水害対策の話です
災害に合われました皆様に、お見舞い申し上げます。
治水対策はしているが
毎年のように、想像を超えるような水害が発生するようになってしまいました。
それに対して、大都市部にみられる大規模な地下施設など、様々な治水対策が行われています。
が、これらに加え、さらに50年、100年に一度の水害に対応するための治水対策を、日本全土に施すことは、非現実的と言わざるを得ません。
そこで、水害発生状況から、治水対策以外の、対策を考えてみました。
水害が生じているのは
水害の報道で良く出てくる言葉に、床下、床上があります。
これは、当たり前ですが、被害の及んだ範囲を表現するときに、1階の床を基準にその上か下かを示しているわけです。
つまり、被害は、1階でとどまることが多いという事です。
とすれば、1階での被害を減らす方法を考えれば、多くの被害を防げると期待出来そうです。
1階に水が入らないようにする方法などを、色々と考えあぐねた挙句、思いつきました。
結局のところ、1階に生活の場がなければいい訳なので、ピロティーにすればいいことに。
ビルなどで、1階部分が柱だけで、駐車場に成っているものがありますが、それがピロティーです。
一般の住居をピロティーにすれば、水害に有っても、被害は最小限に留められるという訳です。
少なくとも、生活の場が無くなることは避けられる。
ピロティーだと
1階は駐車スペースとします。
車は、住宅と違って、一生で一度しか買わない、というものでもないので、あきらめるのを前提とします。
これは、通常の住宅でも同じことだと思います。
土砂が入り込んだり、水が引いた後に泥が残ったりしても、駐車スペースとしてフラットになっているため、小型の重機等で、比較的簡単に撤去が可能と考えられます。
最大の問題点は、コストが上昇してしまうという事でしょうか。
防災対策として、公的補助も考えていいのではないかと思います。
以上、建て替えることが前提なので、なんだという事なんですが、長期的に考えれば、非現実的な程大規模なものが必要、と考えられる治水対策に比べ、比較的低コストで、現実的に防災力の向上を図れると思うのですが。
ではでは