなると期待できます。
青地に白矢印には進入できるが、白矢印には出来ないと考えればいい訳です。


 塗装するだけなので、比較的導入しやすいと思うのですが。


ではでは

 

予算情報のオンライン化

 公共部門の予算情報のオンライン化に関する話です。

 

 

桜を見る会

 「桜を見る会」に関しては、色々と問題になっているわけですが、その中で、費用が年々大きくなっていることも指摘されました。

それに関して、国会でも質疑が行われました。
政府側の答弁は、「実際は金属探知機などのテロ対策強化や参加者数に応じた飲食提供など、予算額を上回る経費がかかる」といったものでした。

こんなことは、質疑応答するまでもなく、予算の執行状況が分かっていればいいことですよね。
その上で、その内容の是非を問題にすればいい訳で、何に使ったのかなんてことを国会で聞かなければならないこと自体が、金と時間の無駄だと思います。

予算情報開示の現状

 現状の予算情報の開示状況をしらべてみると、一応

www.e-gov.go.jpというサイトがありました。

 

ここで、政府に関係する様々な情報にアクセスできるようになっており、その中に、予算関連の情報が有ります。

そのリンクの先は、各省庁の名前の一覧となっており、それぞれリンクが張られています。

なるほどと思うのはここまでで、その先は、各省庁の関連ページへ飛ぶだけです。

各省庁のページの内容は、縦割り行政の見本となっています。
ページの表示形式がいずれも全くバラバラです。

予算、決算に関しては、一応各省庁とも、概算要求、予算案、明細書、決算等が、PDFで上がっています。

ネット上に開示するのだから

 せっかくネット上に公開しているのだから、もうチョット使い勝手の良いものにしてはどうでしょうか。

各省庁のリンクから、各組織の各予算の明細まで、順繰りにリンクをたどっていけるようにするのです。

その先に、概算要求、予算額、決算額が有るようにします。
さらに、執行状況も、出来る限り詳細に分かるようにします。
その合計が、決算額になる訳です。
外部と契約して執行するものに関しては、契約先、金額、契約方式(入札、随意)なども載せます。
大きなものだけでなく、消耗品なども全て載せます。
とにかく全て、何にどう使ったのか、いくら収入が有ったか等を、つまびらかにするわけです。

一見すると、膨大な作業量になりそうですが、お役所仕事なので、決済が必要なはずで、その時のフォーマットも決まっているはずです。
そこで、この公開用のシステムに、データを打ち込むと決済用のフォーマットにリンクして基本的な書類が出来るようにすればいいと思います。
あとは、必要な情報を追加して書類を完成して、決済を受ければいいわけです。
この時点では、システム上は未確定状態としておき、執行されて、確定(予算案は承認)した時点で、確定フラグをオンにして公開する形にすればいいと思ます。

こうすることに拠り、開示のためだけの作業量は最小限に抑えられるはずです。
ひょっとしたら、各組織の情報を纏める作業などは、現在よりも省力化されるのではないでしょうか。

開示すると問題になる情報もあるかもしれませんが、それに関しては、国会で検討すればいいと思います。

変な事をすれば、すぐに分かることになります。
毎年随意契約で、同じ会社と契約しているとかね。


 これは、国だけでなく、ぜひとも各自治体でも行ってほしいです。
それを基に、与党はもとより、野党にも、ぜひデータに基づいた政策を語っていただきたいです。


 ではでは

 

 

 


 

介護用の補助機器に関して

 介護用の補助機器の開発についての話です。

 

 

色々開発が進んでいるようですが

 介護用の補助機器に関しては、力仕事の軽減をはかるパワーアシストスーツや、ベットからの上げ下ろしを自動で行うロボットアームなどの、介護者の負担を軽減するものを中心に開発がされている印象があります。

もちろんこれらの機器も、必要で有ることに異論はありません。

しかしながら、もう少し違った観点からの開発も必要ではないかなと思っています。

被介護者の気持ちは

 私の母は、もう亡くなってしまいましたが、最後は要介護状態で、諸事情により、施設に入所してもらいました。

施設では、非常に良くしてもらいましたが、その時の経験をもとに、非介護者の気持ちについて、少し分かる点が有ります。

それは、自分の体の調子が悪いことは理解していても、これまで一人で出来たことが出来ないのが、歯がゆいという事です。
その結果、介護してもらう人にやってもらう訳ですが、そのことが、分かってはいても、精神的な負担になるようなのです。

出来る限り自分で

 こういった事を考えると、介護用の補助機器の開発の方向性として、もっと、被介護者本人が一人で出来るようにすることを補助するものを開発するべきだと思うのです。

パワーアシストスーツも、非介護者が使って、歩いたり、色々な作業が出来るようなものを開発するとか、ベットの昇り降りも一人で出来るようなもの(具体的には、すぐには思い付きませんが)といった具合に。

被介護者が、ちょっとしたことでも、自分で出来るようになれば、母の時の経験からいっても、生きる意欲が違うと思います。
多少使いこなすのに努力が必要でも、そのこと自体が、意欲を引き出すという事も有るのではないでしょうか。
被介護者本人も、出来る限り自分でやるという意欲が湧くはずです。

また最近の政府の考え方は、なるべく各家庭で介護をするという方向に向かっているようですが、その場合にも、これらの機器が有れば、介護する家族にも余裕が出来るはずです。
 

 各家庭で介護という考え方に関しては、被介護者の気持ちを考えると、出来るだけ自宅にいたいという観点からは、分からないではないですが、核家族化が進んだ現状では、その負担に耐えられる家庭は、それほど多くは無いと思うんですけどね。


 ではでは

 

 

倒木対策に専用重機を

 災害時の倒木処理に関する話です。

 

 

倒木処理が意外と大変

 台風15号の後で、ネットの一部で玉掛け」なる言葉が話題になりました。

TOKIOの城島リーダーが、倒木などの影響で電気の復旧が遅れていたことに対してコメントを求められ、倒木を撤去するにはクレーンの運転以外にも、必要な作業が有るという事について言及しました。

それが、「玉掛け」と言う作業です。

 よくTVの番組で重機を操縦する姿を見るのですが、そんな事まで知っているのかと、話題になりました。

玉掛け」とは

 玉掛け」とは、クレーンで吊り上げる時に、物をクレーンに掛け外しする作業の事を言います。
クレーンの免許とは別に、「玉掛け」の資格も必要なようです。

倒木の処理は、十中八九クレーンでの作業が必要となることになり、その時に、同時に玉掛けの有資格者も必要になることから、簡単に処理が出来ないということから、城島さんの話になったという訳です。

もうちょっと簡単に処理できないでしょうか。

フェラーバンチャー

フェラーバンチャーという重機があります。
こんな重機です。


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林業用に開発されたもので、立木を伐採(フェリング)し、切った木をそのまま掴んで集材に便利な場所へ集積(バンチング)する自走式機械で、フェラーバンチャーという訳です。

素人考えですが、これが有れば、倒木処理にクレーンと「玉掛け」はいらないのではないでしょうか。
しかも通常のバックホウのように使う事も可能なので、災害時には利用範囲が広いと思われます。

その辺に有るわけではないので

 あくまでも林業用に開発された重機なので、普通の土木会社に有ることは、通常期待できません。

自衛隊に装備することも考えられますが、それだけで全てを賄う事は難しいと思われます。

実は、フェラーバンチャーは「高性能林業機械」と呼ばれているものの一種になります。
高性能林業機械」は、「2つ以上の仕事を一つの工程の中でできる機械」という定義で、これまで人手で多くを行ってきた作業を、効率化するものと位置付けられているものです。
林野庁も、これらの機械を導入することに拠り、林業を産業として再生することを目指しているようです。

そこで、フェラーバンチャーの導入に補助を付ける代わりに、災害時の動員を取り決めておくというのはどうでしょうか。

林業の再生の一助にする事と災害対策が同時に出来て、一石二鳥だと思うんですが。


 実は、林業の再生そのものが、山林の保全につながるので、災害対策にもなるんですけどね。


 ではでは。

電柱の被災状況の確認

 災害時の電柱の被災状況の確認方法に関する話です。

 

 

台風15号による停電の被害

 台風15号による停電の被害に関しては、復旧が難航しました。

その理由に関しては、様々有ると思われますが、倒木が多く発生して、それが障害になっているという事も、大きかったようです。
また、数多くの電柱そのものが倒壊したことも、原因のひとつのようでした。

停電発生場所まで、復旧担当が到着しても、倒木や倒れた電柱の処理が出来る人員が必要なことが分かり、その手当てに時間がさらに掛かるといったことが発生したようです。

停電位置の把握だけでは道半ば

つまり、停電位置だけでなく、倒木等の停電発生状況も含めた、全体像の確認が必要という訳です。

前の記事で、電柱をスマート化することで、電柱単位での停電位置の把握が出来るんじゃないかと言う話をしました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

この方法では、停電の位置は把握できますが、その状況までは分かりません。

状況の把握方法についても考えてみました。

状況の把握は画像で

 もはや、必須といってもいいカーナビですが、これに使われているのがGPSです。
人工衛星からの電波を受けて、現在位置を知るためのものですが、現行のGPSは、数メートル前後の誤差が避けられません

これを補完するものとして、準天頂衛星システムというものが有ります。
GPS用の人工衛星に、さらに衛星を追加して、誤差を減らそうというもので、日本も「みちびき」という名で打ち上げでいます。
このシステムを使うと、誤差が数センチのレベルになるようです。
その精度を利用して、全自動の農業用トラクターなどが研究開発されています。

これをドローンに利用にすれば、個別の電柱の被災状況を、画像で確認することが出来るのではないでしょうか。

事前に、各電柱の位置を、GPSで測定して、データベース化しておきます。
停電発生時に、発生が確認された電柱の位置データをドローンに転送
その位置情報を基に、当該地域で数センチの誤差による自動飛行をすることにより、各電柱の画像情報を収集します。

後は、その情報を基に、人員と機器の運用を行えばいいわけです。
復旧までの見積りも、精度が上がることが期待できます。


 とはいっても、最後に物を言うのは、実際に作業を行う人なんですけどね。
雨の中を作業しているのを見たりすると、仕事とはいえ、頭が下がります。
本当にご苦労様です。


 ではでは

電柱のスマート化

 電柱をスマート化してはどうかと言う話です。

 

 

電柱単位の停電は分からない

 良くTVで、電力会社の送電を管理するコントロールルームの様子が紹介されることが有ります。
壁に、電気の送電網が表示されいて、どこで問題が発生しているか、確認して、それに対応する、なんていう場面が流れたりしますよね。

残念ながら、そういったレベルでコントロールしているのは、鉄塔を使って送っているような電気で、街中の個別の電柱のようなものまでは分かるようにはなっていないようです。

通常は、どこかで停電が発生すれば、利用者等から情報が入るので、それに基づいて、社員が現地に赴いて確認の上、必要な人員、資材を手配して復旧させる、といった手順を取る訳です。

しかし、今年の台風15号による千葉の被害のように、広範囲に多発し、電話等の連絡手段も失われた場合には、初動の確認自体が難しいことになります。

個別の電柱レベルでの停電を、検出出来ないでしょうか

スマートメーター

 我が家もそうですが、皆さんの家でも、電気のメーターがスマートメーターになっているところが多くなってきたと思います。

このスマートメーター、様々な機能が有るようですが、簡単に言えば、電力会社に、自動的に電気使用量を送ることが出来るようになっており、従来行われていた、人手による検針が必要無くなるというものです。

従来の人手による検針は月に一回でしたが、スマートメーターは、30分に一回、使用量を電力会社に送っているようです。

この、スマートメーターの機能を、個別電柱の停電の検出に使う事を考えてみました。 

電柱のスマート化

 各家庭だけでなく、電柱にもスマートメーターを付けることにします

ただし、各電柱の電気使用量を量る必要は当然ないので、電力使用量を測定する機能は必要ありません。
つまり、30分に一回、電力会社に電柱のID等を送る機能のみを持ったものを、つければいいことになります。
また、電力量を測らないことから、計量器ではなくなるので、計量法による一定期間での取り換えも、必要ないことになります。
したがって、比較的コストも低くなることが期待できます。

こうすることに拠り、電力会社には、30分に一回、全電柱のIDが送られてくることになります。

停電時には、あたり前のことですが、電気が来ていないことになります。
すると、スマートメーターも動かないことになり、IDが送られないことになります。
あとは、電柱のデータベースを作っておけば、IDが送られてこない電柱、すなわち停電が発生している電柱が特定できることになります。


 もっとも、このままでは、倒木や電柱そのものの倒壊といったことまでは分からないんですけどね。


 ではでは

 

 

八千草薫さんと言えば

 八千草薫さんに関する、私的思い出話です。

 

 

亡くなられてしまいました

 八千草薫さんが亡くなられてしまいました。

昔から、銀幕やTVで見ているので、親と同じで、いつまでもいるような気がしていて、やっぱりショックですね。

色々な番組で、追悼がされました。
ご存知の通り、様々な作品に出演された訳ですが、見た限りでは追悼番組の中では触れられていなかった作品が、私にとって、代表作となっています。

それは、東映の『ガス人間第一号』と言う作品です。

浮世離れの美しさ

 この作品の中で、八千草薫さんは日本舞踊の家元の役で、もちろんヒロインとして出演しています。

その時の彼女がこれです。29歳だそうです。

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画像引用元:ガス人間第一号 八千草薫・土屋嘉男・三橋達也 | イケてる、モノ・コト

 

作品が上映されたのは1960年のようですので、さすがにリアルタイムでは見てないはずで、後年TVで放送されたのを、見たのだと思います。
記憶では、中学生ぐらいの時だったと思うのですが、このチョット浮世離れした美しさに、こんな人がこの世の何処かにいるんだと思ったことを、今でも覚えています。
まあ、そんなときもあったという事です。

それ以来、私の中で、八千草薫さんの代表作は『ガス人間第一号』という事になっています。

ガス人間第一号

 ところで、題名がいかにも時代を感じさせる作品の『ガス人間第一号』ですが、簡単にあらすじを紹介すると、
”生体実験により、ガス状に自由になれるようになった男(土屋嘉男演)が、八千草薫さん演じる家元を助けるために、犯罪を行うが、最後には・・・。”
と言うものです。

これは、変身人間シリーズと銘打って東映が作成した三本の内の一本で、残り二本は、『美女と液体人間』、『電送人間』となります。
いずれも、科学技術により特殊能力を得た人間が出て来る作品となっています。

ちなみに、残りの二作のヒロインは、いずれも白川由美さんとなっています。
こちらは、どちらかと言えば息を呑む美しさとでもいうような感じでしょうか。
大きなお世話でしょうが。

こういった作品を

 ところで、このシリーズのようなテイストの作品は出来ませんかね。
最近のホラーとは一味違った、科学技術を絡めた、オドロオドロしい恐ろしさがあり、捨てがたいものが有ります。
何しろ、変身人間ですからね。

もっとも、『ガス人間第一号』のリメイクだけは、止めてほしいですけどね。
勝手なことを言うようですが、八千草薫さん以外の『ガス人間第一号』はあり得ないでしょう。
オードリー・ヘプバーン以外の『ローマの休日』があり得ないのと同じことです。


 八千草薫さんの御冥福をお祈り致します。


 ではでは