ダイヤモンドについて考えた話です。
ダイヤモンドの輝き
ダイヤモンドというと、すぐに思いつくのは高価だということでしょうか。
希少性によるところももちろんあるのでしょうが、宝飾品としての価値もあるということになっています。
特に、特徴的なブリリアントカットの形状から生まれる輝きに言及されることが多いように思います。
ヴリリアントカットと言うそうで、ダイヤモンドの輝きを最大限に活かす形状だそうです。
この輝きが、他にはない素晴らしいものなのだそうです。
イミテーションダイヤモンド
一方で、イミテーションダイヤと呼ばれているものがあります。
キュービックジルコニア、モアッサナイトなどがあり、外見はダイヤモンドによく似ています。
引用元:コラム記事|【ajour】ジュエリーリフォーム専門店
少なくとも私には、区別がつきません。
勿論、違う物質なので、比重や屈折率などの物性は異なっており、それを利用した判別用の機器が作られています。
ということは、そういったもので区別しなければいけないほど、
見た目はそっくりだということです。
普通に宝飾品として身に着けている時には、どちらか区別することは、難しいのです。
ちなみに、価格的には、天然ダイヤモンドの100分の1程度のようです。
人工ダイヤモンド
さらに、最近では人工ダイヤモンドというものも出てきました。
これは、ダイヤモンドを科学的な方法で作ったもので、物理的には天然ダイヤモンドと全く同一のものです。
つまり、区別出来るかどうか以前の問題なのです。
同じ形状にすれば、同じように輝くはずです。
ちなみに、こちらの価格は、天然ダイヤモンドの10分の1程度だそうです。
結局ダイヤの価値は
イミテーションや人工のダイヤモンドの例を見ると分かるように、ダイヤモンドの価値に、その輝きなどの外観は関係ないことが分かります。
天然であろうと、イミテーションであろうと、人工であろうと、どれを身に着けていても、一見すると区別はつかないのです。
あと残るのは、希少で高価なものを身に着けていると思って見る世間の眼と、それを意識する本人の気持ちでしょうか。
結局ダイヤモンドの価値も、市場経済的なもののひとつなのです。
そういえば、「婚約指輪は給料三か月分のダイヤモンド」も、「スイートテンダイヤモンド」も、いずれもダイヤモンドを売るために考え出されたものですから、やはり市場経済的ですよね。
ではでは