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古代ギリシャと太陽活動

古代ギリシャと太陽活動について考えた話です。

 

 

古代ギリシャ

 太陽活動と歴史の関係を考える話の今回は古代ギリシャです。

ギリシャ石器時代から人間が住んでいたのは、数多くの遺跡の存在からも明らかですが、今回は比較的その年代がよく分かっている青銅器時代以降を考えて見たいと思います。

先ず、ギリシアでの青銅器時代は紀元前3200年から3000年頃に始まったと考えられている様です。

キクラデス文明、ミノア文明と先駆的なものが続いた後に、紀元前1650年頃からミケーネ文明がとって替わります。

ギリシャを席巻したミケーネ文明ですが、紀元前1200年頃に突然終焉をむかえます。

この時の状況は、「前1200年のカタストロフ」と名付けられるほどのもので、東地中海全般に渡る大規模な社会的変動だったようです。

その影響はギリシャにおいても大きかったようで、この後紀元前700年頃まで文字資料や考古学的資料も少なく、「暗黒時代」と呼ばれているようです。

「暗黒時代」を経てポリスの時代となり、紀元前5世紀頃にアテネなどを中心にピークを迎える事になります。

その後、ポリス間の争いや北方のマケドニアの勃興などにより混乱します。

そんな中、紀元前336年にマケドニアの王位に就いたのが、あのアレキサンダー大王でした。

ギリシャを統一するだけではなく、10年程で大帝国を築き上げてしまいます。

その死後、時代はローマの時代へと打つて行くことになります。

太陽活動で見ると

 以上を、いつものように太陽活動の図に照らし合わせてみます。

引用元:太陽予想? | でんきやかん - 楽天ブログ

先ず、青銅器文明は紀元前3000年頃の極小期からシュメール極大期への回復の中で始まったと考えられそうです。

その後の複数の極大期を経る中で、キクラデス文明、ミノア文明が繁栄したと考えられますが、詳細は分かりません。

その後のミケーネ文明は、ストーンヘンジ極大期に向かう中で発展したという事になりそうです。

その後にくるエジプト極小期で、「前1200年のカタストロフ」が発生してミケーネ文明が崩壊します。

このストーンヘンジ極大期からエジプト極小期への太陽活動の大幅な低下が、東地中海地域には大きな影響を生じさせたという事になります。
その後の回復期程度では、直ぐに復興出来ないほどの影響だった訳で、それが「暗黒時代」という形で残ったのでしょう。

その中で発生したポリスが、ホーマー極小期からの回復の中で繁栄していきます。

しかし、ギリシャ極小期への太陽活動の低下の中で混乱し、その中から出て来たのがアレキサンダー大王だったという事になりそうです。
普通は、ここでギリシャが統一されますという事になるのですが、そのまま大帝国を作り上げてしまったアレキサンダー大王は、やはり規格外の人物だったと言う事でしょうか。


 それにしてもアレキサンダー大王が大帝国を作り上げたのは、ほぼ20歳から30歳までの10年なんですよね。
もはや単なる規格外ではなく人外ですよね。


ではでは