花粉症と油について考えた話です
オメガ3
健康情報番組でオメガ3という油について取り上げられることが有ります。
健康オタクの私としても、最近気になっているものの一つだったりします。
オメガ3ですが、ご存知のように食用に使う油の一種という事になります。
青魚、亜麻仁油、えごま油などに多く含まれているようで、健康のためにこれらを食べるのが良いという訳です、
で、その効果はと言うと、動脈硬化の防止、具体的には中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすということだと認識していました。
アレルギーにも
オメガ3に関しては、概ね上に書いたような認識だったのですが、有る番組でアレルギーにも効果が有るという話をしていたのが気になって調べてみました。
長年に渡って苦しめられてきた花粉症にも良いという話もあったからです。
調べてみると、確かにオメガ3が炎症を抑制する効果を持っているようです。
花粉症による炎症にも効果が有るという事のようです。
ただ、取敢えずオメガ3を食べれば良いという訳では無いようです。
(番組の内容としては、オメガ3を食べましょうというものでしたが)
オメガ6との比率
オメガ3という名前に、3という数字が有る事から予想出来るように、ほかの数字のものも有ります。
その中で、重要なのはオメガ6という油になります。
食用としては、いわゆるサラダ油、ゴマ油ですね。
このオメガ6とオメガ3の摂取比率が重要なようなのです。
理想的な比率はオメガ6とオメガ3が2:1という事だそうです。
日本人の現状はおよそ5:1という比率 で、オメガ6の食べ過ぎです。
まあ、料理で油と言えば、普通はサラダ油、ゴマ油ですからね。
どうして比率が
さて、花粉症の炎症を抑えるためならば、炎症に効果が有るオメガ3を摂取すればよさそうですが、なぜオメガ6との比率が問題になるのでしょう。
この辺りを調べていくと、興味深い事が分かってきました。
そもそも花粉症というのは、人体に入って来た花粉に対して、免疫機構が過剰に反応することにより引き起こされます。
具体的には、過剰に反応することにより、有害物質と判断した花粉を排除するために様々な物質が放出されます。
それらの物質の中に炎症を引き起こす物が有り、それらによって引き起こされた症状を花粉症と呼んでいるわけです。
で、それと比率との関係ですが、どうも、オメガ6が炎症を引き起こす物質の原料になっているようなのです。
なので、いくらオメガ3を食べて炎症を抑え込んでも、それ以上にオメガ6を食べていれば、炎症を引き起こす物質が多過ぎて焼け石に水になってしまうのです。
ならばどうするか
比率が問題ならば、対策は明確です。
オメガ6を減らしつつオメガ3を増やして、比率を2:1にしてやればよさそうです。(オメガ3だけを増やしていくと、メタボまっしぐらになりそうですから)
という事で、今年の花粉症の季節に向けて、オメガ6を減らしてオメガ3を増やす対策を取り入れる事にしようと思います。
これで、長年苦しめられている花粉症が何とかなればいいのですが。
ところでこれで効果が有れば、花粉症の原因の一つは、オメガ6の取り過ぎという事になるのですが、どうなんでしょう。
やはりTVでは、スポンサーの関係で、オメガ3を食べましょうとは言えても、オメガ6を減らしましょうとは言い難いのでしょうね。
ではでは