ディクテーションを行うのに、東京外国語大学言語モジュールが便利だと言う話です。
ディクテーションに興味はあるが
下手の横好きで、その学習がほとんど趣味になっている、私の英語ですが、中でもひどいのがリスニングです。
まあ、いやになるほど聞き取れません。
リスニングの勉強法については、いろいろ言われていますが、以前から気になっていたのが、ディクテーションです。
ご存知のように、音声を聞いて、内容を書き取っていくというものです。
この方法を始めて知った時には、これだと思って、やってみたんですが、これが笑っちゃうほど出来ない。
ただ出来ないだけでなく、方法としては、一文章ずつ再生を止めて、聞き取れなかった場合は巻き戻してもう一度、のようにして行う訳ですが、これが面倒くさい。
特に一文章分を巻き戻すのが、なかなか難しい。
という訳で、興味はあっても、やっていなかったのですが、最近これはと言うものを見つけました。
東京外国語大学言語モジュール
それは、東京外国語大学言語モジュール(TUFS言語モジュール)と言うものです。
TUFS言語モジュール
(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/
TUFS言語モジュール自体は、「21世紀COEプログラム」と言う、文部省の 助成金制度による研究の成果を公開しているもののようです。
リンク先を見てもらうと分かるように、27言語!!が学習出来るようになっています。
レベルとしては、中学英語程度となっているようです。
考え方としては、基本となるシステム(これをモジュールと呼んでいる)を構築して、その上に各言語のデータを実装するという形を取っているようです。
やる気になれば、27言語の学習が出来るわけです。
ただ、言語によっては、部分的な実装にとどまっているものも有るようですが。
TUFS言語モジュールでのディクテーション
この中で、ディクテーションに関しては、会話モジュールの中にそのものずばりのパート(「学習モデル」と呼んでいる)が有ります。
TUFS言語モジュールのtop から、英語を選び、その会話モジュール内の「学習者用 Tufs kids」を選びます。
左側の「学習モデル」から、「ディクテーション」を選ぶと、次のような画面になります。
会話の場面を選べるようになっています。
つまり、場面ごとの会話例も学習出来ることになります。
それぞれ、30から40秒程度の会話となっています。
例えば、「いくらかたずねる」を選ぶと、次のような画面になります。
この動画の内容について、学習することになります。
左側の選択肢から、「Model 3-5 聞き取って書き取ろう」を選ぶと
次の画面になります。
画面中のスピーカーマークをクリックすることに拠り、上の動画の会話を、一文ずつ再生出来、好きなだけディクテーションが出来ます。
巻き戻す必要などは全くないので、効率的に学習が出来そうです。
今回はディクテーションの話でしたが、TUFS言語モジュールそのものに関して言うと、発音、文法、語彙、会話と一通りそろっているので、英語の再入門には、これだけで十分という気もします。
あとは、実践あるのみだよ、俺。
ではでは