横から失礼します

時間だけはある退職者が、ボケ対策にブログをやっています。

クフ王の大ピラミッドに見つかった、謎の空間の正体

 クフ王の大ピラミッドに見つかった、謎の空間の正体についての話です。

 

 

謎の空間

 かなり旧聞に属しますが、2年ほど前に、クフ王の大ピラミッドに謎の空間を見つけたと、名古屋大などの研究グループが、発表しました。

宇宙から降り注ぐミュー粒子を使って、レントゲン写真を撮るように(レントゲン程鮮明ではないみたいですが)、ピラミッドを撮影したところ、大きな空間とみられるものが写っていたというものでした。

f:id:t_arata:20190808195356j:plain

 画像引用元:崩落防ぐ工夫?王のミイラ眠る? ピラミッド、謎の空間

 発表以来、クフ王の玄室でミイラが眠っている、を始めとして様々な説が考えられています。

私も、仮説を思いつきました。

建築家の考えた大回廊の正体

 上の画像に、王の間と、重量軽減の間というのが有るかと思いますが、ここを構成している石材は、重いもので60トンと言われています。

これ程大きな石を、どうやって運び上げたのかは、一つの謎です。
ちなみに、ピラミッドに積み上げられている石の平均的な重さは2.5トンと言われています。

フランス人の建築家、ジャン・ピエール・ウーダンは、これに大回廊が使われたと考えました。

現代のエレベーターのように、釣合いおもりを使って60トンの物を持ち上げたのではないか。
そして、そのおもりが、大回廊の中を上下していたのではないかと考えたのです。

模式図を挙げます

f:id:t_arata:20190809203139j:plain

画像引用元:ピラミッドの建造方法|古代文明の謎

 大回廊自体も、何のためのものか、議論のあるものですが、建築家らしい説で、なかなか説得力のある案だと思います。

謎の空間の正体

 なかなかの案ではあるのですが、問題もあります。
上の図でもわかるように、王の間、その上の重力軽減の間と、大回廊の位置関係を見ると、王の間はともかく、重力軽減の間の石材を運び上げるには、無理があるように思えます。

今回発見された謎の空間は、最初の図を見ると、赤くはっきりと書いてありますが、実際に分かっていることは、
  長さは最低でも30メートル
  水平か斜めかは不明
  位置は大回廊の上
  断面形状は分からないが、面積としては大回廊と同程度
とのこと。

これは、素直に考えると、大回廊の上にもう一つ大回廊が有ると、言っているように思えますよね。

という事で、私の仮説は、謎の空間は、もう一つの大回廊であり、重力軽減の間の石材を運び上げるために使われた、というものです。

現在発見されている大回廊の長さは、47.84メートルです。
謎の空間の長さは、30メートル以上と、少し短いように思えますが、これは、使い終わった釣り合いおもりを、そのまま最下部に残したために、短く写ったのだと考えれば、符合しそうです。


 残念ながら、謎の空間には、埋葬品も、王のミイラも無いことになります。


 ではでは

 



 

ゴルフクラブをシンプルに

 ゴルフのクラブをこうしたらどうでしょうか、という話です。

 

 

祝全英女子オープン優勝

 いやあ、渋野日向子プロ、凄いですね。
笑う門には福来る」ですかね。

ゴルフは、昔から面白そうだなとは思っていて、やってみようかなと考えた事も有りました。
でもですね、なんとなく敷居が高くて、結局今に至るまで、やったことはないんですよね。

敷居が高そうだなと思った理由は色々あるんですけど、第一に、道具が面倒臭すぎませんか。
特に、クラブ、14本ですよ。
しかもそれを、大きなバッグに入れて持ち歩かなければいけない。

そこまでして、やりたいとは思わなかったですね。

という訳で、ゴルフのクラブをシンプルにしたらどうかなと。

クラブを一本に

 シンプルにクラブは一本にします。
といっても、「プロゴルファー猿」ではないので、現状のセットのうちの一本だけでプレーする、という訳ではないです。

ヘッドの形状は特に問わないことにし、加えて、ロフト、フェース角も可変とします。

シャフトの長さも可変としますが、分離したり、繋いだりするのはダメなことにします。
伸縮出来るようにし、最も短くすれば、かばんやリュックに入るようにします。

ヘッド、シャフト共に素材は自由にして、反発係数などの基準を決める事にします。

ウッドをベースにするか、アイアンにするか、はたまた全くこれまでにない形状にするか。
パターとしても使う訳なので、試行錯誤のし甲斐はありそうで、どんなものを使うか、といった楽しみ方も出来そうです。

最近は、シューズも、普段履き出来る、スパイクレスなものがあるようなので、仕事の帰りに、チョット練習場に寄るといったことも可能でしょう。

見るのも楽しく

 最新の機能も、クラブに導入します。

ロフト、フェース角、シャフト長などの可変部の値、ヘッドスピード、インパクトの衝撃値等を、リアルタイムで測定できるようにします。

これらを、試合時に、スマホ、TV等の画面に表示すれば、色々と考えながら見ることが出来るはずです。
あんなところから、こんな値の設定で打つのか、とか。
やっぱり、ロフトはもう少しなくちゃね、とかね。


決して、現状のゴルフを否定している訳ではありませんので。
ゴルフの新しいカテゴリとでも考えて下さい。
例えば、現状のゴルフをフルゴルフ、クラブ一本で行うのをシンプルゴルフとする訳です。

まあ、やったこともない人間が、勝手に言っているだけなんで、ご容赦を。
笑う門には福来る」ですよ。


 ではでは

BSの二つのチャンネル

 BSの二つのチャンネルから、教育をチョット考えてみた話です。

 

 

BSの二つのチャンネル

 チョット気になってたんですよね、BSの二つのチャンネル。

テレビのBSの電子番組表を見ていると、BSキャンパスexと、BSキャンパスonという、二つのチャンネルが有って、色々と面白そうな番組が並んでいるんですよ。

例えば、今ちょっと番組表を呼び出して見てみても、
 「スペシャル講演「機械は考えることができるか」」
 「生物の進化と多様化の科学」
 「コンピュータの動作と管理」
なんてのが有って、面白そうでしょ。

国語学習の番組も色々とあって、漠然と、BS版のEテレのようなものかなと、思っていました。

詳しい放送スケジュールが知りたいと思って、ネットで調べてみたら、放送大学の放送でした。

放送大学とは

無知とは恐ろしいもので、一瞬、放送大学という名前の放送媒体なのかと思いました。

そんな訳はなく、放送による通信制大学でした。

こんな大学があるとは、知っている人にはそんなことはないでしょうが、私的には結構驚きでした。

放送大学学園法により設置された大学で、所定の単位を取得して卒業すれば、学士の資格も取れ、一般の大学と変わりありません

特別な法律によっているだけに、私立と国立の中間のような存在のようです。(この辺りは、お役所仕事で複雑なようです。)

結構私的には驚きの、特徴があります。
 入学試験は無い。
 学費は、受講する単位分を払う。
 卒業までに必要な費用は、最低で70万6千円。
 最大10年間在籍可能。

特に費用は、1年分ではなくて、卒業に必要な単位を取るのに必要な金額ですよ。

しかも、通信制でありながら、全国に学習センター、サテライトスペースと呼ばれる施設があり、学習、相談等が出来るようになっているようです。
インターネット対応も進んでいるようです。
さらに、施設ごとにサークル活動もあるみたいです。

まあ、学生生活とは何かという事はありますが、人によってはこちらの方がいいんじゃないでしょうか。

小中高も出来ませんかね

 これ、放送の部分だけでも、同じようなものを、小中高レベルで作るのはどうでしょう。

様々な理由で、通常の学校に行けない、行かない人がいる訳で、
その受け皿として、様々な活動が行われています。
その受け皿のベースとして、使えるんじゃないかと思うんですが。

単なるテキストのみではなく、放送を見て学習するように作られるので、教師の必要はない訳です。
法律的にはどうか分かりませんが、学習の補助をするだけなら、教員免許もいらないんじゃないですかね。
当然ですが、一定の教育レベルも担保されます。

通常の学校が、補助教材として使う事も出来ますし。
学習の形態は、それこそ無限に可能だと思うんですが。

学力判定の方法は、一考の必要がありそうです。


 1セット作れば、全国で使えるので、費用対効果もいいと思うのですが。


 ではでは

邪馬台国の記事一覧

これまでに書いた、邪馬台国の記事一覧です、一応内容の順に並べてあります。

 

邪馬台国の場所は、〇〇の何処かだ

「魏志倭人伝」の作者は、なぜ旅程を改ざんしたのか

邪馬台国が7万戸は、いくらなんでも多すぎないか

「魏志倭人伝」の正式名称から分かること

邪馬台国への旅程改ざんの詳細

邪馬台国はどうなってしまったのか

道鏡事件から考える卑弥呼

邪馬台国はここに建てられた

卑弥呼の墓はここだ

広開土王碑における倭と、倭の五王の事績

纏向遺跡は邪馬台国か

邪馬台国東遷説と日本書紀(前編)

邪馬台国東遷説と日本書紀(中編)

邪馬台国東遷説と日本書紀(後編)

魏志倭人伝の里程 - 横から失礼します

私家版シン・ウルトラマン

 製作が発表されたシン・ウルトラマンの私家版、まあ回顧趣味のバカ話です。


真市は、恐れていた。
彼は、海底都市に住んでいた。

それは、数日前に始まった。
彼の働いている海底鉱山を、正体不明の円盤に乗った生物が襲ったのだ。
生物は、2足歩行のエビのような外観であった。

円盤は、なんの前触れもなく、鉱山に襲いかかってきた。

真市は、同僚を助けるために、一人坑道に取り残されてしまった。
もうだめかと思ったとき、光が彼を包み、気が付くと、光を纏った巨人と向き合っていた。

「若者よ、私は、光の国からやって来た者だ。この星の民との古よりの盟約により、勇気ある君に、私の力を与える。」
と言って、巨人は、ペン状の物を、真市に渡した。

「さあ、右手でそれを掲げるのだ」
言われた通りにすると、真市は、自分が坑道を抜け出し、光の巨人として円盤と対峙していることに気が付いた。

真市=巨人が現れると、円盤は逃げ出したので、真市は、後を追おうとした。
「まて、今の私にはエネルギーが無い。今日はここまでだ。」
巨人の声が、真市の頭の中に響き、気が付くと、彼は一人で佇んでいた。
右手には、しっかりとペン状の物が握られていた。

それからである、真市が、働いている鉱山で採取される物を食べるようになったのは。
日に何度か無性に食べたくなるのである。

あれ以来、巨人は何も言ってこなかった。
あの巨人は何だったのか、こんなものを食べる自分はどうなってしまうのか。
真市は、恐れていた。

再び、円盤が襲ってきた。
今度は、海底都市も狙われた。
同時に、地上も、母艦と思しき巨大円盤を中心とする一隊に攻撃を受け、かろうじて科特隊が反撃していた。

「さあ、みんなを守るんだ。掲げろ!」
真市は右手を掲げた。

今回は、円盤たちも逃げようとはしなかった。
真市=巨人は必死に戦った。
円盤たちが退却を始めた。

「今回は逃がさない!」
真市=巨人はどちらからともなく叫んで、追跡した。
そのまま、上空に飛び出した。

「これが、空か」
真市は、地上に上がったことはなかった。

海岸に巨大な生物が出現した。あの円盤にのっていたやつである。
挑発しているのか、ハサミ状の両腕を上げ揺らしながら、
「フォッフォッフォッフォッフォッ」
と声を出していた。

「あれは?」
「バルタン星人だ。私は、彼らを追ってきたのだ。」

真市=巨人はバルタン星人に飛び掛かったが、瞬間移動と、それを応用した分身で捉えどころがない。

「なんだよあれ。」
「彼らは、宇宙忍者とも呼ばれている。それよりも、彼らには弱点がある、スペシウムだ。」
「スペシウム?そうか、それで鉱山を。」
「そうだ、先ず弱点を押さえようとしたんだ。スペシウムは、君たちの鉱山でしか採れないからな。今では、君の中にもあるがな。」
「ああ、たっぷりと食べさせてもらった。」
「さあ、スペシウムの力を開放するぞ。」

真市=巨人は、胸の前で手をクロスさせ叫んだ。
スペシウム光線!」
手からほとばしったエネルギーにより、バルタン星人とその円盤は、次々に燃え上がった。

全てが終わって、真市=巨人は佇んでいた。
人々が集まってきて、手を振り、口々に叫んだ。
「ありがとう、ウルトラマン

ウルトラマン?」
「お前のことだ。」
「俺?違う、俺はウルトラマンなんかじゃない。俺は。そう俺は、ウルトラノンマルトだ!」

俺は、何を守って闘うのか。
真市は、恐れていた。


 私家版シン・ウルトラマン -ノンマルトの勇者- 完


 ここまで、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
信じるか、信じないかは、あなた次第です。


 ではでは

 

邪馬台国東遷説と日本書紀(後編)

 邪馬台国に関しては、東遷説に基づいて、魏志倭人伝から倭の五王まで解釈をしてきましたが、今回は、邪馬台国東遷説から見た、「日本書紀」の対応する部分に関する話(後編)です。

邪馬台国東遷説、ついては、下の記事を、ご覧ください。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

豊臣秀吉朝鮮出兵と広開土王碑における倭

 豊臣秀吉朝鮮出兵は、1592年から1598年に行われました。現代から見ると、約400年前の出来事になります。

 以前の記事で、東遷後に、亡命者の意を汲み、朝鮮半島北部の覇権回復を目的に、半島に進出した事が、広開土王碑に記録されていると考えました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

それが、391年から404年のことです。
これは、「日本書紀」の完成した720年から見れば、約300年前の出来事という事になります。

つまり、当時の人々にとって、400年前後の半島進出は、現代の我々が、豊臣秀吉朝鮮出兵に関して知っているのと少なくとも同程度に、当時の国の規模を考えれば、それ以上に知られていた出来事だったはずです。

神宮皇后と三韓征伐

 という訳で、最終的には高句麗に負けた訳ですが、半島進出に関して、「日本書紀」から外す訳にはいかなかったのだと思います。

そこで、作られたのが、神功皇后三韓征伐の話だったと考えられます。

三韓征伐と言われていますが、実際に攻めたのは新羅のみです。
これは、百済とはほぼ戦っていない、広開土王碑の記述に比較的符合します。

ただ、さすがに高句麗に負けたとは書けずに、高句麗朝貢を約したと、都合のいい表現になっています。

しかし、なぜ、例えば夫の仲哀天皇の事績ではなく、神功皇后なのでしょうか。

卑弥呼神功皇后

 前編で、邪馬台国卑弥呼が出てこない経緯を、考えましたが、

 

yokositu.hatenablog.com

 

日本書紀」の編者にとって、魏志倭人伝もまた、無視出来ないものだったと考えられます。
それは、その内容が、魏志以降の多くの歴史書に引用されているからです。

そこで、三韓征伐を女性の神功皇后の事績とするとともに、時代を魏志倭人伝に合わせ、さらにその治世の記事中に魏志を引用することで、神功皇后卑弥呼の関係を匂わすという、アクロバティックな方法を取ったのです。

一例をWikipediaから引用します

神功皇后摂政39年(239年)
魏志云「明帝景初三年六月 倭女王 遣大夫難斗米等 詣郡 求詣天子朝獻 太守鄧夏 遣吏將送詣京都也」
(訳:魏志によると明帝の景初3年6月、倭の女王は大夫の難升米等を郡(帯方郡)に遣わし天子への朝獻を求め、太守の劉夏は吏將をつけて都に送った)

 引用元:神功皇后 - Wikipedia

 

見てお分かりのように、倭の女王となっており、邪馬台国卑弥呼も出てきません。
出てこないけれども、卑弥呼に相当する女性、神功皇后はいましたよ、と苦しい言い訳ともいえる形に成っている訳です。

いわゆる、玉虫色の決着を図った訳です。

倭の五王

 倭の五王に関しては、「日本書記」に記述はありません

これは、その遣使の内容が、中国の権威を借りることが目的であった事と、魏志倭人伝ほど歴史書に引用されていないことから、無かったことにされたのだと思います。

ただ、応神天皇以降の事績に、呉国とのやり取りが何回か出てきます。

三韓征伐より後の年代ということと、呉国が中国南部を指すと考えられることから、これが、倭の五王に対応するのかもしれません。

ただし、朝貢した事にはなっていません。

  
 神功皇后の話は、よくぞここまで無理くり考えたといった感がありますが、書紀講筵ではどのように説明されたんでしょうね。


 ではでは

 
中編はこちらになります。

 

yokositu.hatenablog.com

 

邪馬台国東遷説と日本書紀(中編)

 邪馬台国に関しては、東遷説に基づいて、魏志倭人伝から倭の五王まで解釈をしてきましたが、今回は、邪馬台国東遷説から見た、「日本書紀」の対応する部分に関する話(中編)です。

邪馬台国東遷説、ついては、下の記事を、ご覧ください。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

国造り、国譲りって、変?

 前編で、神話自体は、全くの創作という訳ではなく、元々九州にあった天孫降臨神話をベースにしたと思う、と書きました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

その中で、国造り、国譲りの話はちょっと変だなと思うんですよね。

国造り、国譲りの話は、ざっくり言うと、大国主(おおくにのぬし、「日本書紀」では大己貴命(おおあなむち))が葦原中国(あしはらなかくに、地上世界)の国造りを完成させ、天照大神(あまてらすおおかみ)などがいる高天原の神が譲りうけたという話です。
国譲りは、葦原中国平定とも言われます。

その後、譲りうけた葦原中国に、天孫降臨することになります。

天孫降臨なのに、降臨する前に、その地を平定するなんておかしいと思いません?
降臨する前に、降臨して平定しているわけですよね。

国造り、国譲りって、何?

 大国主は国造りを行い、出雲まで至った後、残りの国造りを協力しようと申し出た神がいた、それが大三輪(おおみわ)の神です。

大三輪の神が鎮座したのは、三諸山(三輪山でした。
三輪山と言えば、その北西麓に有るのが纏向遺跡です。

これは、出雲地方の王朝が、宗教を含め、大和地方にも勢力を伸ばしたことを示していると思います。
そして、その中心が纏向遺跡の地だった。

纏向遺跡の地に関しては、以前の記事で、東遷した邪馬台国に征服されたと考えました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

つまり、国造り、国譲りは、纏向遺跡の地の征服に関連した事を示しているのだと考えられます。

国造り、国譲りって、禅譲

 とするならば、なぜ神武東征の事績として書かれていないのでしょうか。

出雲は、纏向側が助けを求めたでしようから、当然参戦したはずです。

日本書紀」にも、平定のために派遣した神が、一人目は3年、二人目は8年たっても戻らなかったとの話があるので、長期の争いがあったと考えられます。

この争いで、出雲を完全に征服したのでないことは、大国主が今でも出雲大社に祀られていることから明らかで、何らかの形で停戦協定が結ばれたと考えられます。

また、「出雲風土記」に国譲りの話がないことから考えても、国譲りの実態は、東遷した邪馬台国による纏向遺跡の地の征服だったと考えられます。

纏向遺跡の地の征服と、出雲との停戦協定を、出雲王朝から大和王朝への禅譲だとするために、国造り、国譲りの話を、天孫降臨の前に入れ込んだのだと思います。

それにより、禅譲により国を譲られた後に、子孫の神武天皇が現在の王朝の始祖になったという筋立てにすることが出来、革命による禅譲を世界観とする中国に、正当性を示すことが出来ると考えたのでしょう。


 もっとも、正史の本家である中国には、「ああ禅譲ですね、なるほどね」と、違った意味で了解されたと思うんですけどね。


 ではでは


 

 

邪馬台国東遷説と日本書紀(前編)

 邪馬台国に関しては、東遷説に基づいて、魏志倭人伝から倭の五王まで話をしてきましたが、今回は、邪馬台国東遷説から見た、「日本書紀」の対応する部分に関する話(前編)です。

邪馬台国東遷説については、下の記事を、ご覧ください。

yokositu.hatenablog.com

 

 

紀元2600年

 1940年( 昭和15年)に神武天皇即位紀元2600年を祝って記念行事が行われました。
これは、「日本書紀」の各天皇の即位年を順に遡ることにより、初代神武天皇の即位が、西暦紀元前660年となり、そこから2600年経ったことを記念したものです。

西暦紀元前660年は、中国ではの時代です。
つまり、日本は中国の周と同時代から続く正当な王朝で有ることを示して、朝貢ではなく、対等な関係になることを目指すことが、「日本書紀」が書かれた一つの理由だったと考えられます。

そのため、「日本書紀」は漢文で書かれているのでしょう。

なぜ邪馬台国も、卑弥呼も出てこないのか

 邪馬台国が東遷して大和政権になったと考えたときに、その正史たる日本書紀」に、なぜ邪馬台国も、卑弥呼も出てこないのかが、最大の問題点と言えるでしょう。

それには、上記の「日本書紀」が作られた意図が関係していると、考えています。

中国と対等な関係を目指す意図で作られた歴史書に、五胡十六国の混乱を避けるために、亡命者と共に東遷した国と、その初代女王の話は入れる訳にはいかなかった訳です。

天孫降臨神話

 とは言っても、当時の人々は、大和王朝が九州からやって来たことを、多かれ少なかれ知っている訳です。

一方で、「日本書紀」は国内に向けての、政権としての公式見解でもあった訳です。
その公式見解を作るにあたって、東遷の事実を、無かったことには出来なかったと思われます。

そのために導入されたのが、天孫降臨神話だと考えられます。

九州時代を全て神話とした上で、その神々の子孫である神武天皇が東征して、今の王朝を開いたことにした訳です。

神話自体は、全くの創作という訳ではなく、元々九州にあった天孫降臨神話をベースにしたと思います。
その方が、九州には、高千穂などの伝承地がある訳で、それなりの説得力を付与することが出来、好都合だったのだと考えられます。


 天照大神卑弥呼だというのは、考えすぎではないかと思います。

 

 ではでは

 

 

東京大衆歌謡楽団のファンです

 東京大衆歌謡楽団に関する話です。

 

 

東京大衆歌謡楽団を知っていますか

 東京大衆歌謡楽団というバンドをご存知でしょうか。

昭和初期の流行歌を実演しているバンドなんですが、知らないという人もいると思いますので、先ずは写真をご覧ください。

 

f:id:t_arata:20190726170633j:plain

画像引用元:<M&I>東京大衆歌謡楽団

 

どうですかこの雰囲気。
特に左から二人目、この人がボーカルなんですが、ひょっとしたら戦前からタイムスリップしてきたんじゃないかといった風貌ですよね。

動画もどうぞ

www.youtube.com

さすがに、元歌はリアルタイムでは知らないですけど、なんか懐かしい感じがするんですよね。

東京大衆歌謡楽団について

 2009年にバンジョー無しの3人組ユニットで始まり。
その後メンバーの入れ替わり、加入があり、現在の形に成ったようです。

でなんと、現在のメンバーは、富山出身の4人兄弟だそうです。

ボーカルが一番上で、1983年生まれの今年36歳です。
皆さん、若い。

平成結成のバンドで、あの歌い方はなんなんでしょうか。
最初に聞いた時には、藤山一郎か、東海林太郎かと思って、衝撃的でした。

どうやら、ボーカルの人は、発声の基礎から学んでいるようです。
素晴らしいの一言です。

YouTubeに多くの動画が上がっているので、見てもらえれば分かりますが、街頭でのライブが多いバンドです。
余談ですが、投げ銭が入れられた時の、お辞儀の仕方が何とも言えず好きです。

東京大衆歌謡楽団の番組を

 YouTubeでも結構楽しめるんですが、どうしても街頭でのライブなので、音がもう一つ、特にベースの音はほとんど判らないですよね、などと分かった風なことを思ったりしております。

まあ、ライブに出かけていけばいいという話もあるんですが、なかなか私の住んでいるところからは、おいそれと行ける場所では、開かれていないので。

そこで、東京大衆歌謡楽団の番組を作るのはどうですかねと。

週一30分の番組で、毎回2曲歌ってもらいます。
先ず、一曲目の曲にまつわる話、時代背景などを流した後に一曲目を歌い、後半で同様に2曲目を取り上げて、30分。
もちろん、歌はすべてフルコーラスで。

動画を見れば分かるように、結構引きはあると思いますよ。

それに、一周回って、若者にも新鮮で面白いんじゃないでしょうか。


 比較的音楽番組が多くある、BSの各局の皆様、どうですかね。


 ではでは




 

免許証にICチップ入ってますよね

 ICカード化されている免許証についての話です。

 

 

そういえば暗証番号を決めたっけ

 ちょっと前にネット上で、ICカード化された免許証云々の記事を見て、そういえば、以前の更新の時に、暗証番号を設定したことを思い出しました。

そうなんです、現在の運転免許証にはICチップが入っているんです。

チョット調べたところ、これの目的は、主に偽造防止のためで、表面の偽造は出来ても、ICの偽造は困難なことを利用しているようです。

ICの中には
 氏名、生年月日、免許証交付年月日、有効期限、免許種別
 免許証番号、本籍、顔写真
の、情報が入っているようです。
顔写真のデータも入ってるんですね。

暗証番号は、これらの情報を取り出すために使うものだそうです。

せっかくICカード化されているのだから

 これだけの情報が有れば、完全に機械での個人認証が可能ですよね。

という訳で、免許証そのものを、自動車のキーにしてはどうかと思うのですが。

免許証を、リーダーのような装置にセットすることで、運転が出来るシステムにする訳です。
既存の車に後付けにすることも、それ程難しい事ではないでしょう。

免許証が盗難にあった場合も考えて、顔写真のデータを使った、顔認証のシステムを組み込むことにします。
顔認証を、運転中にランダムなタイミングで行えば、起動のみ別人が行う不正も防げます。

スマホの部品、技術を流用すれば、比較的コストも抑えられると思われます。

免許証をキーにすることにより

 これにより、様々な事が可能になります。

先ず分かりやすいのが、無免許、免許不携帯運転共にあり得ないことになります。

免停に関しても、その旨ICに書き込めば、免停中に運転することは出来なくなります。

最近聞くようになった、免許を返納した人が、車を運転して事故を起こしてしまうような事も、起き得ません。

また、最近検討されていると聞く、運転できる車種を制限する、高齢者向け免許も、車側の装置に車種データを持たせることにより、完全にコントロール可能となります。
余談ですけど、運転できる車種を制限するのは、同じように事故が多いらしい、若者にも必要だと思うのですが。

車側の装置に、運転可能な人間の情報を登録しておくことにより、盗難も難しくなると期待できます。


 ここまで書いてきて、アルコール検知の機能も組み込めば、飲酒運転も防止可能なことに気が付きました。
どうでしょうかね、このアイデア


 ではでは

 

 

犬や猫が、虚空を見つめるのは

 今回は、犬と猫に関する妄想です。

 

 

虚空を見つめる犬と猫

 犬や猫が、何もないところを、じっと見ていることってありますよね。

あれ、一般的には、我々人間に聞こえない周波数の音が聞こえていて、その方向を見ていると、説明されることが多いんですけど、皆さん信じています?

実は、あの行動には、犬と猫の進化にまつわる、重大な謎が関係しているのです。

汎銀河文明による観察

この銀河には、多くの星々の知的生命体からなる汎銀河文明があり、後発の知的生命を観察し、見守る活動をしています。

まあ、銀河パトロールのジャコのような者が、巡回して、滅亡しそうになったりしていたら、密かに助けたりしている訳です。(分からない人は、ググって下さい。)

しかしながら、銀河には億の単位で数えるほどの星があり、見守るべき対象も膨大な数にのぼるために、全てを直接観察することが出来ません。

そのため、知的生命体の発生初期には、観察用のセンサーを設置することが行われます。

地球におけるそのセンサーが、犬と猫なのです。

虚空に向かってデータ送信

 犬と猫は、野生種を人類が飼いならしてペット化したと考えられていますが、本当は、人類が知性を持ち始めたときに、観察センサー用に野生種が改良されたものなのです。

で、毎日の情報から、何が基準かは想像も出来ませんが、必要となるものを見出した時に、あの虚空を見つめる動作が発生するのです。

あれは、観察したデータを、異次元に有る受信装置に向かって、送信しているのです。

もちろん、当の犬、猫は、そんなことは考えていません。
無意識に、自動的に行っているにすぎません。

犬、猫の体のどこにそんなものが有るんだ、と思われたかもしれませんが、その機能部分は、異次元側に有るために、我々には認識できない仕掛けになっています。

受信装置は、送信されたデータを分析しており、必要と判断した場合には、緊急信号を発するようになっている訳です。

なぜ、犬、猫なのか

 なぜ、センサーが犬、猫のような形態なのかは、現在の犬、猫の置かれている状況を見れば明らかです。

地球上のあらゆるといっていい場所に、彼らはいます。
あのホワイトハウスにもいます。

また、よくサミット等の警戒厳重な場所に、どこからか犬、猫が迷い込んだことが、ニュースになることがあります。
その時にも、直ちに排除されるといったことは、あまりないですよね。

そう、彼らは、無意識のうちに全てを観察出来るのです。

我々の多くが、かくも彼らを好きなのは、そのように改良されたからなのです。


 ここまで、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
信じるか、信じないかは、あなた次第です。


 ではでは

ピロティもユニットで

 下の記事で、水害対策として考えた、ピロティ形式の住宅に関しての、話です。

 

yokositu.hatenablog.com

 

 

住居部分はユニットで

 2階以上の住居部分は、下記記事で考えた、標準化されたユニット住宅にします。

 

yokositu.hatenablog.com

 

そうすることにより、一階部分も標準化が可能になります。

1階部分

標準化されたユニットを上に載せることになるので、自動的に柱の数、位置等も、決まることになります。

1階の柱は、地盤補強工事に使用されている、コンクリートパイルや鋼管杭などを、本来の長さ+1階の高さで、1階の高さを残して施工する形はだめですかね。

地盤補強工事の施工の動画などを見ると、専用の重機と2,3人の要員で、施工が可能なようです。
養生等の時間が必要ないことも考え合わせると、コンクリートによる基礎工事に比べ、省力化、施工期間の短縮が期待できます。

残念ながら、私は、強度計算等が出来る訳ではないので、実現可能性に関しては、正直分かりません。

強度的にどうしてもという場合、ユニットの枠のみを一階部分として使うのが現実的かもしれないですね。

より流動的に

 以上のようにすると、基礎部分と住居部分が、完全に分離されることになります。
水害対策という事で、この基礎部分に補助を出すというのはどうでしょうか。

残るは土地という事になりますが、借地権等を利用して、土地は買うものではなく、借りるものという考えにもっていけばどうかと。
地方の、売るに売れなくて困っている、土地の利用も出来るかもしれません。

そうなれば、上記のユニット化の記事でもちょと触れたように、ユニットの設計によっては、引っ越しが、比較的気楽に出来るようになるかもしれません。

もちろん、最小構成から始めることが出来る、ユニット化の特徴もそのまま生かすことが出来ます。

住居に人生を合わせるのでなく、人生に住居を合わせることが出来るようになると思うのですが。


このあたりは、各々の人生観にも関係してくるので、移動しましょうと言っているわけではありませんので、念のため。


 ではでは

 

住宅のコモディティ化

 住宅をコモディティ化すれば、色々と面白いんじゃないかという話です。

 

 

一生に一度の買い物

 住宅は、生活に必要なものにも関わらず、一生に一度の買い物といわれるように、非常に特異な商品と言っていいでしょう。

20代から30代で、1000万単位のお金を、何十年もの期間のローンを組んで購入する、というのは他には考えられないですよね。

しかも、全ライフサイクルを通じて、同じ間取りの住宅に住むわけで、一種の掛けだと思うんですよ。

例えば、車でも、最初から高級車を、多額のローンを組んで買うことはほとんどないと思います。
最初はそれなりの車、なんなら中古車から始めますよね。

それと同じように住宅も出来たら、面白いなと思った訳です。

基本コンセプト

 基本的なコンセプトは、ユニット住宅の基本部分の標準化です。

一部プレハブ系メーカーで実用化されている、工場生産のユニットを現場で組み合わせて建築するタイプのものを、イメージしています。

このタイプのユニットの、サイズ、強度、断熱性能、ライフラインを含めた相互の接続方法等の基本部分を、標準化します。

さらに、最小単位のユニットの種類も標準化します。
例えば、DK、玄関バストイレ、1ルーム、リビング等。

これらを必要に応じて、組み合わせる形にします。
例えば最初は、DK、バストイレ玄関、と1ルームのユニットを組み合わせて、1DKの最小単位の住宅。
これに、1ルームとリビングのユニットを追加して、2LDKにする。
さらに、2階以上も追加出来るようにする。etc

コモディティ化

以上のことを、どこのメーカーのユニットを使っても行えるように、標準化をしてコモディティ化を図ります。
それにより、価格低減が期待できます。

コモディティ化といっても、完全にそうなる訳ではなく、材料、内装等差別化できる部分はいくらでもあり、自動車と同じような感じになるのではないでしょうか。

自動車が、同じ方法で運転して走るという基本性能は標準化されているが、多種多様な車種があるように、住むという基本部分は標準化されているが、その他の機能は様々なものが提供される訳です。

こうすることで、ライフサイクルに応じて、必要な変更を行う形になり、出費を分散でき、無駄な間取りを避けることが可能になります。

ユニット単位での中古市場も出来ることが考えらえます。

設計によっては、引っ越し先に基礎部分さえ用意されていれば、ユニット単位に分解して、中身ごと引っ越すことも可能でしょう。

 

 家は、あくまでも生活の手段であって目的ではない訳で、手段に逆に縛られるのはおかしいと思うんですよね。

 

 ではでは

 

WYSIWYGなプログラミング環境

 こんなプログラミング環境が欲しいという話です。

 

 

コーディングが面倒

 昔仕事で少し、今は趣味で、プログラミングらしきものをやっています。

まあ、趣味でやることなので、仕事でやるときのように、きっちり設計をしてからコーディングなんて事をやることは無くて、思いついたそばからエディタを開いてコーディング、なんて事をやる訳なんですが。

それで、出来上がったソースを実行して、不具合を(無いわけがないので)潰しつつ、思い付きを追加していく。
個人的には、このあたりが面白くて、やっているようなところはありあります。

ただ、元々気が短いというのもあってか、はたまた、年を取ったという事なのか、この最初に実行するまでのコーディングが、最近特に面倒くさく感じるようになったんですね。

コーディングがしたい訳ではなく、結果が見たいんですよ。

WYSIWYGなプログラミング環境

 そこで考えたのが、WYSIWYGなプログラミング環境です。
常に、実行状況を見ながら作り込んでいく形に、出来ないかという事です。

現在では、ほとんどのプログラムはGUIベースなので、通常GUI部分をプログラミングするときには、GUIエディタのようなビジュアルなもので作るかと思います。

このエディタ部分を、そのまま実行環境としたようなものを考えます。
つまり、立ち上げた時点で、GUIエディタのような外見、機能をもったものが表示され、その裏では、メインルーチンのループが回っている形にする訳です。

Hello World!

 実際の流れを、定番の、Hello World!を表示するプログラムで説明したいと思います。

立ち上げた後にGUIエディタ相当の部分に、先ずテキストBOXのようなテキストを表示できるものを、例えばBOX1という名前で配置します。

次に、”Hello World!”と表示されたボタンを配置します。
そのボタンが押された時の動作として
 PRINT BOX1,”Hello World!”
と設定する。

ここで、コンパイル等の操作をすることなく、ボタンを押せば、テキストBOXに、Hello World!が表示されるようにする訳です。

当然、デフォルトでない機能に関しては、関数、サブルーチンなどとして記述できるようにします。
もちろん、ライブラリをインクルードすることも可能にします。


 思いついてから、色々と調べてはいるんですが、そこまでのスキルも才能もないので、このままでは、生きているうちに日の目を見ることはなさそうです。
どなたか、我こそはというスーパープログラマーの方、どうにかなりませんかね。
プロトタイピングツールとしても、面白いんじゃないかと思うんですけど。


  ではでは

 

ゴジラも木の上で夢を見たのか(後編)

 ゴジラは、はたして何から生まれたのか、という妄想(後編)です。

 

 単弓類がゴジラの祖先

 前編で、ペルム紀の単弓類の中の一種が、後にゴジラになるものの祖先でなかったかと考えました。

 

yokositu.hatenablog.com

 

イメージし易くするために、単弓類として比較的知られているディメトロドンの骨格画像と、前編でも載せたゴジラの骨格画像を載せます。

 

ディメトロドン骨格(左)とゴジラ骨格
f:id:t_arata:20190712163912j:plain
f:id:t_arata:20190712093144j:plain

 画像引用元:東海大学社会教育センター  画像引用元:factory : ゴジラ 骨格

どうですか、ゴジラの祖先だと思って見ると、そんな気がしませんか。

背びれの原形と考えられるものも有りますし、頭部の形状も比較的似ているんじゃないでしょうか。

問題は、この単弓類の一種が、どうやって、ペルム紀末と白亜紀末の2度の大絶滅を乗り越えて、現代まで生き延びたのか、しかも発見されること無く、という事です。

大絶滅を乗り越えて

 2度の大絶滅を越えて生き残ったのは、概ね次のような事だったと考えています。

先ず、当該の種が、大陸からある程度離れた位置に有る、現在のガラパゴス諸島のような、島嶼部に進出します。

その中から、ガラパゴスにおける海イグアナのように、海に入るものが現れてきます。

やがて、完全に海の中で生活するものへと進化し、次第に深海へと適応範囲を広げていくものも出て来ます。

そして、深海にとどまったものが、2度の大絶滅を乗り越えたのです。

以上の仮説は、シーラカンスの存在からも、あり得る話だと思います。
シーラカンスとは違って、その生息域の深さから、釣り上げられることもなく、発見されなかったという事でしょう。

同じように深海に進出した三葉虫も生き残り、ゴジラの足に付着することにより、大戸島で、ゴジラの足跡から採取されることになったと考えられます。

そして陸を目指す

 絶滅を生き残ったのち、6000万年以上の歳月を経て、改めて陸を目指して進化するものが現れます。

その途上の種に遭遇したことが、大戸島に古くから伝わる海の怪物「呉爾羅(ゴジラ)」の伝説の基になったと思われます。

そして、放射能の影響で変異し、ゴジラになったのです。

大戸島でゴジラを目撃した山根博士は、「海生爬虫類が陸上獣類に進化する中間生物」と考えましたが、あながち間違っていたとは言えないことになります。

ゴジラは、水底で、陸のことを夢見たのです


ここまで、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
信じるか、信じないかは、あなた次第です。


 ではでは