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恐竜は木の上で夢を見たのか

 今回は、私の考える恐竜の進化の話です。

 

ペルム紀末にもあった絶滅

 最近ではよく知られるようになったように、恐竜は、白亜紀の末に、隕石の衝突により絶滅したと考えられています。
白亜紀の前が、映画で有名になったジュラ紀です。
ジュラ紀のさらに前が三畳紀と呼ばれ、恐竜が生まれたと考えられてます。
その理由は、三畳紀の前のペルム紀の地層から、恐竜の化石が出ていないからです。

実は、白亜紀末と同じように、ペルム紀末でも生物の絶滅が起きています
それも半端でない大絶滅が。
この時の絶滅を、史上最大の絶滅と考える研究者もいるほどです。

恐竜登場前夜

この時、勘違いしがちなのが、絶滅したのが動物だと思いがちであることです。
当然のことながら、植物も多くの種が滅んでいます
シダ植物類を主体とした森も、一旦姿を消すことになりました。

三畳紀になり、裸子植物類が取って代わり、再び森が形成されました
その樹上という空白領域に、ペルム紀末を生き延びた恐竜の先祖が進出したのだと思います。

恐竜の先祖といっても、どちらかといえばワニに近い生き物だったと考えられます。
その時、地上に残ったものが、現代のワニに連なります

恐竜登場

先ず、木の上に進出したものの一部が、現代のコウモリのような、膜を持つようになり、のちの翼竜となったと考えられます。

次に、残ったものの中から、直立2足歩行を獲得したものが現れたのだと思います。

これに関しては、何も根拠がないのですが、
 ワニのような、いわゆるガニマタより、細い枝まで行動範囲が広がる
 前足を手として、摑まることが出来る
等、樹上での利点があることや、
 鳥盤類(トリケラトプス等)、竜脚類(ディプロドクス等)、獣脚類(ティラノサウルス等)の3類全ての初期の種が、2足歩行であること。
などから、それほど荒唐無稽でもないなと考えているんですが。

つまり、最初の恐竜は、木の上で生まれたのです。

そして鳥類が残った

その後、保温を必要とする環境に適応して、羽毛を獲得したものが現れたと考えられます。
そのため、多くの恐竜には、何らかの形で羽毛またはその痕跡があったという事になります。

そして、先ず、鳥盤類が、それに続き竜脚類、最後に獣脚類が地上に戻ったのだと思います。
それぞれの骨の形状の違いは、樹上生活の期間の違いにより、適応が進んだ結果ではないでしょうか。
また、それぞれの種類において、4足歩行していた種に関しては、2足歩行から4足歩行に戻ったと考えられているようです。

最後まで樹上に残ったものが、羽毛を発達させ、飛行能力を持つに至り、鳥類になったと考えます。

という訳で、鳥類が恐竜の子孫だというのは、ある意味正しいのですが、獣脚類が地上で飛行能力を獲得して、鳥類になったというのは、間違っていると思います。


 ティラノサウルスは、空を飛ぶ夢は見なかったという事です。

 

 ではでは