[アンティキティラ島の機械]について妄想してみた話です
アンティキティラ島の機械
数あるオーパーツの中でも、私が最も興味を惹かれるのは、「アンティキティラ島の機械」です。
結構有名なので、知っている方も多いかと思いますが、簡単に説明させてもらいます。
アンティキティラ島近海の沈没船から発見された次の画像のようなものになります。
その後の調査により、紀元前3〜1世紀頃の古代ギリシャで作られた青銅製のものだという事になっています。
どこがオーパーツなのか
この青銅の塊のどこがオーパーツなのかという事ですが、パット見ただけでも、円形のパーツがありそうだという事がわかると思いますが、X線などで調べると、これが歯車などで構成された機械装置の一部だという事が分かったのです。
その機械の最新の復元研究の結果が報告されました。
その復元図がこれです
ちなみに大きさは、高さ15センチ程しかありません。
その中に、うるう年機能、月の満ち欠けと位置、惑星の位置等々の分かる万年カレンダーその他の機能が、詰め込まれていたようです。
オリンピックの年だというのが分かるという機能も有ったようです。
ただし、時計の機能は無く、クランクを手動で回して使うものだったようです。
さすがに、ゼンマイのようなものはなかったようです。
しかし、これが、2000年以上前に作られたものだというだけでも驚異的です。
同時代に、歯車を使った道具が作られており、その頂点ともいえるものというのならばまだしも(それでも驚異的な事には違いありませんが)、古代ギリシャはおろか、同時代の世界中のどこを探しても、こんなものどころか、同じような歯車を作っていたという形跡すら発見されていないのです。
とんでもない天才がいたのか
こんなものが奇跡のように存在することに対する解釈としては、時代を1000年程先んじていた天才がいたというものになるでしょうか。
しかしそれでは、面白くないので、もうチョット考えてみましょう。
オーパーツを語る時によく出て来るのが、超古代文明と宇宙人です。
古代ギリシャだという事が分かっているので、超古代文明は関係ありません。
また宇宙人に関しては、わざわざこの時代の地球までやって来た結果が、これだったというのはあり得ないでしょう。
他に何かないでしょうか。
時計職人がいた
前にもチョット書きましたが、SFがらみのアニメも好きで、毎シーズンいくつか見ているんですが、最近増えてきたジャンルに、異世界転生ものがあります。
大まかかな設定の共通点は、現代人が不慮の事故(何故か、トラックと事故に遭うというのが多い)で亡くなり、現世での記憶を持たまま異世界に生まれ変わるというものです。
ほとんどの場合、転生する世界は、剣と魔法の世界であり、魔物、エルフ、獣人なども住んでいます。
まあ、我々のこの世界に転生してきた話では、面白くなさそうなのでしょうがないですが、この世界に転生して来た者がいるとしたらどうでしょうか。
それが、元の世界では時計職人で、古代ギリシャに転生してきたとしたら。
そして、新たな人生をかけて作ったのが「アンティキティラ島の機械」だったのです。
残念ながら、ゼンマイを作り出すことが出来ず、時計は作れませんでした。
ラノベ風に言うならば、「時計職人が転生したのは、歯車の無い世界だった」
失礼しました。
もし天才または転生者の時計職人がいたのだとして、その技術が後世に何も伝わっていないというのは腑に落ちないですよね。
「アンティキティラ島の機械」は、考えれば考える程分からないことだらけです。
まだ、結局捏造品だったと言われた方が分かり易いです。
ではでは