横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

八千草薫さんと言えば

 八千草薫さんに関する、私的思い出話です。

 

 

亡くなられてしまいました

 八千草薫さんが亡くなられてしまいました。

昔から、銀幕やTVで見ているので、親と同じで、いつまでもいるような気がしていて、やっぱりショックですね。

色々な番組で、追悼がされました。
ご存知の通り、様々な作品に出演された訳ですが、見た限りでは追悼番組の中では触れられていなかった作品が、私にとって、代表作となっています。

それは、東映の『ガス人間第一号』と言う作品です。

浮世離れの美しさ

 この作品の中で、八千草薫さんは日本舞踊の家元の役で、もちろんヒロインとして出演しています。

その時の彼女がこれです。29歳だそうです。

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画像引用元:ガス人間第一号 八千草薫・土屋嘉男・三橋達也 | イケてる、モノ・コト

 

作品が上映されたのは1960年のようですので、さすがにリアルタイムでは見てないはずで、後年TVで放送されたのを、見たのだと思います。
記憶では、中学生ぐらいの時だったと思うのですが、このチョット浮世離れした美しさに、こんな人がこの世の何処かにいるんだと思ったことを、今でも覚えています。
まあ、そんなときもあったという事です。

それ以来、私の中で、八千草薫さんの代表作は『ガス人間第一号』という事になっています。

ガス人間第一号

 ところで、題名がいかにも時代を感じさせる作品の『ガス人間第一号』ですが、簡単にあらすじを紹介すると、
”生体実験により、ガス状に自由になれるようになった男(土屋嘉男演)が、八千草薫さん演じる家元を助けるために、犯罪を行うが、最後には・・・。”
と言うものです。

これは、変身人間シリーズと銘打って東映が作成した三本の内の一本で、残り二本は、『美女と液体人間』、『電送人間』となります。
いずれも、科学技術により特殊能力を得た人間が出て来る作品となっています。

ちなみに、残りの二作のヒロインは、いずれも白川由美さんとなっています。
こちらは、どちらかと言えば息を呑む美しさとでもいうような感じでしょうか。
大きなお世話でしょうが。

こういった作品を

 ところで、このシリーズのようなテイストの作品は出来ませんかね。
最近のホラーとは一味違った、科学技術を絡めた、オドロオドロしい恐ろしさがあり、捨てがたいものが有ります。
何しろ、変身人間ですからね。

もっとも、『ガス人間第一号』のリメイクだけは、止めてほしいですけどね。
勝手なことを言うようですが、八千草薫さん以外の『ガス人間第一号』はあり得ないでしょう。
オードリー・ヘプバーン以外の『ローマの休日』があり得ないのと同じことです。


 八千草薫さんの御冥福をお祈り致します。


 ではでは