横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

Simple English Wikipedia.がなかなか良いかも

 Simple English Wikipedia.についての話です

 

 

最近の私の英語

 さて、先ずは私の下手の横好き趣味の英語の近況報告から始めたいと思います。

現在は、以前の記事でも書いたように、英語、日本語、英語の順で作られているYoutube上の英語教材を、ながらで視聴しています。

 

yokositu.hatenablog.com

 

その効果だと私的には思っているのですが、テレビの二か国語放送している海外放送局の音声も、単語が聞き取れるようになって来ました。

ところが、単語はそれなりに聞き取れても、内容が分かるというところまではいったっていません。

勿論、一つには理解するための絶対的なボキャブラリーの不足というのが有るのは、間違いのないところです。

もう一つの理由

 それに加えて、もう一つ大きな理由がある事に気が付きました。

それは、文章を理解するスピードの低さです。

個々の単語は拾えても、それが構成する文章の内容を理解するスピードが、音声として流れて来るスピードに対して、圧倒的に下回っているのです。

そのため、少しでも引っ掛かると、あっという間に話に置いて行かれてしまい、内容の把握どころでは無くなってしまうという訳です。

そこで、次に取り組むべきは、文書読解力の速度向上という事になりそうです。

多読か音読

 文書読解力の速度向上などと小難しい言葉を使いましたが、要は英文を読むスピードが早くなれば良いという事です。

こればかりは、ショートカットは出来なくて、沢山の英文を読むか音読するかという方法にたよる事になりそうです。

単純に量をこなして、英語の処理能力を鍛えようという訳です。

そうなると今度は、多読するにしても音読するにしても、その対象をどうするかというのが問題になります。

一般的には、Penguin Readers、Oxford bookwormsなどの、レベル分けされた語彙で書かれたシリーズを使ったりするのが普通かと思います。

が、私的には、これらのシリーズに取り上げられている内容が全て好みの物という事は勿論無いというか、むしろ好みの物の方が少なそうなんですよね。

趣味でやっている英語なので、何も面白くもないものを読む気は起きない訳で。

加えて、少なからず金銭的にも掛かるといういささか現実的な理由も有って、チョットと思うのです。

Simple English Wikipedia.

 で、どうしたものかと思っていたのですが、良いんじゃないかというものがありました(単に私が知らなかっただけですが)。

Simple English Wikipedia.です。

名称から分かるように、Simple English で書かれたWikipediaというものです。

1500語程度の語彙で執筆されているようで、少し見た限りでは、私などにも結構読み易そうです。

使用語彙が少ない事から、結果的に難しい内容を分かり易く説明するものになっているような印象です。

さすがに専門的な細かい話まで踏み込んでいるものは少なそうですが、そこまで期待するのも酷かもしれません。

興味を持った対象の入門用としては、有りなんじゃないでしょうか。

ついでに英語の訓練にもなるので一石二鳥です。

現状で20万本ほどの記事が有るようなので、読むものに困る事もなさそうです。

しばらくは、これで行こうかなと思っています。


 このブログでは何度も書いていますが、つくづく良い時代になったものです。


ではでは

その後の英語、日本語、英語の順で

英語の学習法についてのその後の話です。

 

 

9ケ月前だった

 少し前に記事を、と思ったのですが、この記事を書くにあたって見てみたら昨年の5月に書いていました、なんと9ケ月前です、感覚としてはせいぜい半年ぐらいかなと思っていたのですが、あっという間に月日は過ぎていきますね。

時の流れの不思議は改めて考えるとして、9ヶ月前に次のような記事を書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

題名そのままに、英語、日本語、英語の順で作られているYoutube上の英語教材が、独習用にいいんじゃないかというものでした。

普通は別々に行わなければならない、リスニングと、音読またはシャドーイングのスピーキングの練習が一度に出来そうだと思ったわけです。

加えて、それだけで完結しているので、ながら学習にもピッタリだと考えたのでした。

記事の最後に書いたように、屁理屈先行の実践不足な下手の横好きなので、これまでのように途中で飽きるかなと思ったのですが、今回は今日に至るまで続くという事になりました。

結果はいかに

 我ながらよく続いてるというところでしょうか。

先ず、現在実際に使っているのはこれになります。

www.youtube.com

英語、日本語、英語の順では無いのですが、記事でも取り上げた、英単語の「92%」をカバーする英単語リストNGLSの例文付きというもので、上の記事を書いた後にみつけたものです。

これを、家事などの作業中に、ながら再生しています。

で、その効果の程はどうなんだということですが。

自己採点にはなりますが、ざっと全体の8割ぐらいは覚えているというところでしょうか。
例文に関しては、そこそこといったところでしょうか。

良かった点など

 ながら再生しかしていないにもかかわらずにこの割合は、なかなか良いんじゃないかでしょうか。
少なくとも、私的には大満足です。

何より良い点は、ながら再生するだけなので、時間的だけではなく、精神的にも負担がほぼ無かった事です。

もちろん、記憶しようという努力もほぼしませんでした。
それどころか、作業しながらなので、意識が別の方に行っていることも多くなりがちでした。

回数をこなしたからか

 これはなかなか興味深いです。

記憶に関しては、以下のような記事を書いています。

 

yokositu.hatenablog.com

 

脳が、どのようにして記憶しているのか考えた話ですが、回数をこなす事が重要なのではないかというのが結論の一つでいた。

今回の事は、ながら再生をすることで、図らずも回数をこなすことになった結果、記憶出来たと考えることが出来るかもしれません。


 記憶もののコツは、記憶しようとするのではなく、回数をこなして脳に記憶してもらうという事なのかもしれません。


ではでは

英文を一文型で

英文を一つの文型で説明出来るという本の話です。

 

 

分かり難い英文法

 このブログでよく出て来るように、対象を全体像から部分へ順繰りに理解して行きたいと考えている私は、現状の英文法も、その辺りが分かり難いと思っています。

そのあたりについて、記事にも書いています。

 

yokositu.hatenablog.com

 

残念ながら、その後もあまり進展はしていませんでした。

ところが最近読んだ阿川 イチロヲ『単純すぎるよ! 英文法~7つの「パーツ」でまるごと分かる~』(アルク)という本が、結構そのあたりが解決出来そうな内容だったので、紹介したいと思います。

先ず現状の英文法の分かり難さについて、本の内容を参考にしてに考えて見ます。

5文型が全体像の基本?

 英文法の用語に5文型というのが有ります。

恐らく、数ある文法用語の中でも、知名度の高さという点では、3単現のsと双璧を成すと思われます。

現状の英文法を学ぶ上で避けて通ることは出来ません。

ご存知のように、英文は第一文型SVから第五文型SVOCまでの5つの形で出来ているいるというものです。

5つの文型で出来ているというわけですから、その構成要素の、S,V,O,Cのそれぞれについて、掘り下げていけば良いんだと考えるわけです。

5文型から部分へ掘り下げる

 先ず、S(主語)は日本語の~は/がに当たる語で、主に名詞です。

その名詞には、日本語と違って単数、複数や、数えられる、数えられないという概念が有り、冠詞というものがつくこともあります。

単数、複数、数えられる、数えられない、冠詞のそれぞれの内容は...

というように、理解が進んでいけば、途中で何を学んでいるか分からなくなって、迷子になってしまう事も少なくなりそうじゃないですか。

ところが、そうはいかないのです。

修飾語(M)ってなんだ

 例えば、

We played tennis. (私たちは テニスを しました。)

この文は、日本語の「テニスを」に相当する”tennis”を目的語と考え、SVOになりますから第二文型という事になります。

ところが、次の文はどうでしょう

We waited for Chihiro. (私たちは チヒロを 待ちました。)

"for Chihiro"も、日本語では「チヒロを」と同じように訳せるので、SVOなのかというと、そうではなくSVの第一文型なのです。

"for Chihiro"は目的語では無いのです。

では何なのでしょうか。

このような前置詞(この場合は"for")+名詞は、目的語としては考えずに、修飾語(M)と考えるのです。

修飾語(M)ってなんだ。
どこで、いつ、どのように使ったらいいんだ。
だいたい5文型の構成要素の中に無いじゃないか。

5文型では説明できない

 この時点で、英文が5文型で出来ているという前提は崩壊していると思うのは、私だけでしょうか。

こういう感じで、迷子になってしまう訳です。

こういった事を感じてなのかどうかは分かりませんが、様々な文法が提案されているようです。

残念ながら私個人的には、これまでの所これだというものに出会いませんでした。
といって、自分で考え出す事も出来なかったのですけどね。

ところが、上記の本の内容が、これはというものだったのです。

7つの「パーツ」

 さて本の内容についてですが、先に挙げた題名の「7つの「パーツ」でまるごと分かる」が全てを表していると言ってもいいでしょう。

皆さんもご存知のS,V,O,Cの4つに、著者の考えた3つのパーツ、「独立M」、「後ろM」、「同格語句」で、7つのパーツとなります。

勿論それぞれの内容についてここで詳しく触れることは出来ないので、本で確認していただきたいのですが、注目すべきは、この7つのパーツを使えば、英文を一つの型で説明出来るという点です。

しかも、分詞、不定詞、動名詞、関係代名詞などの迷子になりそうな文法内容についても説明可能なのです。

にわかには信じられない話ですが、私個人的には納得出来ました。

しばらくこの本の示す7つの「パーツ」と一つの文型を、英文の全体像の基として、英文法の各項目を勉強し直してみようかなと思っています。


 隔靴掻痒となりましたが、久しぶりに英語関連で驚いたという話でした。


ではでは

英語、日本語、英語の順で

英語の学習法について考えた話です。

 

 

最近のYouTube

 現在ではYouTubeに、これまでは考えられなかった長時間の英語教材がアップされるようになって来ました。

これは、コンピューターを使った音声合成がかなり発展したことが理由の一つでしょう。
何しろ、Windows10にデフォルトで音声合成できる機能がインストールされているぐらいですからね。

例えば、「日常会話、テレビ・ラジオ番組」で話されている英単語の「92%」をカバーする英単語リストのNGLSというのが有るんですが、この動画も有ります。


www.youtube.com

その長さは、なんと3時間31分です。

これほどの長さのものは、人が録音するのは非常に大変でしょうし、無料で公開出来ないでしょう。

良さげな形式

 という訳で、色々と見て回っているのですが、その中で、これは良いんじゃないかという形式のものを見付けました。

それは、英語、日本語、英語の順で作られている形式のものです。

具体的には、こういったものです


www.youtube.com


これで、普通は別々に行わなければならない、リスニングと、音読またはシャドーイングのスピーキングの練習が一度に出来そうだと思ったのです。

最初の英語が流れる時に自然とリスニングをすることになりますし、その後の日本語で、その結果を確認できます。

更に次の英語に合わせて、音読、シャドーイングをすればいいわけです。

しかも、常に動画を見ている必要もなく、聞き取れなかったり、単語が分から無い時だけ見れば良いのです。

ながらで出来そう

 という事で、通勤時間や、家事をやる時などに、ながらでやるのにぴったりでは無いかと思ったわけです。

さすがに通勤時間に、声を出すのはまずいので(特にこのご時世ではね)、せいぜいつぶやく程度にはなるかと思いますが。

とは言っても、私自身はもう通勤することは無くなったので、専ら家事をやりながら聞く事になります。

時間的にも、毎日1時間2時間と時間単位で確保できそうです。
しかも、その他の日常を圧迫することも無くです。

便利な時代になりました。


 英語に関しては、相変わらず、屁理屈先行の実践不足な下手の横好きで、趣味の英語道まっしぐらなのですが、今回はどんなものでしょうか。


ではでは

英語のストーリーは

英語を学ぶときのストーリーについて考えてみたら、違う結論になった話です。

 

 

英語もストーリーを

 以前の記事で、いろんな分野を理解するのに、ストーリーを考えて、それを基に広げていくと、何かと良いんでは無いかという考えを書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

それならば、私の趣味の英語もそれで行けるのではないかと考えたわけです。

上記の記事の中でも書いた、「個別の内容として覚えているだけで、相互につながっていることは少ない」という状況は、英語の中でも特に英文法で顕著に見られます。

五文型を筆頭に、関係代名詞、関係副詞、to不定詞、動名詞などなど、名称としてのみならず内容もそれなりに知っているつもりでも、それが英語のどこにどうはまり込むかが、漠然としているのです。

ならば、これらの概念の幹となるストーリーを作って、そこにどうつながっているかを考えていけば良いんじゃないかと思ったわけです。

やはり五文型辺りがとっかかりとして適当では無いかと考えて、ああでもないこうでもないと、色々とこね繰り回してみたんですが、あまりいい案が浮かんでこないのです。

東京外国語大学言語モジュール

 そこで藁をもつかむ思いで、というほど真剣に考えていたわけでは無いですが、何かヒントでもつかめないかと思って、以前に紹介した事も有る東京外国語大学言語モジュールを覗いてみました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

英語だけでなく、他の言語の文法も覗いてみたらなにか思いつかないかなと考えたのです。

ところが、最初に見た英語の文法にヒントが有りました。

当該の文法モジュール内の「入門コース」の内容は以下のようになっていました。

 

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どうでしょうか、複数形、名詞、形容詞以外には、文法用語は出て来ません。

これは、「入門コース」だからという訳では無く、「全体コース」という上位のステップも同じ形式となっています。

これを見て、文法をストーリーまで作って覚える必要はないのではないかと思ったのです。

日本語から考える

 答えは簡単で、日本語をベースにして考えれば良いのでは無いかというものです。

日本語はすでにマスターしている訳なので、それを英語にするにはどうするかという観点で、英文法を取り込んでいけばいいのではないかという事です。

文法用語を記憶のためのフックとして覚えるから、どう使ったらいいかがよく分からないという事になるのではないかと思うのです。

逆に考えて、自分がしゃべっている日本語をフックとして覚えれば、理解し易いのではないか。

例えば、一度は引っ掛かる過去形と現在完了についても、日本語から考えれば比較的理解し易そうです。

「~した」、例えば「私は、財布を無くした」という日本語から考えるのです。

この場合、日本語には現在完了という考え方は無いので、単に過去の何処かで財布を無くしてしまったという事実を述べ出ているだけだという事になります。

しかし英語では、ご存知のように、二通りの表現が出来ます。

”I lost my wallet." と"I have lost my wallet."です。

勿論、過去形と現在完了形です。

過去形は日本語と同じ意味ですが、現在完了は「財布を無くして、今も持っていない。」という、どちらかと言えば現在にフォーカスした意味を持ちます。

だからこそ、現在完了形という名称にも「現在」という言葉が入っているという事になります。

日本語の場合には、「なかなか見つからなくて、困るよ。」というように、現在の状況を補う形になります。

逆に言うと、英語でも、このように話をすれば、現在完了を使う必要はない事になります。

もっとも、相手が現在完了を使う事を止めることは出来ないので、理解出来るようにしておく必要は有るんですけどね。

このように、「~した」という日本語を基にして、英語を理解していくようにするわけです。

ワンセット作れば

 こういった、フックとなる日本語のセットをワンセット作ることが出来れば、英語だけではなく、その他の言語に関しても、それに合わせて理解していくことが出来るのではないかと思うのですが。

ひょっとして、何か国語も使える人は、自然とこのようなことをやっているという事は無いでしょうか。

最初は、上記の東京外国語大学言語モジュールの英語の文法をベースに、日本語のセットを作れば良いのですが、ポイントは、自分がよく使う言葉を使う事かもしれません。
それにより、使い勝手の良いものになるはずです。

一見すると、英文のパターンを覚えるのと同じ考え方のようにも思えますが、文法を絡ませることで、どのように使うかといった点で腑に落ちる感じもあると思うのですが。


 いつもの理屈先走りの実践不足にならないような気がする、といつも思うのですよ最初は。
さて今回はいかに。


ではでは

 

 

 

 

左手で箸と英語の発音

英語の発音の学習法について考えてみた話です。

 

 

英語も修正出来ないか

 チョット前の記事で、左手で箸を使う練習をした時の経験を元にして、「手続き記憶」を修正する方法を考えてみました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

ポイントは、箸の使い方における利き手以外の手を使うといったように、無意識の自動的な反応を止めて、意志的に正しい方法で行う事ができるようにする手段を見つけるという事でした。

下手な横好きで、英語学習が趣味な私としては、これを英語の習得に応用できないかと思ったのです。

英語における、左手に相当するものは何か、色々と考えたのですが、これがなかなか難しいのです。

この場合、無意識の自動的な反応というのは、母語である日本語になります。

という事は、日本語で考えるのを止めるという事になる訳です。

一体全体、どうやったらそんなことが出来るのか。

などと、考えあぐねていたんですが、一つ可能性のありそうなものを思いつきました。

発音は出来そう

 それは、発音なら何とかなりそうだという事です。

日本語を喋る時には、いちいちどう発音するかを考えることなく、無意識に日本語の発音をしているはずです。

で、英語の学習をするときにも、普通に話すと、無意識に日本語の発音をしてしまいがちになる訳です。

そのために、例えば、LとRの発音が、全てラ行の発音になってしまうような事が起きるわけです。

という事は、この無意識の日本語の発音を止める事により、英語の正しい発音を学ぶことが出来かもしれないと考えた訳です。

どうやって止めるのか

 ここまでは、思いついた訳ですが、問題はどうやって日本語の発音を止めるかです。

これも色々試行錯誤をした挙句、思いつきました(と思うのですが)。

それは、ゆっくりと発音するという事です。

上にも書いたように、普通の速さで発音すると、どうしても自動的に慣れ親しんだ日本語の発音をしてしまいがちな訳です。

ゆっくり発音しても、意識しなければ、日本語の発音をしてしまうことには変わりありませんが、違うのは、意識して異なる発音をするだけの時間的余裕が出来るという点です。

自動的な発音は止める事は出来ないですが、意識的に違う発音に置き換える時間を稼ぐことで、正しい発音をインストールできるのではないかと思うのです。

間違ってはなさそうだ

 私的には、なかなかいい思い付きだと思うのですが、理論的な裏付けも、勿論実績もありませんので、どうなんだろうという感じでした。

同じような事を考えている人はいないかと、ネットで調べてみると、『超低速メソッド英語発音トレーニング 』というそのものずばりの本が出ているようです。

少なくとも、全く間違いという事ではなさそうです。


 後は実践するだけです。
英語に関しては何時もそうですが、それが最大の問題なのです。


ではでは

続々・英語と国際補助語

 英語と国際補助語について考えた話の続々編です。

 

 

前回までの話

 前回までの記事で、英語をベースに、英語よりも習得の容易な国際補助語を作ってみるべく、思いつくままに書いてきました。

前回までで、語彙、発音、語順がらみの文法について考えてみました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

今回は、文法についての修正点の残り、とその他(書いてる間に思いついた事です)について、考えてみたいと思います。

注:以下の話では、発音と綴りの一致を取り入れると、話がややこしくなるので、前回同様、通常の英語表記で話を進めます。

単数と複数

 単数と複数で表現を変えることはしません。

日本語で考えてみても、これらは無くても、特に問題は無いのではないかと思われます。

また単数、複数の表現を無くすことから、必然的に、数えられる、数えられないというのも必要無くなることになります。

それに付随して、「たくさん」を意味する単語は「many」だけとしても良いかもしれません。

冠詞

 冠詞についても、無くすことにします。

これも、無くても問題はないでしょう。

ここでも、微妙なニュアンスに関しては、見て見ぬふりをします。

動詞の変化

 動詞の変化に関しは不規則変化は無くすこととします。

例えば、be動詞は、人称による変化はさせずに、常に「be」を使うことにします。

有名な「三単現のs」も、無くてもいいでしょう。

動詞の変化としては、後ろに「ed」、「ing」を付けるだけとします。

例えば、「have」は「haveed」となる訳です。(語尾がeの時にどうするかは、検討の余地が有りそうです。)

従って、現在完了は、「has」を使わず全て「have」を、過去完了は「haveed」を前に、それぞれ置くことで表すことになります。

その他

 疑問文は、文型はそのままで、文末を上昇調で発音し、文末に「?」を付加することで表すことにします。
何を、文頭に出すか考えなくてもいいわけです。

否定文の作成は、「not」の使用に統一することにします。
be動詞に合わせて、一般動詞も、後ろに「not」を置くことにします。
一般動詞だけ、前に「don't」を出すのは、ややこしいだけですよね。

関係代名詞は、全て「that」にします。
所有格は、「that's」でどうでしょうか。
ついでに、関係副詞も、「that」にしてしまっても、意味は通じるのではないかと思います。
先行詞も含んだ用法は、例えば、「why」、に関しては、「that」にすると意味が取りにくいという事であれば、「reason that」とすればいいでしょう。
間接疑問文も、この方式で行けるのではないかと思います。

比較級、最上級は、全て「more」、「most」を付けることにして、原級を変化させないことにします。

まとめに変えて

 以上、思いつくままに書いてきましたが、大まかに言って、中学英語の範囲で、気になるところは網羅していると思います。

ただ、前回の、文法用語を取り入れて、語順を自由にするというのは、正直言って、細かいところまで考えたわけでは無いので、どこかで矛盾が出て来るかもしれません。

見直してみると、私が英語を学習するときに、覚えにくいなとか、理解しにくいなと思ったところを、こうなら簡単でいいのにと言うものの羅列になっているようです。

まあ、言い換えれば、不平不満ををぶちまけたものと言っていいかもしれません。

3回に渡って、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。


 一応、国際補助語をという事ですので、名前が有った方がいいかと思うので、国際補助語( international auxiliary language)から「Ialish」とでもしておきましょうか。


ではでは

続・英語と国際補助語

 英語と国際補助語について考えた話の続編です。

 

 

前回の話

 前回の記事で、英語をベースに、英語よりも習得の容易な国際補助語を作れば、英語が使える人にも取り組み易く、普及する可能性が高くなるのではないかと言う話をしました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

その中で、英語をベースにどう変更するかについて、主に修正すべき点として、1.語彙と、2.発音について考えてみました

今回は、3点目として文法を考えてみたいと思います。

前回の記事で、以下のような点が英語の習得を、難しくしているのではないかと書きました。

3.文法
  語順が固定されている(日本語などから見ると、異なる)。
  単数、複数。
  動詞の変化。
  冠詞。

この中で、先ずは、最も習得を難しくしていると思われる(あくまでも日本人から見てですが)、語順の問題を考えてみます。

注:以下の話では、前回に考えた、発音と綴りの一致を取り入れると、話がややこしくなるので、通常の英語表記で話を進めます。

語順が固定されている

 例えば、
 私は、彼に私の本をあげました。
は、
 I gave him my book.
ですが、
私は、私の本を彼にあげました。
と言えても、
 I gave my book him.
と言うと、意味が変わってしまいます。
 
これを、どんな語順でも良いという事にします。
と言っても、そのままでは、上の例のように、意味が違ってしまいます。
そこで、文法用の記号をそのまま文に入れてしまう事にします。
具体的には、主語:S、述語:V、直接目的語:D(DO)、間接目的語:O(IO)とします。

そうすると、例文は、
 S I  V gave  O him  D my book.
となりますし、
 S I  V gave  D my book  O him.  
でも意味が変わらないことになります。

また、もっと語順を変えても意味は通ります。
 S I  O him  D my book  V gave.
という、日本語と同じ語順でも大丈夫です。

あと、補語:C、修飾語:Mとします。

こうすることに拠り、母語がどんな語順をとるものであっても、母語と同じような感覚で文を組み立てればいいことになります。

日本語から見ると、助詞を前に出したような感じになる訳です。

冗長になるのは明らかですが、そこは意思の疎通を優先することにします。

代名詞の格変化

 これに伴って、代名詞の格変化も無くします。

所有格に関しては、名詞も含めて、全て’sにします。

例えば、上の文は
 S I  V gave  O he  D I's book.
とするわけです。


 語順のみで、予想外に長くなってしまいました。
文法の残りは、再び稿を改めることにします。


 ではでは

 

 

英語と国際補助語

 英語と人工言語について考えた話です。

 

 

国際補助語

 国際補助語とは、異なった言語を話す人々が意思疎通をするために考えられた言語のことを言います。

人工的に作られた国際補助語で、日本人に最も知られているのは、エスペラント語でしょう。

エスペラント語は、19世紀末にポーランド人により考案されました。
それ以降100年以上が経ちますが、現状は、世界で100万人程度の使用者にとどまっているようです。

その代わりに、現在国際補助語として使われているのは、英語と考えていいでしょう。

しかし、これが日本人には、チョット難しいわけです(まあ、個人的な感想が多分に影響しているのは認めます)。

そこで、より習得の簡単な国際補助語を考えてみたらどうかという訳です。

基本的な考え方

 とは言っても、一から作り上げても、エスペラント語のように、なかなか普及しない可能性のほうが高いと考えられます。

何しろ、すでに英語がそれなりに普及しているので、それに加えて、新たなものを習得したいとは、思わないでしょうからね。

ということは、英語をベースにして、様々な母語を話す(もちろん英語も)人たちが習得し易い言語を考えれば、英語の使用者にも使用してもらい、普及することが期待出来るかもしれません。

英語の何を変更するのか

 英語をベースにするとして、色々な点が考えられと思いますが、大きくは、以下のような点を、習得し易くする必要があるでしょう。

1.語彙
  覚えるべき語彙数が多い。

2.発音
  綴りと一対一で一致しない。

3.文法
  語順が固定されている(日本語などから見ると、異なる)。
  単数、複数。
  動詞の変化。
  冠詞。

どう変更するのか

1.語彙
 基本的に、英語のアルファベット、単語をそのまま使います

専門的な用語や、時事用語は別にして、基本的な最低限の語彙を選定します。

VOAのSpecial Englishの1500語のリストのようなイメージです。

ただし、見る、聞く、話すと言った基本的な単語は、それぞれ、see、hear、sayといったように、一つの単語で全ての場合に対応することにして、シンプルな語彙にすることにします。
look、watch、listen、speak、talkといった単語は使わないという事です。

場合によっては、英語に比べ、微妙なニュアンスは失われるかもしれませんが、意思疎通は出来るでしょう。

2.発音
 発音はイギリス英語とします。(特に他意はなく、一つに決めたいだけです。)

綴りは、発音に合わせる事にします。

英英辞典の発音記号の表記を取り入れるのはどうでしょう。
いっそのこと、国際音声記号IPA)で綴ることにしても良いかもしれません。


 3.文法に関しては、チョット長くなりそうなので、稿を改めたいと思います。(思い付きで書いているので、破綻するかもしれませんが。)

 
 ではでは

 

英語の発音全体像の捉え方

 英語の発音の全体像の捉え方についての話です。

 

 

もやもやしていた英語の発音

 英語の発音に関しては、以前もチョット書いたように、ヒアリングに問題が有り、「発音できないものは聞き取れない」と言う話もあるようなので、色々とそれなりにやっているつもりです。

でもですね、以前から、いわく言い難いもやもや感が有ったんですよね。

知識としてはだんだんと増えてくる訳です。
rとlの違いとか。
イとエの間のような /æ/とか。
4種類のアとか。
その他、もろもろの事を覚える訳ですが、今一つピンと来ないところが有ったのです。

ニューエクスプレスプラスにヒントが

前回ニューエクスプレスプラスがらみの記事を書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

そのためにニューエクスプレスプラスの内容について調べている時に、もやもやの原因に気が付きました。

その時見ていた、ニューエクスプレスプラスのスペイン語の発音に関するページを引用します。

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引用元:amazonなか見!検索よりキャプチャ

これは、子音の発音に関するページなので、母音のe、iは有りませんが、一応アルファベット順になっているのが分かると思います。

そうです、アルファベット順に、まとめればいいんだと思ったのです。

アルファベット順で全体像を

 考えてみれば、英単語はアルファベットからできている訳で、それぞれのアルファベット側から、発音をまとめれば、全体像が見えて来そうだと思った訳です。

英語の発音と言うと、解説書の多くもそうだと思うんですが、母音がいくつで、子音がいくつあると言った話から始まって(一応母音が17!で子音が21と言われているようです。)、発音記号と共に、一つずつ解説されていくという形式が多いかと思います。

それぞれの解説に代表的な単語が示されて、それで覚えるという事になる訳ですが、それ以外の単語はどうなんだ、という事になる訳で、キリがないんじゃないかと言う恐れが、もやもやの正体だったのです。

ここまで引っ張って来て申し訳ないですが、個人的には、いろんな所からの情報をまとめて、作りつつあるところで、お見せするほどのものはありません、悪しからず。

子音に関しては、概ねこれでいいかなと言う感じなんですが、母音をどうまとめようか思案中です。

しかし、明らかに、作った部分に関しては、見通しが良くなった気がします。
どうも発音の全体像がと言う方は、一度考えてみても面白いかもしれません。


 それにしても、母音はややこしすぎませんか。
なんで、Long VowelとShort Vowelなんかあるのか、スペイン語の爪の垢でも煎じて飲んでほしいですよね。(爪が有るかどうかは、知らないですけど。)


 ではでは。

 

 

英語にも初級入門書を

 もっと英語に取り組み易く出来ないかという話です。

 

 

ニューエクスプレス

 ニューエクスプレスと言う、白水社が出している語学入門書のシリーズが有ります。
現在は、ニューエクスプレスプラスと言う、リニューアル版に切り替わりりつつあるようですが、これがなかなかすごいのです。

先ず何といっても、言語数が、40以上あります。
中には、ラテン語や古典ヘブライ語と言った、使う相手の心配をしなければいけないようなものも有ります。
しかも全て、CDの音声付きです。

全て同じフォーマットで作られています。
白水社のサイトから引用します。

「ニューエクスプレスプラス」シリーズの構成

  • ○○語ってどんなことば? 最初にことばの特徴や話されている地域などをご紹介します。
  • 文字と発音 文字の読みかたや発音のコツをやさしく解説。
  • 本文 全20課で、見開き2ページに会話・和訳・単語、次の2ページに文法説明があります。
  • 練習問題 2課ごとに2ページ、解答は同じ見開きですぐに確認できます。
  • 単語力アップ・表現力アップ テーマ別の単語と表現のコーナーで会話もバッチリ。
  • 単語リスト 出てきた単語が載っているので、辞書なしでも始められます。


引用元:ニューエクスプレスプラス - 白水社

 

例として、フランス語のページサンプルを引用します。

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引用元:ニューエクスプレスプラス フランス語 - 白水社

こんな感じで、20課有り、一冊で一通り初級は卒業できるようになってます。

英語が無い

 これは、文章量と、語彙量が少ないとはいえ、私が以前の記事で欲しいと書いた、中学英語ベースの参考書の替わりにぴったりじゃないですか。

 

yokositu.hatenablog.com

 

とはいうものの、残念ながら、このシリーズには、40以上の言語が有るにもかかわらず、英語が有りません。

これ以外にも、いくつかの出版社から、語学の初級入門書のシリーズが出ていますが、チョット調べた限りでは、いずれのシリーズにも英語が存在しないようです。

英語の初級入門書

 どうも、英語に関しては、初級の入門は義務教育で行われるという事からか、初級の入門者向けの参考書が手薄な気がします。

どうしても、学生向けには、入試対策としての各種参考書になりますし、社会人向けには、各種認定試験向けの対策本のような事になりがちですよね。

そういったものの方が、需要が有るというのは分かるんですが、ニューエクスプレスプラスのような、一冊でとりあえず初級は卒業できるようなものも、有ってもいいんじゃないかと思うんですけどね。

 
 と言うか、英語版が有れば、それを中学で最初に学ぶ教科書にして、1週間1課でやって、半年ぐらいで初級を卒業してしまうのもいいんじゃないかと、思うんですけど。


 ではでは

東京外国語大学言語モジュールでディクテーション

 ディクテーションを行うのに、東京外国語大学言語モジュールが便利だと言う話です。

 

 

ディクテーションに興味はあるが

 下手の横好きで、その学習がほとんど趣味になっている、私の英語ですが、中でもひどいのがリスニングです。

まあ、いやになるほど聞き取れません。

リスニングの勉強法については、いろいろ言われていますが、以前から気になっていたのが、ディクテーションです。

ご存知のように、音声を聞いて、内容を書き取っていくというものです。

この方法を始めて知った時には、これだと思って、やってみたんですが、これが笑っちゃうほど出来ない。

ただ出来ないだけでなく、方法としては、一文章ずつ再生を止めて、聞き取れなかった場合は巻き戻してもう一度、のようにして行う訳ですが、これが面倒くさい。
特に一文章分を巻き戻すのが、なかなか難しい。

という訳で、興味はあっても、やっていなかったのですが、最近これはと言うものを見つけました。

東京外国語大学言語モジュール

 それは、東京外国語大学言語モジュール(TUFS言語モジュール)と言うものです。

 

TUFS言語モジュール
東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)

http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/


TUFS言語モジュール自体は、「21世紀COEプログラム」と言う、文部省の 助成金制度による研究の成果を公開しているもののようです。

リンク先を見てもらうと分かるように、27言語!!が学習出来るようになっています。
レベルとしては、中学英語程度となっているようです。

考え方としては、基本となるシステム(これをモジュールと呼んでいる)を構築して、その上に各言語のデータを実装するという形を取っているようです。

やる気になれば、27言語の学習が出来るわけです。
ただ、言語によっては、部分的な実装にとどまっているものも有るようですが。

TUFS言語モジュールでのディクテーション

 この中で、ディクテーションに関しては、会話モジュールの中にそのものずばりのパート(「学習モデル」と呼んでいる)が有ります。

TUFS言語モジュールのtop から、英語を選び、その会話モジュール内の「学習者用 Tufs kids」を選びます。
左側の「学習モデル」から、「ディクテーション」を選ぶと、次のような画面になります。

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会話の場面を選べるようになっています。
つまり、場面ごとの会話例も学習出来ることになります。
それぞれ、30から40秒程度の会話となっています。

例えば、「いくらかたずねる」を選ぶと、次のような画面になります。

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この動画の内容について、学習することになります。

左側の選択肢から、「Model 3-5 聞き取って書き取ろう」を選ぶと
次の画面になります。

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画面中のスピーカーマークをクリックすることに拠り、上の動画の会話を、一文ずつ再生出来、好きなだけディクテーションが出来ます。

巻き戻す必要などは全くないので、効率的に学習が出来そうです。


 今回はディクテーションの話でしたが、TUFS言語モジュールそのものに関して言うと、発音、文法、語彙、会話と一通りそろっているので、英語の再入門には、これだけで十分という気もします。
あとは、実践あるのみだよ、俺。


 ではでは

 

 

英語の教育

 英語の教育に関する話です

 

 

民間試験導入の延期

 大学入試に、民間試験を導入すると言う話は、延期になりました。

中高の6年間やっても、全然使えるようにならないと、よく言われます。
それに対して、先ず入試を変えようという考えが、なんとも頓珍漢ですよね。
先ずは、カリキュラムの改善からでしょう。
そうすれば、入試がどうであろうと、使えるものは使えるわけですから。

教科書の検定制度が有り、右から左に内容を変えるわけにいかない。
教師間のレベルの差が大きい。
といった現状を踏まえて、特に基本となる、中学英語の改善策を考えてみました。

動画を作る

現行の検定教科書の、本文部分の動画を作成します。
教科書のLessonごとの動画とし、英語の字幕も入れ、さらに、一学年から三学年に向かって、会話スピードが速くなるようにします。
イメージとしては、VOA Learninng EnglishのLet's Learn English のようなものを考えています。

learningenglish.voanews.com

加えて、発音を解説した動画も作成します。

発音の教え方に関しては、音声学などの見地も取り入れ、英知を結集して、動画を見ればひとりで練習できるものを作り上げます。
習得度合いは、オンラインの音声認識(Siriのような)でチェックが出来るようにすればいいでしょう。

インターネットで配信することにして、家での予習、復習も出来るようにします。

中学での利用

 先ず、一学年の最初に、一通りの発音を、動画を見ることにより、学ぶことにします。
もし授業だけでは、ついていけなくても、ネット上に有る訳ですから、家庭で、何度でも見ることが出来ます。

その後は、各Lessonを学習している間は、毎回の授業で該当する動画を見ることと、本文の音読を行うようにします

これにより、動画を見ることにより、聞くことと読むこと(字幕を読みながら見るようにします)を、音読により話すことを、それぞれある程度の時間こなすようになります。
家でも、同じことを繰り返せば、卒業までにかなりの時間を積み上げることが出来ることになります。

やることが決まっているので、どう勉強したらいいのか分からないといったことは、無くなることになるので、学習のハードルが低くなることが期待できます。

加えて、以上の事は、動画をベースに行うので、教師のレベルには関係なく行えるところがミソです。
それどころか、教師も、同じように動画を見聞きする訳ですから、一部教師の能力向上も見込めるかもしれません。

教師には、文法を中心に教えてもらうことにします。

一般人の利用

 せっかく、改善するので、学生以外にも利用出来るようにすることにしたらどうでしょうか。

動画の作成は、国が税金を使って行う事にします。
そして、インターネットでの配信を、一般にも公開するのです。
そうすることにより、誰もが利用できる、英語学習のベースが出来ることになります。

以前の記事で、中学英語ベースの参考書について書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

この参考書を、教科書の替わりに使って、中学生と同じ様に、発音から始めて、動画を利用します。

あとは、上の記事の中でも書いたように、文法も同時に学ぶことができますし、瞬間英作文、シャドーイングなどを組合せることも出来ます。


 小学校も英語の授業が始まるようですが、まあ、英語が嫌いにならない程度でいいんじゃないでしょうか。


 ではでは

音読、瞬間英作文、文脈で単語暗記、ヒアリングを、一冊でかつ低ストレスで

 今回は、不肖私めの英語学習法の話です。

 

エビングハウス忘却曲線

 やっぱり英語は単語力だよね、と色々調べているとたいてい出会うのが、エビングハウス忘却曲線だと思います。

人の脳は、最初に100%覚えると、1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%と、指数曲線的に忘れるという、あれです。

そのため、1時間後、1日後、1週間後、そして1カ月後と復習を行えば、効率的に覚えられるという訳です。

忘却曲線との闘い

私も、最初にこれを知った時には、これだと思って、さっそくその日から、手持ちの単語帳でやりました。

でも、結局2週間ぐらいで挫折しました。
まあ、端的に言って、覚えられなかったんです。
それに、何というか、覚えなきゃというストレスが、毎日半端なかったんですよね。

これ、私の記憶力という問題点もあるかとは思いますが、もう一つ大きな勘違いがあると思うんですよ。
上の説明にサラッと書いてありますが、前提として、「最初に100%覚えると」なんですよね。
そうなんですよ、毎日毎日、その日新たに対象とする分を、100%覚えることが前提なんです。

それが出来れば苦労はしない訳で、次第にストレスが溜まることにもなった訳です。

低ストレスを求めて

 ならば、毎日その日新たに対象となる分を、その日のうちに100%覚えなくてもよくすることが出来れば、低ストレスで行けるかもしれない訳です。

そんなうまい話が、とも思ったんですが、色々と試行錯誤をした結果、今のところ行き着いた方法が、以下の方法です。

 1.その日新たに対象とする分は、朝に音源、意味、文法を確認する。
 2.1日分を、各々14日間連続、21日目、28日目に学習する。
 3.最初の7日は音読、残り7日、21日目、28日目は瞬間英作文をする。
 4.音読の最初から3日間は、音源に合わせて行う。
 5.いずれの場合にも、特に覚えようとはしない。

初めの方と、終盤は除いて、毎日16日分を行うことになりますが、朝昼晩と分ける形にすれば、それほど負担にはならないと思います。
私の場合、合計で毎日1時間程度です。

途中で、あまりうまくいかない日があっても、残りの日で意外とカバー出来るので、精神的にも比較的楽です。

まあ、これで100%覚えられるとは言いませんが、28日目に意外と覚えていて、いい気分になったりします。

単語帳なので

私は、今現在これを、松本茂『速読速聴・英単語Basic2400 Ver.3』Z会でやっています。
この本は、文脈主義で作られているため、単語は文脈で覚えることになります。

意識してそうした訳ではないのですが、結果として音読、瞬間英作文(なかなか瞬間とはいきませんが)、文脈で単語暗記、ヒアリングを、一冊でかつ低ストレスで、行う方法となりました。

今のところ、結構気に入っています。
ただ、単語帳を使っているので、発音と文法に関しては、分かっているという前提になってしまうのはやむを得ません。

それもあって、発音と文法を含めた、中学英語ベースの参考書を考えてみたんですけどね。 

yokositu.hatenablog.com

 

  ではでは

 

TVで放送される海外ドラマ・アニメに英語字幕を。

 英語学習用に、TVで放送される海外ドラマ・アニメに英語字幕を付けてもらえないでしょうか、という話です。

海外ドラマ・アニメでの英語学習

 英語学習を、DVDや動画配信サービスを使って、海外のドラマ・アニメで行うことは、一般的になって来たといっていいと思います。

その方法は、人によって様々ですが、多くの場合、概ね次のような段階を踏みます。
  1.日本語音声、または英語音声+日本語字幕で、内容を把握する。
  2.英語音声+英語字幕で、使われている英語を確認する。
  3.英語音声のみで見る。

TV放送で足りないのは英語字幕

 地デジ、BSで海外のドラマ・アニメ、特に英語で製作されたものが、2か国語放送されることが多くなってきました。
加えて、字幕放送(日本語)がされることも、多くなってきました。

後は、英語字幕があれば、と思ったわけです。

各放送局の方々、お願いします。

各放送局の方々、どうでしょうか。
日本国民の英語レベルの底上げに、資すると思うのですが。
それに、英語学習好きは、多いですよ。

特に、1日の中で、当該の番組の放送が多い局は、英語学習も出来るチャンネルということで、訴求効果も結構あるのではないかと思うのですが。


英語字幕が標準になってくれればと、と愚考するものです。

 

 ではでは