ジェイムス・ウェッブ望遠鏡から考えた話です
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
最近の天文関連の話題として、外すことの出来ないものにジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡(以下JWST)が有ります。
その名の示すように、宇宙空間に設置された望遠鏡という事になります。
引用元:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 - Wikipedia
チョット見には、スターウォーズに出てくる帝国軍のスターシップのような、なかなかユニークな形状ですが、間違いなく最新の望遠鏡です。
形状もそうですが、最大の特徴は、勿論その性能です。
宇宙望遠鏡としてあまりにも有名なハッブル望遠鏡よりも、性能が数十倍良いと言われています。
ハッブルよりも遠くまで見えるようになったという事です。
宇宙でより遠くまで見えるという事は、過去の姿を見ることが出来るという事なので、よりビックバンに近い時点の事が分かるのではないかと期待されています。
さっそく面白い結果が
そんなJWSTですが、さっそく面白い観測結果が出始めているようです。
ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡の性能が凄すぎて「ビッグバン宇宙論」が修正を迫られる - ナゾロジー
この記事によると、JWSTで地球から131億光年離れた銀河が観測されました。
131億光年離れているという事は、131億年前の銀河の姿を見ているという事になります。
これだけならば、さすがJWSTという事なのですが、問題は観測された銀河の大きさだったようです。
現在の理論では、ビッグバンから始まって、星が生まれ、集まって銀河になり、その銀河が集まって大きくなって現在の宇宙になったと考えられています。
その理論からいくと、今から131億年前には、今回観測されたような大きさの銀河があるはずが無いようなのです。
色々考えられるが
一番単純に考えるならば、思っていたよりもビッグバンが昔の出来事だったということになりますが、どうなんでしょう。
そんな簡単な話では無いでしょうから、どんな理論が出て来るのか楽しみです。
昔読んだSFには、ダークマターで出来た生命体というか意志を持った存在がいて、それが星を動かして、様々な形の銀河を作っているというものが有りました。
様々な形を作る理由が、「その方が美しいから」、というオチだったと記憶しているのですが。
ここはひとつ、新しい物質やエネルギーを導入してしまうというのありかもしれません。
ダークマターとダークエネルギーというがあるので、それに対してホーリーマターとホーリーエネルギーというもの(どんなものかは聞かないでください)が影響しているというのはどうでしょう。
これで、宇宙開闢以来「聖なるものと悪なるものの戦い」が続いている、なわけはないか。
最後はバカ話になりましたが、JWSTの素晴らしさに免じて、次回ももう少しお付き合いください。
ではでは