囲碁の対局番組
過日、漫然とチャンネルを変えていたら、囲碁の対局を放送していました。
いつもは、昼にやっている、NHK杯テレビ囲碁トーナメントが、オリンピック放送の影響で夜にズレたもののようでした。
で、何とはなしに見ていたのですが、まぁこれが分からない。
普通、30分近く見ていれば、どんな分野でも何をやっているかぐらいは、なんとなく分かるものだと思っていたのですが。
勿論、白黒の石を交互に打っていることは、見ればわかります。
それが、いくら見ても、やっていることが、何を意図しているかが分からないのです。
衝撃的に分からない
途中で、プロ棋士による解説が入るのですが、聞いてもさっぱり分からない。
そして極めつけは、一方の棋士が負けを認めて試合が終了したのですが、その盤面を見てもどうして負けを認めたのか、はたまた、それが黒白どちらなのかすら分から無いのです。
昔から囲碁は気にはなっていたのです。
今でこそPCを使って簡単に出来るようにはなりましたが、以前は始めるのに若干敷居が高いし、周りにやっている人もいなかったのという事も有って、横目で見るともなく見るといった感じでこの年まで来てしまいました。
それが、いざ正面から見てみると、全くと言っていいほど、訳が分からないのです。
これはチョット衝撃的でした。
将棋も初心者だが
将棋についても、入門的な内容を一通り理解した程度の知識しかありませんが、同じようにNHKで放送されているトーナメントを見ても、少なくとも、全く分からないという事は無いです。
さすがに、個々の指し手の意図が分かる訳では無いですが、解説を見れば、多少は理解出来ますし、目標が王将だという事は明白ですから。
もっとも将棋でも、プロなどの試合では、どうしてそれで負けを認めるのか分からないといった事は、無いでは無いですが。
調べてみた
という訳で、ここまで分らないままなのも癪なので、ネットでいくつか囲碁の入門編を載せているサイトで調べてみました。
幾つか見てみたのですが、基本的には入門編なので、まずルールの説明が有ります。
囲碁の最低限必要なルールは、なんと4つだけでした。
1.交点に打つ(基本的に、どこに打っても良い)
2.黒と白が交互に1手ずつ打つ
3.石から出ている線を全て囲むと取れる
4.石で陣地を囲み、多い方が勝ち
で、それぞれの内容について説明が有る事になります。
まあ、1と2についは、それ以上説明の必要も無いので、3に関連する話が続くことが多いです。
どうやったら、相手の石を囲むことが出来るかとか、それに関連して打てない場合も有るとか言った話になる訳です。
以上が分かれば、理屈の上では、囲碁が始められます。
といわれても、というのが正直なところでは無いでしょうか。
ネット上にも、どこに打っても良いと言われても、何をどうすればいいのかわからない、というような意見が散見されます。
勝つための考え方が分からない
4に関する、どうやって陣地を囲むのかと言った話は何時まで経っても出て来ません。
将棋だと、最後は王将を追い詰めた状態に持ち込めば勝ちとなるので、その練習法として詰将棋というものがあったりします。
と思っていたら、碁にも、詰碁というものが有るじゃないですか。
では、詰碁を解けば、勝ったという状態になるのかと言えば、そうでは無いのです。
詰碁は、主に3に関わるもので、どうやったら取れるのか、取られずに済むのかを考えるものになります。
どうやら、目指すべき陣地の形とか、こうやったら多く囲んで勝ちになるとかいったものは無いようなのです。
少なくとも、これまでの所見つけられずにいます。
という訳で、囲碁のゴールへ至る道筋が、五里霧中なまま次回へ続きます。
ではでは