ハイエイタスについて考えた話です
太陽活動と気候
以前にも少し書きましたが、ここしばらく太陽活動と歴史上の出来事について考えて来た関係で、必然的に気候変動に関しても、色々と調べる事になりました。
基本的な考え方は、太陽活動の変化による気候変動が、我々人類の歴史に影響を与えて来たのではないかというものです。
調べたことの中に、太陽活動の変化による太陽から受けるエネルギーの変化量は1%に満たない量で有り、近年流行の温暖化に対する影響は無いというものが有りました。
温暖化に関する話なので、温暖化に対する影響はないという事になっていますが、裏返せば、太陽活動が低下しても、エネルギー的には寒冷化しないという事になります。
という事で、改めて太陽活動と聞く変動の関係について調べて記事を書きました。
ハイエイタス
そんな中で、気候変動絡みでもう一つ気になるものが有りました。
それが「ハイエイタス」です。
「ハイエイタス」とは英語で「hiatus」と綴り、「空白,中断,休止」などの意味を持ちます。
地球温暖化問題に関する文脈では、「停滞状態」の意味で使われています。
何が「停滞状態」なのかというと。
停滞状態
温暖化については、1997年の京都議定書で、その原因と考えられいる温室効果ガスの削減目標が初めて定められました。
その根拠となったのが、何も対策をしなければ、21世紀末までに5.8度の平均気温の上昇が起き、環境への大きな影響が見込まれるというシミュレーション結果でした。
それは大変という事で、議定書が採択されたわけです。
ところがシミュレーションの予想とは異なり、その後の平均気温は下図に示すように、ほぼ横ばいで推移したのです。
因みに、この横ばいの期間にも、温室効果ガスの排出量は減っていないことが確認されているようです。
このシミュレーションからの観測値の乖離を、「停滞状態」と呼んでいるのです。
引用元:ハイエイタス現象(気温上昇の停滞状態) - ライスピア米蔵【㈲盛実米穀】
停滞状態?
温暖化を声高に叫んでいる人たちは、この横ばい状態を「停滞状態」と名付ける事で、一時的な事であり、最終的にはやはり温暖化をしていくんだと言っているわけです。
これは、チョット強引すぎないかと思うのです。
元々のシミュレーションが21世紀末までの100年以上の長いスパンを対象にしたものなのでピンと来ないかもしれませんが、100日後までの気温変化のシミュレーションだと考えればどうでしょう。
その最初の15日間の予想と実測値が、全然異なる値だったとしたら。
その理由として、実際の気温が一時的に「停滞状態」だと考えるでしょうか。
普通は、シミュレーションそのものが間違っていると考えると思うんですけど。
あくまでも、一時的なものという事のようです。
まあ100年後には、責任を取るべき人は、誰も生きていない可能性が高いですからね。
京都議定書採択の直後から「停滞状態」になったというのは、面白過ぎますよね。
ではでは