水没した車から脱出する方法に関する話です。
水没時に脱出するのは
TVで、車が水没してしまった時の対処法に関する番組を見ました。
驚いたのは、60センチ程度の水で、ドアが開けにくくなるという事でした。
思っているよりも、水の圧力は大きいという事のようです。
それで、パニックになったりしていると、車内に水が入ってきて、パワーウインドウの電源がやられて、窓からの脱出も出来なくなる可能性が大きいようです。
それでも、そのまま待っていれば、水が入り続け、外の水位と同じレベルになった時点で、水の圧力が無くなり、ドアが開けられるようになり、脱出が出来るようです。
ただし、それまでに、車が完全に水没してしまう可能性が有ることは、考えなければなりません。
窓のガラスを破るには
そこで残る手段は、何らかの方法で、窓のガラスを破って脱出するという事で、番組では、いくつかの方法を実際に試していました。
小銭をレジ袋に入れたもの(簡易版ブラックジャックという訳です)、傘の先、ヘッドレストを支えている棒の部分、車のキーなどで試みていました、
その結果は、いずれも失敗と言う結果でした、
意外と、窓のガラスは丈夫なのです。
まあ、簡単に割れるようでは、事故の時とか、防犯の観点からも問題ではあるんですが。
なかなか、車内に通常有るものでは割れず、結論としては、そのために作られた「緊急脱出用ハンマー」を使う、ということでした。
「緊急脱出用ハンマー」はこんなものです。
装備しましょう
最近の雨の降り方を見ていると、一つ用意しておいた方が良いかもしれません。
ところで、上の画像のハンマーは、百円ショップのものです。
その程度で入手できるものな訳ですから、自動車メーカーは、標準装備にしてもいいのではないでしょうか。
入手するにしても、標準装備にするにしても、必要な時に限ってどこに行ったか分からないということは有りがちです。
マーフィーの法則から言っても、必ず無くなります。
そこで、チョット発想を変えて、無くならないところに装備することにするのはどうでしょう。
もう一度、画像を見てもらうと、ハンマーの先端が、円錐状になっていることが分かると思います。
このとがった先端に、力が集中することに拠り、ガラスが割れるという事のようです。
つまり、同じような円錐状の形状が有ればいいことになります。
そこで、上述した番組で試していた、ヘッドレストを支える金属棒の先端を円錐状にしておくのです。
または、シフトレバーを、ねじ込み式にして、その先端を円錐状にするのです。
その他にも、組み込めるところが有るかもしれません。
とにかく、通常は外さないような部分に組み込めば、いざと言うときに無いという事は防げます。
これらを、標準とすれば、いざとなった場合には、探し回らなくてもこれらを使えばいいことになります。
そもそもの話として、運転席側の窓は、運転者は当然いるわけで、手も届くわけなんで、パワーウィンドウでなくてもいいような気もするんですけどね。
ではでは