感染症対策について考えた話です。
大丈夫なんでしょうか
最近、さすがにチョット怖くなってきました。
現状の国の対応を見ていると、状況に右往左往しながら、とりあえず対応しているようにしか見えないのが、怖い所です。
一部で言われているように、当初は、オリンピックへの影響を考えて、なるべく状況を矮小化して見せていた、と言うのならまだしも(それはそれで良いわけでは無いですけど)、どうしたらいいのか想定外だったのであれば、由々しき事です。
株式投資に例えると、明らかに、相場が反対に動いてしまって、対処法を決めていないために、損失を確定したくなくて損切り出来ずに、ずるずると損失が拡大するという、典型的な負けパターンにダブって見えるんですけど。
PCR検査
例えば、何かと話題になっているPCR検査です。
現状、今回の新コロナウィルスのような、新たな感染性のウィルスによる感染症が出現したときに、検査方法としてはPCR検査しかないことは分かっていたはずです。
それが、中国での発生確認から月単位で経過しているのに、いまだに一日に3800件の検査しか出来ないというのは、理解出来ないだけでなく、恐ろしさを覚える程です。
こんなものは、当然、各県で今出来る以上に検査できる体制を立ち上げられるように、前もって平時に準備しておくことが出来た筈です。
これが、それほど厳しい見方でないことは、MERSでの経験をもとに体制を整備してきたらしい韓国での、ほぼ我が国の10倍の検査数という、現状での検査状況を見れば明らかでしょう。
事程左様に、現状の政府の対策は、お寒い状態と言わざるを得ません。
この経験を生かすには
とは言え、こうなってしまった以上、現状はこれ以降何とか頑張ってもらうしかないので、ここは、今回の経験を踏まえて、次の感染症発生にどう対応するかを考えてみました。
肝は、ウィルス感染症という、ある意味特殊な出来事に引っ張られるのではなく、今回のような出来事を、大規模な災害だと捉える事が大事ではないかという事です。
結局、風水害や地震などと同じで、影響が多方面にわたり、個人では如何ともし難いという点では、同じだと思うんですよね。
という事で、やるべきことは、以前の記事で災害について書いたように、今回の事を検証した上での、徹底的な行動計画の作成とその公開だと思います。
まあ、コンテストをやるかどうかは別にして、公開をして、広くレビューを受け、常に内容の更新をするようにすべきだと思います。
官僚システムは、PCR検査における、融通の利かない対応を見れば明らかなように、やるべきことが決まっていれば、その通りにきちんと実行する能力は高いので、前もって行動計画を明確にしておけば、今回のような事態は避けることが出来るでしょう。
そして、我々も、防災情報と同様に、感染症対策関連の情報も、常識になるように努力すべきでしょう。
勿論、常に予想の上を行く災害が発生する事は有るので、その時には、今現在それが必要なように、政治判断が必要になるんですけどね。
ではでは