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木登りンガルーと2足歩行

 木登りカンガルーから、2足歩行について考えた話です。

 

 

2足歩行は収斂進化

 以前の記事で、恐竜、人間共に、樹上で二足歩行を始めたのではないかと考えました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

yokositu.hatenablog.com

 

最近、2足歩行の獲得という進化は、樹上という環境に対する、一種の収斂進化なのではないかと考えるようになって来ました。

つまり、樹上に進出することにより、条件が揃えば現れる形態(機能?)なのではないかという事です。

まあ、どういう条件かと言われても、今のところ分からないんですけど。

そんなことを考え始めたのは、テレビで木登りカンガルーの映像を見てからです。
そういえば、カンガルーも2足歩行だなと思ったのです。

木登りカンガルー 

 木登りカンガルーというのは、ニューギニアと一部のオーストラリア(クイーンズランド州)に生息している有袋類です。

いわゆる私たちが良く知っているカンガルーと同じカンガルー科の属の一つで、10種類ほどが知られているようです。

カンガルー科といっても、名前から分かるように、樹上で生活することに適応しています。

 

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引用元:キノボリカンガルー属 - Wikipedia

 

移動方法に関しても、地上性のカンガルーと同じように、左右の足を同時に使うものもいますが、地上性のカンガルーには出来ない、左右の足を別々に使う事の出来るものもいるようです。

これまでのところ、木登りカンガルーは、小型のカンガルーが木に登るようになって、生まれたと考えられているようです。

カンガルーの進化

 そうではなく、カンガルーの進化も、恐竜やヒトと同様の過程をたどったと考えられないでしょうか。

先ず、全てのカンガルーの祖先にあたる有袋類が、樹上に進出します。
その中から、2足歩行を始め、前足が手に進化するものが出て来ます。
この時、左右の足を同時に使う移動方法も獲得します。

その一部が、地上に再度進出し、現在の地上性のカンガルーになったと考えます。

そして、樹上にそのまま残ったのが、現在の木登りカンガルーに繋がっているという訳です。

カンガルーも、木の上で夢を見たのです。


 以上牽強付会なところも多々有りますが、この「2足歩行は、樹上生活での収斂進化という仮説、結構気に入っています。


 ではでは