横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

グルメについて

グルメについて考えた話です

 

 

マツコさんの番組

 テレビの番組で、定番の一つにグルメ関連番組と分類出来るものが有ります。

年が明けてからも多くの番組が放送されていました。

その中で、マツコ・デラックスさんがMCの番組でも、そんな内容のものが放送されていました。

その番組の特徴は、様々な分野について、知識豊富というか取りつかれたと言っても良い人が出て来て、熱く語るという所に有ります。

私が見たのは、その正月スペシャルの様で、おはぎ、蕎麦、ドライカレー、アイス等のマニアが登場して、どこそこのお店のものが上手いといった話を熱く語るという内容でした(一応食べ物でないものも有りました)。

それぞれに興味深い話だった

 それぞれに興味深い話でした。

おはぎでは、グラマラスボディの美人が説明するのですが、なんと、おはぎ丸々一個を一口で食べてしまいます。
その食べっぷりといい、均整の取れた体型といい、これぞ健康美といった感じでした(おはぎについてはよく覚えていません。)

また、余った食材をドライカレーにして冷凍しておけば、食品ロスが減るのではという話は、個人でも使えそうなテクニックでした。

そんな中で最も興味深かったのは蕎麦の話でした。

蕎麦の話をした方は、以前に同番組に出たことが有ったようで、その時に、彼が神と呼んでいる蕎麦職人を紹介したようです。

それに対して、マツコさんが言うには、その時に食べたのが美味しすぎて、それからしばらく他の蕎麦が食べられなくなったというのです。

高いステーキと安いステーキ

 これを聞いて、ある話を思いだしました。

ステーキの高いものと安いものを食べれば、その間のものが判断できるようになるというものです。

映画評論家の淀川長治さんが言っていた話だそうですが、その真意は、自分なりの判断基準を持ちなさいという事のようです。

勿論淀川さんは、物事一般に対する心構えとして話したのでしょうけど、食べ物を例にすると無理があるのではないでしょうか。

ひねくれものの私は、この話を聞いた時に、「それで幸せか?」と思ったのです。

だってですよ、それではステーキを食べた時に、いつもどの程度ものか判断しながら食べる訳で、最高のものと同程度以上のものばかり食べればいいですけれども、そうはいかないでしょうから、そのたびにそれほどでもないなという気持ちになりそうじゃないですか。

余りいい思い出が増えそうもないですよね。

比較はやめた方が

 これ、くだんの神蕎麦を食べた後のマツコさんも同じですよね。

その蕎麦と比べるから、ほかの蕎麦が食べられなくなってしまった訳です。

別に、美味しいものを食べちゃいけないと言っているわけでは無いので念の為。

勿論食べて良いのですが、比較をするのはやめておいた方がいいのではと思うのです。

毎回食べる時に、その時のものを美味しいと思えばそれでいいのでは無いでしょうか。

比較をして、それを食べなきゃと思えば、遠くから取り寄せたりしなきゃいけなかったりと、何かと無理をしなければならないことも多くなるでしょうし、最近はやりのSDGsから見てもどうかという事になりそうです。

結局、毎回しっかりおなかを空かしてから、おいしく食べるのが一番なのだと思います。


以上、色々食べまくっている人がチョット羨ましいので、屁理屈をこねてみた話でした。


さよならさよなら