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chatGPTあれこれ

chatGPTについて考えた話です。

 

 

chatGPT

 ここ最近「chatGPT」というものが話題になっています。

AIの一種で、普通の文で入力した質問に対して、自動的に回答の文を生成するというものです。

その回答文が、かなり人間の書いたものに近い出来という事で話題になっています。

勿論、その中身がどうなっているかなんてのは分からない訳ですが、どうやらインターネット上の膨大な文章を学習させることにより、自然な文章を作り出せるようになったという事のようです。

一番驚いたのは、一部コンピューターのプログラムについても学習しており、ある程度のレベルのプログラムを生成できる点でしょうか。

プログラミングも、単なるコードの打ち込みだけではなく、AIの生成できないオリジナリティが求められるようになるのでしょうか。

色々と恐れられている

 色々驚かされるchatGPTですが、最初に発表されたのは昨年の11月のようです。

最初に私がchatGPTについて見聞きしたのは、フランスのTV局初のニュースでした。

確か、フランスの学校で、宿題にchatGPTを使う例が増えて来て問題になってきているというもので、今年の初めだったと思います。

それ以降は、日本のTVでも取り上げられるようになって、現在ではビジネスへの利用も含めて話題になっているのは、ご存知の通りです。

ビジネスで利用しようという機運が有る一方で、私が最初に見たニュースの例のように、その利用を問題とする論調も多く見られます。

むしろ、問題とする論調の方が多いと言えるかもしれません。

最近では、サミットでも議題に取り上げられるというニュースもありました。

どうなんでしょうか

 問題点としては、偽情報の生成が容易になるとか、インターネット上の文章を使っていることから著作権との辛みはどうななるのかとかいった事が挙げられているようです。

フランスの学校の例のように、学習の妨げになるという意見も多いようです。

偽情報については、今でもいくらでもある訳ですし、著作権も今に始まった問題では無い訳で、何れ落としどころが出来て来ると思います。

学習の障害という点については、その程度で解答出来る問題の方に問題が有るのではないでしょうか。

そういった点も勿論あるとは思いますが、どうも多くの論議を見ていると、その背景には、あまりにも自然な文章を作り出すという点が有るように思います。

人間にしか出来ないと思っていた文章の作成というものを、いとも簡単にこなしているように見えるのが、恐ろしくもあるといったところでしょうか。

この辺りは、最初だけで、そのうち気にもならなくなると思います。

そもそも、chatGPTは、インターネット上の文章から単語の出現頻度や相互関係を考慮して文章を作成しているのであって、その内容を理解しているのでは無いので、人間を超えるものでは全くないのです。

それが証拠に、よくバラエティ番組で遊ばれているように、文章としては正しくても、その内容が全くデタラメというものが少なくない訳で、まだまだ我々の出番は無くならないでしょう。

欲しいのは

 という事で、chatGPTのようなものは、好むと好まざるにかかわらず普通に使われるようになって行くと思われます。

そういったものを使ってぜひ作ってもらいたいものが有ります(すでに作り始めているとは思いますが)。

それは、おしゃべり相手です。

最近性能向上の著しい、音声認識音声合成と組み合わせれば、自然な会話の出来るシステムが出来そうです。

上に書いたように、内容がデタラメでも、日常会話に厳格な正確性は求めている訳では無いので、それほど問題にはならないでしょう。

これから必要とする人が増えるはずなので、需要は有ると思うのですが。


外見は、タチコマが希望です。


ではでは