テレビの利用方法を考えてみた話です
最近のテレビ
最近は、テレビを持っていないという人が、特に若い人を中心に増えてきているようですが、まだまだ多くの家庭に有る事は間違いないでしょう。
特に高齢者の家には有るはずです。
ただ有るだけではなく、地デジと液晶の時代になって以降は、最低でもハイビジョンの解像度は有る訳ですし、大きさも32インチが普通で、50インチ前後が当然のようになって来ています。
ブラウン管の時代からは、隔世の感が有ります。
これを、情報機器の表示用として使わない手はないと思うのです。
インターネット接続
当然そういった事は誰でも考えるわけで、アップルのApple TV、アマゾンのFire TV Stick、GoogleのChromecast等の、テレビに繋いで使うタイプのものや、アンドロイドテレビのように内蔵したタイプの物などの、インターネットに繋ぐための機器が発売されています。
しかし、いずれも基本的に、YouTubeを始めとする配信動画や音楽を楽しむのがメインの機能で、テレビのチャンネルが増えたのと、さして変わりがない使い方が前面に押し出されています。
とはいえ、それぞれにブラウザの機能もあるようなので、あとは、Webカメラとマイクの機能を装備したらどうかと思うのです。
そうすることで、TVの画面上で、LINE、Twitterに加えて、Zoom等の機能も使えるようになります。
インターフェースを単純にすれば
その上で、これらの機能を、リモコンからすべて使えるようなインターフェースにするのです。
具体的には、数字、方向、決定のキーだけで使えるようにすることを目指します。
日本語の入力も、ソフトウエアキーボードを上手く作れば、それなりになんとかなるはずです。
スマートフォンを使いこなすのが困難な高齢者でも、テレビのリモコンなら使えるはずです。
それすらも理解できないというのは、また別の話です。
そうなれば、Zoom、LINE、Twitterなどで、離れた場所に住む子供や孫などと気軽にやり取りが出来るようになります。
これらの機能を使った見守りのサービスなども可能でしょう。
オンラインショッピングも、ショップ側のアイデア次第で、いくらでも便利なものに出来そうです。
また、行政的にも、日常的に情報を流して、使ってもらうようにしておき、今回のワクチン接種の予約なども、その情報の中の一つとしてアクセス出来るように設計すれば、利用してもらえるものになりそうです。
上手くいけば、昨今のワクチン予約での、電話回線のパンクや、スマホで予約するのを代行するための窓口といった笑えない状況を、回避出来るかもしれません。
それはPCであってPCでない
ここまで読んで、現状販売されているPCでも出来るんじゃないかと思った人もいるかと思いますが、まったくその通りです。
プログラムさえ作れば、既存のPC、Webカメラ、マイクを使っても同じことが出来ます。
それを、パッケージとして誰でも簡単にテレビに繋げばいいだけにするというのが、この話のミソなのです。
スマートフォンやコンピュータというなにか小難しいものを使うという事は覆い隠して、テレビの機能の延長で、リモコンを操作すれば出来ると思わせることが大切です。
市場は有る
高齢者が使う事になれば、市場としては結構有望だと思うのですが。
先ずは、孫と簡単に顔を合わせることが出来るというところから訴求してはどうでしょう。
より若い層に関しても、そのまま使っても良いわけですし、別のインターフェイスに切り替えられるようにしても良いわけですから、テレワークも有る事ですし、当然動画も見れますし、結構いけるのではないかと思うのですが。
勿論、生徒、学生が、オンラインで学習するのにも使えるはずです。
大袈裟に言えば、テレビの数だけ売れる、かもしれません。
中身はPCな訳ですから、その関連のメーカーの皆様どんなものでしょうか。
また、TVメーカーとしても悪い話では無いと思うのですが。
ではでは