セミについて考えた話です
セミの季節
今年も、当たり前のようにセミがうるさい季節となりました。
我が家の近所の何本かの木が、セミに気に入られているようで、最盛期には、早朝から大合唱になります。
うるさいと言っても、気が付くとセミが良く鳴いているなあといった感じなんですけどね。
完全に、環境音に溶け込んでしまっている感じでしょうか。
やはり、子供のころから、夏になると鳴くのが当たり前なので、あまり気にならないという事なのでしょう。
それでも、ここ何年かの殺人的と言ってもいいような暑さの中では、さすがにイラっとしたりすることもあるのですが。
雨の日には鳴かないのだが
勿論、雨の日には見事なまでに鳴きません。
これは、セミが鳴くのは、オスがメスを呼ぶためで、雨が降っていると、メスが飛んでこれないので、鳴かないという事のようです。
そこまでは、知っていたのですが、今年になって、有る事に気が付きました。
今回は、それにまつわる、大人の自由研究第2弾です。
異常な雨の中で
最近は、明らかに昔とは雨の降り方が違いますよね。
屋内にいても恐怖を感じるような豪雨とか、長時間に渡って、とんでもない雨量が記録されるとか。
大気が不安定とかで、一日中夕立が降ったりやんだりという、言葉の意味からすると訳の分からないことにもなったりします。
そういった非常識な天気の時にも、一応セミは、雨が降っている時には鳴かないという行動は変わりません。
その中で、アレッと思った瞬間が有ったのです。
夕立のような雨がザッと降って、止んで、また降り出すといった事を、何回か繰り返したのですが、その間、セミは鳴き止んだままだったのです。
意識してみた
それから、何日かそういう日が有ったので(やっぱり、このところの天候は、何かおかしいですよね)、セミの鳴き声を意識してみました。
すると、確かに、雨間に鳴きださないという事が有る事を確認しました。
とは言え、いつもそうではなく、雨が止むと鳴きだすという事も、結構あったのです。
厳密に数えた訳では無いですが(ついつい、セミの声は無意識下に沈んでしまうのです)、感覚的には、鳴きだすことの方が多かったような気がします。
条件は何か
そうなると次は、鳴き出すのと、出さないのを分ける条件は何かということになります。
すぐに思いつくのは、雨と雨の間隔が関係しているのではないかという事です。
常に止んですぐに鳴き出すと、時間をおかずに再び振り始めた場合に、メスが濡れてしまう危険を避けるためという訳です。
しかし、この点に関しては、明らかな傾向は有りませんでした。
止んですぐに鳴き始めることも有れば、次の雨まで比較的時間が有るにも関わらず、鳴き出さない事も有りました。
SF読みとしては、セミには短時間の未来を見る能力が有るという事にでもなれば、面白いのですが。
残念ながらそんなことは、有りそうもないので、何かほかの条件を考えなければなりません。
思いつく仮説としては、湿度や気圧の変化によっているというものでしょうか。
一応の結論
セミは、雨が降るかどうかを判断出来る事が示唆された。
ただし、その方法については不明である。
自由研究と言いながら、ほとんどやっつけの内容でした。
これでは、8月31日に何とか間に合わせていた昔から、全く進歩が有りません。
ヒトは、なかなか変われないという事も分かったのでした。
ではでは