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続々・英語と国際補助語

 英語と国際補助語について考えた話の続々編です。

 

 

前回までの話

 前回までの記事で、英語をベースに、英語よりも習得の容易な国際補助語を作ってみるべく、思いつくままに書いてきました。

前回までで、語彙、発音、語順がらみの文法について考えてみました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

今回は、文法についての修正点の残り、とその他(書いてる間に思いついた事です)について、考えてみたいと思います。

注:以下の話では、発音と綴りの一致を取り入れると、話がややこしくなるので、前回同様、通常の英語表記で話を進めます。

単数と複数

 単数と複数で表現を変えることはしません。

日本語で考えてみても、これらは無くても、特に問題は無いのではないかと思われます。

また単数、複数の表現を無くすことから、必然的に、数えられる、数えられないというのも必要無くなることになります。

それに付随して、「たくさん」を意味する単語は「many」だけとしても良いかもしれません。

冠詞

 冠詞についても、無くすことにします。

これも、無くても問題はないでしょう。

ここでも、微妙なニュアンスに関しては、見て見ぬふりをします。

動詞の変化

 動詞の変化に関しは不規則変化は無くすこととします。

例えば、be動詞は、人称による変化はさせずに、常に「be」を使うことにします。

有名な「三単現のs」も、無くてもいいでしょう。

動詞の変化としては、後ろに「ed」、「ing」を付けるだけとします。

例えば、「have」は「haveed」となる訳です。(語尾がeの時にどうするかは、検討の余地が有りそうです。)

従って、現在完了は、「has」を使わず全て「have」を、過去完了は「haveed」を前に、それぞれ置くことで表すことになります。

その他

 疑問文は、文型はそのままで、文末を上昇調で発音し、文末に「?」を付加することで表すことにします。
何を、文頭に出すか考えなくてもいいわけです。

否定文の作成は、「not」の使用に統一することにします。
be動詞に合わせて、一般動詞も、後ろに「not」を置くことにします。
一般動詞だけ、前に「don't」を出すのは、ややこしいだけですよね。

関係代名詞は、全て「that」にします。
所有格は、「that's」でどうでしょうか。
ついでに、関係副詞も、「that」にしてしまっても、意味は通じるのではないかと思います。
先行詞も含んだ用法は、例えば、「why」、に関しては、「that」にすると意味が取りにくいという事であれば、「reason that」とすればいいでしょう。
間接疑問文も、この方式で行けるのではないかと思います。

比較級、最上級は、全て「more」、「most」を付けることにして、原級を変化させないことにします。

まとめに変えて

 以上、思いつくままに書いてきましたが、大まかに言って、中学英語の範囲で、気になるところは網羅していると思います。

ただ、前回の、文法用語を取り入れて、語順を自由にするというのは、正直言って、細かいところまで考えたわけでは無いので、どこかで矛盾が出て来るかもしれません。

見直してみると、私が英語を学習するときに、覚えにくいなとか、理解しにくいなと思ったところを、こうなら簡単でいいのにと言うものの羅列になっているようです。

まあ、言い換えれば、不平不満ををぶちまけたものと言っていいかもしれません。

3回に渡って、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。


 一応、国際補助語をという事ですので、名前が有った方がいいかと思うので、国際補助語( international auxiliary language)から「Ialish」とでもしておきましょうか。


ではでは