憲法記念日に考えた話です。
テレビ欄
昨日は憲法記念日でした。
世間的には、ゴールデンウィーク真っ只中という事なのですが、年中休日のようなもののこちらとしては、あまりピンとは来ません。
いつもと違うのは、テレビの番組が一部通常の平日と違っている事でしょうか。
そう思って新聞のテレビ欄を見ても、見事な程憲法関連の番組が無いですね。
ようやく見つけたのは、NHKのニュースの中で少しという有様です。
まあ、とは言っても、こちらも憲法についていつも気にしているかと言われればそうでも無いんですけどね。
そもそも、憲法を真面目に全文読んだ記憶は無いわけで。
それにしても、Eテレ辺りで有ってもよさそうなものですが。
憲法と言えば
その憲法についてですが、毎年憲法記念日になると思い出す記憶が有ります。
おそらく小学校高学年の社会の授業だったと思うのですが、その日やった教科書のページにおそらくこんな感じの一枚の挿絵が載っていました。
もっとも、私が小学生の時代ですから、白黒だったはずですが。
明治の大日本帝国憲法発布式の図です。
記憶というのは、この挿絵を初めて見た時の感想です。
初めて見た時の感想
この挿絵は、大日本帝国憲法発布式の図という事で、欽定憲法である大日本帝国憲法を、時の総理大臣黒田清隆が命じ天皇から受け取っている場面という事になります。
その授業でどのように説明されたかは覚えていませんが、その時に私が思った事だけは鮮明に覚えています。
私は、「どうして天皇から憲法を貰わないといけないのか?」と思ったのです。
まあ、だからといって先生に質問するような生徒では無かったので、そのまま疑問として折に触れて思い出す事になった訳です。
その後、上に書いたような明治憲法に関して知るにつれて、いつの間にか解消していったという事になります。
小学校高学年ですでに
どうして当時の私がそんなことを思ったのかというと、なぜ国民の象徴である天皇から、憲法を貰わないといけないのか変じゃないのか、と考えたからでした。
その考えをそのまま、明治天皇と明治憲法にも当てはめたから、上のような疑問になった訳です。
今考えると当時は、先の大戦を経験した人も多く、軍国主義から新たな社会へという空気の残滓がまだまだ残っていた時代だったと思います。
多分に、教育にもその影響はあったのだと思います。
そんな中で、小学校高学年にしてすでに、「主権は国民にあり、天皇は象徴である」と普通に考えていたのです。
子供は子供なりに色々と考えているし、何をどう教育するのかよーく考えないといけないよねという話でした。
ではでは