最近、個人的にチョット驚いた話です。
ハヤシもあるでよ
私も、御多分に漏れず、カレーが好きです。
そのカレーと同じような形態の洋食で有り、知名度も低いわけではないにもかかわらず、カレー程の人気が無いものに、ハヤシというものが有ります。
私は、このハヤシも結構好きだったりします。
特に、グリーンピースが入っていると、嬉しかったりするのです。
これはおそらく、ご幼少のみぎりデパートの大食堂で食べたグリーンピース入りのハヤシライスが、非常においしかったという記憶によるものだと思います。
ハッシュドビーフもあるでよ
スーパーに行くと、そのカレーやハヤシと同じ棚にハッシュドビーフというものが売られています。
これも、ハヤシの代わりに、たまには違ったものでもという事で、ローリングストックしています。
最初に買った時に、作り方に、マッシュルームを入れてもおいしいといった趣旨の事が書いてあったので、マッシュルームを入れて作ります。
あと、玉ねぎを薄切りにとも書いてあったので、それに従っています。
味は、ハヤシと似て非なるといった感じで、どちらかの方が美味いといった事はないという感じでしょうか。
名称は商品名ではない
先日ハヤシを作りながら、何気なしに箱の裏側を見ると、原材料などの書いてある所に、名称:ハヤシルウと書いてあるのに気が付きました。
商品名では無く、「ハヤシルウ」という種類のようなものが名称なんだと思いました。
これは、後で調べて、法律(食品表示法)で、「商品名」ではなく、「その食品の内容を表す一般的な名称」を表示することになっていることが分かりました。
ハヤシだからハヤシルウで何の問題も無いわけです。
そうなると、カレーやハッシュドビーフはどうなのか気になりました。
そこで、ローリングストック用に買ってある、カレーとハッシュドビーフを出してきて確認してみたのです。
カレーは、予想通りに「カレールウ」でした。
そうするとハッシュドビーフは、「ハッシュドビーフルウ」だと思いきや、答えは衝撃の「ハヤシルウ」だったのです。
ハッシュドビーフは実は
ハッシュドビーフは、なんとハヤシだったのです。
カレールウが様々な商品名で売られているように、ハヤシの一つをハッシュドビーフという商品名で売っているという事になります。
そんなバカなと思いながら、調べてみると、Wikipediaの項目「ハッシュドビーフ」に、以下のような記述がありました。
現在広く知られているハッシュドビーフは、外国料理の技法を元に明治時代に成立した日本の洋食である。
ハヤシライスの別名あるいは英訳として一部のレストランでのみ使用されていたこの名称が全国的に浸透したのは、1989年(平成元年)にハウス食品から「ハウス ハッシュドビーフ」という商品名のハヤシライスルーが発売されて以降のことである。
引用元:ハッシュドビーフ - Wikipedia
なんと、元々ハッシュドビーフが日本で生まれた洋食で有り、ハヤシライスの別名だったのです。
私は、てっきり外国のハッシュドビーフという料理を基に、日本で洋食化したのがハヤシだと思っていました。
という事は、私が、たまにはハヤシの代わりにと思って、ハッシュドビーフを買っていたのは、カレーで言うなら、違う商品名のカレーを買っていたのと同じだったという事になります。
似て非なる味だと思っていたのは、商品間の味付けの差と、グリーンピースとマッシュルームの差だったという事になりそうです。
まあ、実害は、私の料理のレパートリーが一つ減るぐらいで(どちらを作ってもハヤシですから)、ほとんどないのですけどね。
個人的には、味の差だと思っていたのは上記のような原因で、決して私の舌がバカな訳で無いと固く信じています。
ではでは