太陽活動と気候の関係について調べた話です。
太陽活動の変化と気候変動
ここしばらく太陽活動と歴史上の出来事について考えてきました。
基本的な考え方は、太陽活動の変化による気候変動が、我々人類の歴史に影響を与えて来たのではないかというものです。
その為必然的に気候変動に関しても、色々と調べる事になりました。
昨今の風潮から、当然のように気候温暖化絡みの情報が多くなります。
その中に、太陽活動との関係についての話にも、いくつか行きあたりました。
現状、温暖化に関するメインストリームは二酸化炭素原因説ですが、太陽活動の影響はどうなんだという観点から考えて見ましたというものです。
太陽活動の変化とエネルギー
極々簡単にまとめると、太陽活動の変化による太陽から受けるエネルギーの変化量は1%に満たない量で有り、温暖化に対する影響は無いという事になるようです。
温暖化に関する話なので、温暖化に対する影響はないという事になっていますが、裏返せば、太陽活動が低下しても、エネルギー的には寒冷化しないという事になります。
これはチョットショックでした。
私的には、単純に太陽活動が低下するから、日光が少なくなって気候が変動するんだろう位に考えていました。
いろいろな情報を見ても、太陽活動と気候の間には関係が有るように見えるのです。
もっとも、古代まで遡って実際に観測できるはずは無いので、様々な間接的なデータからの推測でしかないのですけどね。
太陽活動の変化と紫外線量
という訳で、この辺りをもう少し突っ込んで調べてみました。
2つほど、太陽活動が気候に影響するのではないかという仮説を見付けました。
一つ目は、紫外線量の変化です。
エネルギー的には上に書いたようにそれほど変化が無いという事ですが、紫外線量に8%程度の変動幅が有る事が分かって来たようです。
これ程変化すると、紫外線による大気層へのエネルギー量が変化し、結果的に気候変動を生じる可能性があるかもしれないという訳です。
太陽活動の変化と雲の量
二つ目は、雲の量の変化です。
昔、科学館だったか、何かの博覧会だったのか記憶があいまいなのですが、「霧箱」というものを見た事が有ります。
水蒸気の中を宇宙から飛んできた宇宙線が通過すると、その付近の水分子がイオン化します。
そのイオンを中心として水が集まり、見た目には宇宙船が通過した後に水滴の線が見えるというものです。
引用元:霧箱 - Wikipedia
これが上空で起きると、雲の発生する基となるという訳です。
一方、ヴァンアレン帯というものがります。
電子や陽子などが地球の磁場に捉えられて地球の周りを覆っているというものです。
これと衝突することにより、多くの宇宙線が防がれていると考えられています。
その時に生じるものの一つが、オーロラです。
ヴァンアレン帯の電子や陽子の供給源の一つが、太陽からの太陽風と考えられています
当然太陽活動が低下すると、これらの供給量も減る事になります。
そうすると、ヴァンアレン帯の影響力が低下し、通り抜ける宇宙線が多くなります。
その結果、雲の量が多くなり、雲により日光が反射される量が増え、気温が低下するという訳です。
以上の2つの説は、仮説の段階のようですが、太陽活動の変化が地球の気候に影響を与えるという考え方は、荒唐無稽ではなさそうです。
やはり太陽の影響は大きく、「太陽神」というのもそれほど間違っていないのかもしれません。
ではでは