花粉症と油について思いがけず考えた話です
前回までの話
前回まで2回に渡って、花粉症と油について考えてきました。
花粉症の原因として、オメガ3とオメガ6の摂取量の比が怪しいのではないかという話でした。
オメガ3に対してオメガ6を摂り過ぎているのが問題という結論でした。
その為、後は摂りすぎのオメガ6を減らしオメガ3を増やして比率を正しくするぞ、
という事で話は終わりました。
それで話は一旦終わるはずだったのですが、これが意外と大変だという事が発覚したので、今回はその話です。
大さじ一、二杯の筈が
比率を正しくするためには、先ず適正な摂取量が分からないことには話になりません。
それについては、前回までの2回の記事を書くために調べていた時に、一日に大さじ一、二杯だというのを見掛けていたわけです。
料理している時の事を思い出すと、炒め物などに油を使う時に、大さじ一、二杯などはすぐに使ってしまっているの明らかです。
炒め物などに使うサラダ油やごま油はオメガ6なので、その使用量を大さじ一、二杯未満い押さえ、その分オメガ3をえごま油などで摂れば良いかなと。
油を減らした分は、テフロンに頑張ってもらえば何とかなるだろうと。
そんな風に考えていた時が、私にも有りました。
一日40~60グラム?
ところが、油の摂取量としては、一日40~60グラムが適正という情報も有る事に気が付きました。
油大さじ一、二杯で40~60グラムという事は有り得ません、せいぜい30グラムというところでしょう。
どちらが正しいのでしょうか。
結論から言えば、どちらも正しかったです。
一日40~60グラムというのが、必要な油脂の量で有り、大さじ一、二杯というのは、そのうちで料理に使う油の量という事のようです。
料理に使う油以外は何かというと、食品に含まれている油という事です。
確かに、冷静になって考えると、オメガ3の含まれているものにサバなどの魚というのが有った訳で、食品に含まれる油というの考慮しなければならない訳です。
食品は食材だけでは無い
ここで、さらなる情報「見えない油」がとどめを刺します。
「見えない油」とは、料理に使う油のように見て分かるものでは無く、食品に含まれている見ただけでは分からない油の事です。
先ほどのサバに含まれる油も「見えない油」なのですが、それよりも問題なのは、サバなどの食材に含まれる物よりも、すでに食べられる形になっているものに含まれる油です。
分かり易いのは「揚げ物」でしょうか、油で揚げて有る訳ですから、たっぷりと油を含んでいます。
それだけでなく、最近はほとんどの食品に油が含まれていると言っても過言では無い状況にあります。
この事が分かってから、スーパーで食品に表示されている油の量を確認する癖がついてしまいました。
なかなか油を使っていないものが無いのが驚きです。
特にお菓子なども曲者で、手焼きのせんべいなどの伝統的なものの一部にしか、油を使っていないものを見つける事が出来ません。
しばらくは、「見えない油」との格闘が続きそうです。
この辺りが、オメガ6の過剰摂取を招き、結果として花粉症患者を増やしている原因なのかもしれません。
ではでは