都市ガスとプロパンガスについて考えた話です
メタンガスがらみで
前回の記事で、サツマイモのエネルギー源化がらみでメタンガスの話を書きました。
その中で、試験的なメタンガスの導入に関しては、都市ガスのインフラに組み込むよりも、プロパンガスのようにボンベで供給する方法を取る方が、簡便でいいのではないかと考えました。
そのための下調べをしている中で、当然、都市ガスとプロパンガスに関しても調べることになりました。
個人的には、実家も都市ガスでしたし、それ以降現在に至るまで都市ガスしか使った事が無いので、正直なところ、これまでプロパンガスについて考えたことはほとんど無いですが、
調べてみて、実はプロパンガスが非常時対策としていいのではないかと思ったのです。
都市ガスは復旧が遅い
我が家は、都市ガスが止まる事を想定して、カセットコンロとボンベ(ブタンガスですね)をストックしています。
しかしながら、首都直下などの大地震では、都市ガスの復旧には月単位の期間がかかると想定されています。
例えば、内閣府の想定では、首都直下型地震後のガスの復旧は、約55日を想定している様です。
勿論、全ての家庭で55日間ガスが止まるという訳では無く、ほぼ100%復旧するのにかかる期間なので、場所によっては早期に復旧することも考えられます。
それにしても、多くはある程度の日数を覚悟しなければならない訳です。
そうすると、カセットボンベでその日数に対応するのは、心許ない事になります。
だいたい、お風呂は全く対応出来ないですからね。
プロパンガスなら比較的容易に
そういう点から考えると、プロパンガスは、常用するボンベの数を増やせば、月単位での備蓄も比較敵容易に出来そうですよね。
加えて、地中のパイプなどの耐震化などを考えなくても済みます。
災害発生時には、地上の設備を点検するだけでいい事になります。
もっとも、そうだからといって、現状の都市ガスをいきなりやめて、全てプロパンガスにするというのは、現実には不可能でしょう。
少し考えただけでも、関連して働いている人をどうするのかとか、インフラを全て捨て去るのか、各家庭の機器の取り換えはどうするのかとか、いろいろありそうです。
サツマイモをエネルギー源として組み込む時に、順次都市ガスからメタンガスボンベに切り替えていくのが現実的でしょうか。
今現在も、全国の約半数の世帯がプロパンガスを利用しているようですので、そういった家庭は、ガスの備蓄を考えるのも有りかと思うのですが。
ちなみに、オール電化でいいんじゃないかという話もありますが、個人的には、一つのエネルギー源に頼るのはあまりよろしくないと思っています。
ではでは