ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の設置場所から考えた話です。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の設置場所
前回の話は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(以下JWST)の設置場所についてでした。
JWSTが月までの距離の約4倍の150万キロという場所に設置されているのですが、望遠鏡としての性能を発揮するためのものでした。
具体的には、ラグランジュ・ポイントという、太陽と地球の重力の釣り合った場所を利用しているのでした。
SF好きには
ラグランジュ・ポイントと言えば、SF好きとしては、どうしても最初に思い浮かぶのはスペース・コロニーという事になります。
スペース・コロニーとは、過剰な人口や、汚染された地球といった問題を解決するために、宇宙空間に巨大な構造物を作り、そこに少なくない人数の人類が移り住むというものです。
この構造物を設置する場所として想定されているのが、ラグランジュ・ポイントという事になります。
上にも書いたように、重力的に釣り合っている場所の為、構造物を留めておくために必要なエネルギーが少なくすむ、と言った利点があるのです。
スペース・コロニーと言えば
そんなスペース・コロニーと言えば、我が国では、シリンダー状の形状で、その内側に居住する形式のものが最も有名でしょう。
その原因は、勿論あの「ガンダム」です。
スペース・コロニーがいくつも作られた世界で、そのうち幾つかが独立を宣言し、地球との間で戦争になります。
その戦いの中で、新兵器として開発されたのが「ガンダム」であり、その戦いの場の一つがスペース・コロニーという事で、我が国では多くの人がシリンダー状のスペース・コロニーを知る事となりました。
「ガンダム」の戦った世界
ここで「ガンダム」が戦った時点のコロニー(サイドと呼ばれている)の分布を見て見ましょう。
引用元:機動戦士ガンダム 技術研究概論 序説 シャア少佐、減速できません!
独立を宣言したコロニーが名乗ったのが、「ガンダム」の敵「ジオン公国」です。
上手でも分かるように、「ジオン公国」はL2のコロニーだったのです。
ここまで来て勘違いが分かった
LWSTがL2で「ジオン公国」もL2なので、LWSTの運用が始まった今年が、「ガンダム」への第一歩なのです。
というバカ話にするつもりだったのですが、ここまで来て、LWSTは太陽ー地球系のL2で、「ジオン公国」は地球-月系のL2だった事に気が付きました。
全然、「ガンダム」への一歩でもなんでもありませんでした。
とはいえ、これだけ書いたものを没にするのも惜しいので、自戒も込めて笑い話にしてお茶を濁します。
引っ張りに引っ張った挙句、本人が一番の大バカ者だったというバカ話でした。
ではでは