餅を非常食としてはどうかという話です。
餅といえば、昔は
餅というと、私がまだご幼少のみぎりには、年末になると、近所のそこかしこで餅つきが行われたものでした。
我が家でも、父方の実家で餅つきが行われ、つきたてをたらふく食べた後に、正月用の餅を貰ってくるというのが、毎年の行事でした。
祖父母が亡くなったあたりから餅つきは行われなくなり、近所でも同じように、餅つきは無くなっていきました。
その代わりに、和菓子屋などに頼むようになり、年末になると、板状になった餅が配達され、それを切って、正月用にするようになりました。
その後、スーパーに餅が並ぶようになり、この習慣も次第に無くなりました。
餅は正月に食べるもの
何れにしても、餅は、年末に入手して、年が明けてから食べ始めて、1月中くらいに食べきるという感じのものでした。
現在では、餅は一年を通じて店頭に並ぶようになっていますが、私にとって餅は、今でも正月に食べるものという感覚が強い物です。
というか、昔は、早く食べないとカビてしまう危険が多分に有り、その印象が強く残っているせいで、とにかく早く食べきらないとと思ってしまうのです。
まあ、多少カビても食べてはいたんですけどね。(本当は、熱ではカビ毒は無くならないので、止めた方が無難らしいです。)
賞味期限
という事で、今年も、昨年末にスーパーで買って、正月から食べていたんですが、焼こうと袋から取り出し、個装を破ろうとして、そこに賞味期限が印刷されていることに気付きました。
2022.08とあって、へえ8月まで大丈夫なんだ、昔はよくカビたのに、どうなっているんだろう、と思ったのです。
で、なにか違和感を感じて、もう一度よく見ると、2022じゃないですか。
今年の夏どころか、来年の夏まで大丈夫という事ですよね。
何がどうなっているのか分かりませんが、便利になったものです。
非常食として使える
来年の夏まで大丈夫という事は、その前の来年の正月までは全然大丈夫という事になります。
という訳で、この思いのほか長期間持つ切り餅を、非常食にしたらいいんじゃないかと思ったのです。
これから、来年の正月用の分を買っておけば良いわけです。
そして、今年の年末に、これまで通りに正月用の分、ただし再来年分を買います。
来年の正月には、今買った分を食べる事にします。
後は、毎年年末に餅を買い、正月には前の前の年の年末に買ったものを食べることにすれば、切り餅が常備されている事になります。
要は、年単位のローリングストックを行う事にするのです。
餅を非常食にすると
毎年正月には食べる訳ですから、忘れて期限切れになり、無駄にすることはあり得ません。
正月に餅を食べ忘れることは無いでしょう。
毎年食べているので、どのくらいあれば、どれぐらい食べられるかという計算も出来るはずです。
ちなみに、カロリー的には、切り餅2個でお茶碗一杯のごはん相当だそうです。
毎年のように、余った餅の消化法を考えるので、食べ方も色々とレパートリーが有るはずです。
値段も、最近はかなりリーズナブルになっています。
ただし、ライフラインが全て止まった時の事を考えて、カセットコンロと焼き網は用意しておきましょう。
火さえあれば、人間何とかなります。
という訳で、鏡開きも早々に、来年の正月分の切り餅を買ってきました。
というような内容で書こうと考えながら、昨日床に就いたのですが、今日起きたら、福島沖で大きな地震(東日本大震災の余震!?)が起きていたという事で、さすがにチョット、あまりのタイミングにドキッとしました。
被害に遭われました方には、お見舞い申し上げます。
ではでは